SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ベロがベロベロベロン

【令和5年10月7日(土)】
 10月に入りました。明日は日曜日。その次の日曜日は新実先生の最後のリハーサルで、その次の日曜日が本番です。残された時間は貴重ですね。みなさん、よろしくお願いします♪
 というわけで、今日は今木先生の最後のリハーサルでした。
 新実先生も今木先生も前日リハがある(21日の土)わけですが、それは音楽業界では「試し演奏の確認演奏」みたいな感じで、「この部分はこんな歌い方で」「その部分はこんな気持ちで」というような練習は今日が最後です。
 嶋田先生は自分の授業を
○子どもが、できないことができるようになり
○子どもが、分からないことが分かるようになり
○子どもが、知らないことが知ることができる
という観点で反省・分析していました。「今のオレの授業で、クラスの子は上の3つがあったのだろうか…?」と振り返ることにしていたものです。
 いわゆる「練習」というものを、上と同じ観点で考えるとすれば、今日の練習と来週の新実先生の練習は、まさに最後の練習です。

 今日の今木先生の練習は、比較的多くのメンバーが集まってくれて非常に効果的なものでしたが、
○音程を決めること
○滑舌をよくすること
という2点について、本当に素晴らしい成果が上がりました♪
 というか、う~ん…。
 嶋田先生が小学校の先生になったのは1983年なのです。その翌年に合唱部を作ったので1984年ですね。ということは嶋田先生が「子どもに合唱を教える」ようになってから今年でちょうど40年目になるわけです。
 その40年間、合唱部はもちろん学年合唱や全校合唱など、いろいろな場面がありました。もちろんその40年間に合唱団「空」も含まれます。
 そしてその40年間に「空」も含めて、
○子どもが、できないことができるようになり
○子どもが、分からないことが分かるようになり
○子どもが、知らないことが知ることができる
そんな練習になるように必死で研究し模索(もさく・いろいろ試すこと)してきました。ピアノを声で鳴らす練習もミミクリーペットを使った練習も、すべてはその研究と模索の成果です。
 その嶋田先生が、今までの40年間で考えもしなかったような方法、思いもよらなかったアイデアが今日の練習にはありました。う~ん、今日の練習でいちばん得をしたのは嶋田先生かもしれません。自分が持っていない武器を新しく知ることができたのですから…。 しかし、やっぱり得をしたのはメンバーでしょうね。
 今日の練習は、嶋田先生が40年かかっても開発できなかった内容でした。それは保証します。がんばってくれたみなさん、ありがとう。

 なに? オレぁ今日の練習に出てたけど、音程は分かるけど、滑舌(かつぜつ)って何だ? 知らんぞい! だと?

 失礼しました。滑舌っていうのはね、読んで字のごとし。「滑」とは「なめらか」。「舌」とはベロのことですよん。
 ようするに、ベロがベロベロベロンっとなめらかに動かないとできないことがあるんざます。
 たとえば「ダバダ ダバダ」という言葉を歌う時、ベロがなめらかに動かないと「ラマラ ラマラ」って聞こえます。ウソだと思ったら試してごらんよ。わざと舌をいいかげんに動かして「ダバダ」と言ってごらんなさい。
 どう?やってみた?どうでしたか?
 今日の練習のこの場面、メンバーに変化が生まれたのは確かです。嶋田先生も教師のハシクレですから、練習前と練習後の「子どもの変化」くらい分かります。って言うか、その「変化」が分からないのなら教師じゃないよ。
 う~ん…。すごかったねぇ…。

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