SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


準備 準備…

【令和3年12月18日(土)】
今日も「うたにつばさがあれば」と「わたりどり」からスタート。発声練習です。
「うたにつばさがあれば」は一番最後の「あのこに伝えたい あのこに伝えたい」の部分をハーモニーを作らないで全員でメロディーを歌いました。2番の「お空に飛ばしたい お空に飛ばしたい」も同じように…です。
これはなぜかと言うと、本番のステージの上で(つまり1月23日の朝に)、楽譜通りのハーモニーを作る人とメロディーを歌う人を決めるからです。
これは実際の本番を歌う人数、パートのバランス、当日の体調(つまり大勢いたとしてもカゼ気味の人が多くて声が出ないとか)、そして何よりもホールの響き具合いを実際に聴いてみて、ベストのバランスを決めるためです。
何度も定期演奏会で歌っているベテランメンバーはナットク済みのことで、何でもかんでも楽譜通りに歌えば良いというわけではなく、ハーモニーの中からメロディーがクリアに聴こえるようにする工夫が必要です。
本番の日の朝に決めるので、イキナリ言われて戸惑わないようにネ…というわけ。
「わたりどり」もキレイにハモりました。

今日は「白いうた青いうた」を中心に練習したいと思っていたので、曲集「やさしい魚」は楽譜を見て歌うパターンと見ないで歌うパターンを5曲ともやっただけです。ただしP35の「キズついた天使のハーモニー」とP54の「はがれた はがれた」の繰り返しは何度か確認しました。ややこしい部分をピンポイントで押さえて自信を深めてもらおうと思っていたわけです。

「白いうた青いうた」でも同じですが、やはり楽譜を見ないで歌う方が声が伸びます。自分で歌っていても分からないかもしれませんが、確かに伸びが違う。立って歌えばさらに声が伸びることでしょうが2時間ずっと立ちっぱなしではツカレるから逆効果です。立って歌うのはホントに必要な時と本番だけにしておきます。

楽譜を見ないで歌うためには、自分の心の中から音楽が流れ出るようにしなくてはならない。そのために楽譜を見て歌う(確認する)ことは必要です。だから楽譜を見て歌うパターンと見ないで歌うパターンを繰り返すわけです。

10月31日の練習で新実先生が言われた指示は、もちろんメモしてありますが、そのメモをもとに嶋田先生が「ああだっただろう こうだっただろう」と繰り返すことは、できるだけしないようにしています。

なぜかと言うと、新実先生の指示はみなさん自身が聞いていたことだし、みなさん自身が自分の声で新実先生の指示に近づいていったわけで、それを嶋田先生の感覚で「ああだっただろう」と再現しようとするのは良くないと思う。
もちろんプラスもあるでしょうがマイナスもあります。新実先生の感覚と嶋田先生の感覚は違うからです。

それよりも、みんなが12月26日に(あるいは1月23日の本番で)新実先生の手や表情をよく見ながら瞬時に表現を作り上げることができる「対応力」を育てておきたい。育てておくべきだと思います。その対応は楽譜を見ながらではダメで、極端に言うと新実先生と同じように呼吸をしていなくてはならない。
音楽っていうものは、指揮者(あるいはピアニスト)が心の中から迸った(ほとばしった)表現を合唱団に投げ掛け、それに対応した合唱団が自分の心の中から新たな表現を迸らせる。それが音楽です。

こんなレベルの話をソラノートに書くことは初めてで、みなさんは今、このことを書けば分かってくれて実行できるレベルにあると思います。
だから書く。そしてひたすら何度も何度も繰り返して歌い、みんなの中に音楽を沁み込ませておく。新実先生に対応して音楽をつくることができるように準備をしているわけです。

この方法で曲集「われもこう」までは全曲を歌うことができました。でも時間が足りなかった。2回ずつ歌っているだけでもけっこう密度の濃い歌い方をしているので、みんなも疲れたかもしれません。でも全ては12月26日のためです。曲集「ぼくは雲雀」をカバーできなかったことは嶋田先生の責任です。

午後、父母総会がありました。
1月23日の第25回定期演奏会は通常通りの客入れ開催で実行することが決まりました。チケットや招待状を可能な限り配りまくって、一人でも多くの方々に聴いていただけるように頑張りましょう。
それから、令和4年10月23日(日)の第26回定期演奏会の後、令和4年12月4日(日)と12月18日(日)に行われる大中恩メモリアルフェスティバルへの参加が承認されました。大中先生生誕100年という記念のコンサートでもあります。
12月4日(日)は東海市芸術劇場大ホール 12月18日(日)は名古屋市芸術創造センターでの2回開催です。
合唱団「空」の他、東海メールクワイアーと東海主婦のコーラス連盟の参加が決まっていて、全部で130人の合同演奏の指揮は新実徳英先生。ピアノは内匠慧先生です。
合同曲は「バスの歌」「サッちゃん」「おとなマーチ」「くもさん」「バナナを食べる時のうた」「いぬのおまわりさん」「おなかのへるうた」「ドロップスのうた」の8曲。
あと、合唱団「空」だけで1ステージ歌うのですが、曲目は何にしましょうかねぇ…。悩みますねぇ。

というわけで、令和4年はコンサートだけでも4回あるという、ものすごく楽しい年になります。

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