【令和5年12月23日(土)】
冬休みに入りました。楽しく充実した年末年始になることを祈っています。また、受験生には苦しい季節ですが、どうかがんばってください。歴史的にも最も有名なお坊さんである日蓮の言葉を引用しておきます。
冬は必ず春となる
さて、今日は予定が狂いました。楽譜の残る1冊「夜明けのイソップ物語」が今日フェールマミに届くはずでした。だから嶋田先生は夜中にガンバって5曲目の「夜明けのイソップ物語」をデータ化し、今日はコンピュータを会場に持って行ったのです。
ところが残念ながら、12時までに荷物は届きませんでした。だから楽譜を配るのも「夜明けのイソップ物語」の音取りをするのも、来週30日(土)ということになります。う~ん残念無念。
で、集まったメンバーに「空にかいた12の童話」の中で一度も歌っていない曲に手を上げてください…と聞きました。すると
②もし、国民の祝日休日を決める係になれたら 1人
③もし、太陽になれたら 2人
⑤もし、空になれたら 2人
⑥もし、ぼくのパパになれたら 1人
⑦もし、りんごの木になれたら 1人
⑧もし、物語の主人公のともだちになれたら 4人
⑨もし、天気をきめる一番えらい係になれたら 2人
⑩もし、透明人間になれたら 4人
ということが分かりました。つまり今日集まったメンバーは①アフリカ象…と④魔法使い…と⑪どうぶつ語…は「少なくとも一度は歌ったことがある」というメンバーだったわけです。
結論を記せば、上の8曲をまがりなりにも全部通して歌ったので、今日集まったメンバーは全員が終曲「あこがれ」を以外の11曲を全て一度は歌ったということになります。
これは非常に大きい成果で、先々週も今日もこのように効率よく練習が進むのは「一度でも歌った経験者」がいるからであり、その「経験者」がだんだん増えていくことで次の練習がさらに効率よく進む…という好循環を生み出すわけです。
日本の経済もこのような「好循環」になると良いですね(笑)
歌い終わった後、クイズを出しました。
【問題】1曲目から11曲目まで全て「もし」がついています。では、なぜ12曲目には「もし」がついていないのでしょうか?
この問題は全員に考えてほしいし、全員が答えられなければならない。そうでなければ「空にかいた12の童話」を歌えるようになっても何の意味もありません。
今年は「池辺先生の話」について出し惜しみはしないので、今日、それとなく答えを話しておきました。
それはですね。
1曲目から11曲目までの「もし」がつく曲は、全て「そうなれたら楽しいし」「みんながそうなったら世の中ぜったい良くなるし」「そうなれたら幸せになれる」ものばかりなのですが、
よ~~~っく考えると、
太陽にも空にもりんごの木にも透明人間にも100%絶対になれません。もし、なれたら良いことはマチガイないのですが絶対になれない。でも、なれたらいいな。
そう。いわゆる夢物語。
夢物語ですけれども、ではこの11曲は「どうでも良い曲」なのかと言うとそうではない。
世の中、人間の力では対抗できない「不幸」や「運命」が存在します。東日本大震災がそうですし、新型コロナウイルスだってそうです。あるいは生まれた瞬間にお母さんが死んでしまった子の悲しい運命だってそうです。これらは人間の力では対抗できません。
それらの対抗できない「不幸」や「運命」を破りたい!!!
その願いが11曲続くわけなんです。
これに対して12曲目の「あこがれ」だけは「もし」がついていない。
それはなぜかと言うと、「あこがれ」で歌われる「もの」になることは、ものすごくムズカしくて、そうなるためにはものすごい努力が必要で、そう簡単には絶対になれないのだけれども、でも1億分の1か1兆分の1か、もしかすると1億万兆分の1かもしれないけれど、なれる可能性はゼロではない。
犬やネコやヘビに殴られるかもしれないけれど、
「あこがれ」で歌われる「もの」に「なりたい」と思わない人がいたとしたら、
その人の心には人間の値打ちはなく、
その人の心は犬やネコやヘビ以下…と思うのです。
その、「あこがれ」で歌われる「もの」って何だと思いますか?
それを宿題にしておきます。
嶋田先生は自分が「そうなれない」ことを知っていますが、心の底から「そうなりたい」と願っています。
「あこがれ」で歌われる「もの」って何でしょう?
宿題です。でも、詩を読めばすぐに分かります。
「あこがれ」がどんな曲か、早く聴きたい人は
あこがれ宝南小学校
で検索してください。
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