SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ひらいたひらいた

【令和5年12月9日(土)】
 今日は「三つのわらべうた」の2曲目「ひらいたひらいた」を歌いました。
 「ひらいたひらいた」は小学校1年生の教科書に載っています。ただ載っているだけではなくて、名古屋の小学校で採択(さいたく・教育委員会がこの教科書を使おうと決めること)されている教育出版社の教科書にも、合唱団「空」の写真が掲載されている教育芸術社の教科書にも載っています。全ての教科書会社が「ひらいたひらいた」を載せることを義務づけられています。
 「ひらいたひらいた」は共通教材といって、文部科学省が全ての教科書会社に載せることを義務づけているものです。他の共通教材には
○夕やけこやけ(2年生)
○春の小川(3年生)
○さくらさくら(4年生)
○こいのぼり(5年生)
○ふるさと(6年生)
など、各学年に4曲ずつ定められています。
 第22回定期演奏会で「空」が歌った「小学校で習う文部省唱歌集」の名演奏を思い出します。これはYouTubeに上がっていますから、ぜひもう一度見てくださいませ。

 それはともかく、1年生の教科書に載っていることからも分かるとおり、きわめて単純な短いメロディーが原曲です。
 この単純きわまりないメロディーを素材にして、池辺晋一郎先生が魔術を使うと今日歌ったようなハーモニーが生まれるわけです。驚くべきことだと思いませんか?
 もっと驚くべきことは、先週に引き続いて今日1回の練習で「ひらいたひらいた」を歌いきってしまったことです。楽譜を見てくれれば分かるとおり非常に複雑なアレンジで、これを歌いきることはカンタンではありません。それを全員が全てのパートを一度ずつ歌って、それでもって最初から最後まで通してハーモニーを作ったわけですからね。
 一度この事実を池辺先生にメールで報告しようかな…。

 後半は、「空にかいた12の童話」の楽譜を初めて開くメンバーがいたので、1時間で行けるところまで通してみようと思いました。
 これは練習ではなく、2回目3回目というメンバーは「思い出す」ことが目的で、初めてのメンバーは「どんな曲かを感じる」ことが目的です。だから「どんなに間違えても良いから、とにかく歌ってみろ!」と指示しました。
 全員で上のパートを歌い、下のパートも歌ってから、3回目で上か下かを選んでハーモニーを作る…。単純な方法ですが、上下両方のパートを全員が歌うことによって「和音感覚」を高めるのも大きな目的です。
 歌った曲は1曲目の「もし、アフリカ象の耳よりもっと大きな耳になれたら」から7曲目の「もし、りんごの木になれたら」まで。ブラボーな練習だったと思います。

 ラインでも送りましたが、明日は3回目となる日曜日サポート練習です。
 いつもと同じ9時30分から、フェールマミ第2の3階の会議室で。コンピュータを使って集まったメンバーの歌いたい(知りたい)曲を、ニーズに合わせてサポートします。
 誰が来てもOKです。

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