SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


楽しく元気に笑顔でアフター・クリスマス

【令和3年12月25日(土)】
前日にラインで予告をしておいたとおり、「うたにつばさがあれば」と「わたりどり」を発声練習として使い、その後は定期演奏会の演奏順に曲集「やさしい魚」「われもこう」「ぼくは雲雀」を歌い通しました。
「メリークリスマス」なんて言ってる余裕はなく、小学生と遊んでいるヒマもなく、限られた時間をいかに有効に使うか(メンバーと遊ぶ時間も有効なのですが)、ひたすらそれだけを考えていました。
何と11時に3冊の曲集を歌い終わり、「予定どおり~ィ」と笑いながら休憩に入ったのですが、ゼンゼン予定どおりじゃなかった。アンコールの「このみちゆけば」と「夜と昼」を完全に忘れていました。これを思い出したのは練習を終えて音楽プラザを出てからで、どんなに泣き叫んでも後の祭りです。ごめんなさいね。

休憩の後の後半は、歌っていて気が付いた問題をチェックしていきました。みんな、かなりのレベルで歌ってくれたので、NOチェックの曲が多く、とても良かったと思います。
以下、チェックポイントを整理しておきます。

【感傷的な唄】
P6~7。嶋田先生の指揮がジャマです。「吹くから」の「ふ」、「そう思う前に」の「そ」、「もう足が」の「も」などが少しだけ遅れる。嶋田先生の指揮は正確なのですが(ホントかよ?)動きがオーバーアクションなので、その指揮に合わせているとどうしてもタイミングが遅れる。
だからと言って直前の二分音符を「イチ ニイ」などと数えていてはもっとズレる。ここは拍を数えて正確になるような部分ではなく、一人一人のメンバーが自分の感覚を信じて合わせるしかない。
でもヒントはあります。明日の指揮は作曲者自身です。この部分に関しては世界一正確な指揮です(すごいゼイタクな話だ)。それとピアノ伴奏。目と耳を全力集中で、何とか乗り切ってください。
P9。下段のソプラノとメゾソプラノの「おと」はpのまま柔らかく。P10上段のハミングも同じです。
P14。「陽に光っていた」は感動的なフォルテで。少しテンポが揺れるので、ここは新実先生の指揮に集中しましょう。最後の(Ⅴ)は「ブレスしないで一息で」と指示がありました。
P16。「美しい歌だけが」の直前はノンブレスでつなぐ。チョー感動的なフォルティシモ。

【天使】
P31の歌い出し。ここも嶋田先生の指揮がジャマ。う~ムム~ぅ、嶋田先生の指揮では正確に歌えない…などという指摘が出てきたのは合唱団「空」の歴史の中でも今日のクリスマスが初めてだぜぃ。
P33。「そして天使に ことよせて」は2段階のクレシェンド。
P35の「キズついた天使」のハーモニーはよく聴き合って。下段3小節目のクレシェンドからだんだん口を開けていって「ah」のオープンハミングに持っていきます。

【鳥が】
P46はアルトがメロディーだということを忘れないで。

【やさしい魚】
P52。「剥がれたうろこは銀色に光りながら」の声は、いかにも「痛そう」で「ツラそう」で「やさしい魚の痛み」を表す歌声でした。それはそれで素晴らしい表現力だと思いましたが、ここはもっと明るく美しく。なぜなら痛いのは「魚」だけで、ここは「魚」の「愛」と「やさしさ」と「思いやり」が虹色の光となって世界中に降り注ぐ情景だからです。
P54も同じです。「剥がれた」の繰り返しは、「痛みの繰り返し」ではなく、「愛が降り注ぐ繰り返し」です。
この部分に新実先生から「もっと痛そうに」などと指摘があったら「スミマセン。愛が降り注ぐように…と指導しました」と嶋田先生が白状します。

【薔薇のゆくえ】
P4のソプラノのハーモニーを確認しました。上手でした。

【忘れ雪】
「薔薇のゆくえ」でも同じですが、自分のパートだけがメロディーだ…と思ったらメロディー以外の他のパートよりも少し強めに。全ての曲に同じことが言えます。
やはり全ての曲に言えますが、V(ブレス)が無い曲では4小節のまとまりを感じて息継ぎをしてください。

【火の粉】
最後に「オーレー」と叫びます。元気よくバーンと叫んでください。

【われもこう】
8小節ごとのまとまりになっています。つまり
「あの色だけならば暗すぎる すすきの道をふさぐわれもこう」で8小節
「風のままゆれ霧のたびぬれ さびついたとびらをつくる毬」で8小節
「にわかに秋の日 かがやく深いくれない」で8小節
「遠くでうろこ雲たずねてる エジプトそだちの紅を見たか」で8小節
となっていて、それぞれ一番最後にrit(ゆっくり)が付いている。それ以外のところでユックリにならない。
4連目の「エジプトそだちの紅を見たか」は最後なので2回rit(ゆっくり)が付いているのがカッコいいです。

【卒業】
「薔薇のゆくえ」と同じで「自分のパートだけがメロディーだ…」と思うところだらけなので、メロディー以外の他のパートよりも少し強めに。

【ぼくは雲雀】
手拍子は覚悟を決めましょう。失敗してもOKです。失敗を気にしてヘナヘナした拍手よりも、思い切ってパシッとした拍手の方がカッコいい。打ちそこなっても「あちゃ~」なんて思う必要はありません。思い切ってブチかましてください。「そのように指導しました」と新実先生に言います。

他にもあったかも知れませんが、小さなことにこだわらないで、楽しく元気に笑顔でアフター・クリスマスを楽しみましょう。
明日が楽しみです。
よろしくネ♪

Comments are closed.