SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


新生「空」のスタート

【令和3年4月10日(土)】
令和3年度に入りました。
新実徳英先生をお迎えする定期演奏会に向けて新しいプロジェクトが始まります。
そして江川智沙穂先生をお迎えして新生「空」のスタートです。
さらに新しい仲間を新入団員として迎え、この上もなく嬉しいスタートとなりました。
みなさん、よろしくお願いいたします。
まずは、新しいメンバーを迎えた時の自己紹介コーナーからですが、今日は江川先生をお迎えしたこともあって少し詳しく話してもらいました。自分がどんな人間なのかを伝え、また相手がどんな人なのか、分かり合い絆を深める最初の一歩です。こういう大切なことがあるので、なるべく遅刻はしないようにしましょうね。

さて、午後の父母総会で決まったことが非常に大切ですので、先に共通理解を深めることにします。

まずは5月4日(火・祝)のイオン熱田コンサートについて。
これはピアノがなく、電子ピアノは使っても良いけど会場にはないので誰かの家から持ってこなくてはなりません。
歌う曲は8曲。「あめふりくまのこ」「地球はひまわり」「歌の広場」「おはよう太陽」はコンピュータで作ったピアノ音源を使います。あとは歌集「歌はともだち」の中から「エーデルワイス」と「茶つみ」と「ふるさと」を無伴奏で歌います。残りの1曲は「ゆうやけこやけ」。これは「歌はともだち」に載っていないのでコピー譜を配りました。
この8曲です。
話がきた時は「30分のステージを1回」とのことでしたが、さまざまな事情で11時から12時までの1時間を担当することとなりました。ですから11:00~11:25までで1回目を終え、メンバーはいったん舞台裏に引っ込んで水でも飲んで11:35~12:00まで同じプログラムで2回目を歌います。
団員募集のチラシを配る時間が2倍に増えて「空」にとっては有利になりました(笑)。みなさん、力を貸してくださいね。

次に6月の愛知県合唱連盟合唱祭です。これは12日(土)の午後にエントリーします。
今回の合唱祭は無観客開催で、しかし歌う合唱団はみんな会場で聴いていますから、いつもの合唱祭と観客数は変わらないイメージです。いつもとゼンゼン違うのはYouTubeになる「ビデオ参加」があるということ。会場へ行ってステージで歌うのか、ビデオで歌っているところを撮影して送るのか、選択に迫られました。
結論はステージ参加です。みんなステージで歌いたいでしょう?なのでそうすることにしました。でも、会場に着いたら集まったメンバーは5人でした…なんてことになったらカッコ悪いので、みなさん、力を貸してくださいね。
歌う曲は2曲。曲集「ぼくは雲雀」の中から「ぼくは雲雀」と「ライオンとお茶を」にしました。

これで第25回定期演奏会までの楽譜が決まりました。
◯「ねむれないおおかみ」
◯「イルカの翼」
◯「われもこう」
◯「ぼくは雲雀」
◯「やさしい魚」
◯「歌はともだち」
この6冊です。持っていない人・まだもらっていない人は申し出てくださいね。こういうことは絶対に自分で申し出ることが大切です。先生が気付くまで黙って待っていてはダメですよ(笑)。

共通理解の最後は「ぼくは雲雀」の楽譜について。
この楽譜は音楽之友社から出版されていたのですが今は「絶版」と言って印刷されていません。もちろん店頭にもありません(このことを嶋田先生は知りませんでした)。
そんな時、ふつうは「受注印刷」を頼むんです。カワイ出版なら頼めばカンタンに受注印刷してくれます。ところが音楽之友社は基本的に「受注印刷」もしないと言う。まぁ会社の経営戦略ですから文句は言えません。
文句は言わないけれども楽譜がなけりゃ歌えません。「ぼくは雲雀」を第25回定期演奏会で歌おうと決めたのは新実先生です。みんなで歌いたい曲集について投票した結果、「火の山の子守歌」「南海譜」「ぼくは雲雀」が同点だったので新実先生に相談したんです。
そこで音楽之友社の東京本社に電話をした。営業部に電話がつながりました。
「ぼくは雲雀」を歌うと決めたのは新実先生なんですぅ~。
そのステージは新実先生ご自身が指揮をしてくださるんですぅ~。
「空」のホームページで演奏会の日時も新実先生が指揮者というのも公開済みなんですぅ~。
だから印刷してほしいんですぅ~。
とお願いしました。ズウズウシイことにかけては日本一の教師でしたから。
営業部の坂下さんは営業部長に相談してくださり、本社の中で会議の議案にしてくださいました。この坂下さんの努力で今回40部の印刷が決まったわけです。坂下さん!ありがとう!!!
だけど2割引きができない。嶋田先生の楽譜注文の窓口は栄のカワイ名古屋ショップなのですが、今回はカワイ出版ではなく他社の出版物で、しかも特別な受注印刷。ゆえに割引きがありません。ご了解くださいませ。
「ぼくは雲雀」は来週配ります。

さて本題。今日の練習についてです。
新生「空」のスタートとして、今日は音楽の原点に帰ろうと思っていました。音楽の原点とは何か。それは音楽の本質は「遊び」だということです。遊びながら声を出す。遊びながら歌をうたう。遊びなんですよ、音楽っていうのは。
だから遊びながら声を出してもらった。タカラトミーアーツという会社の「ミミクリーペット おしゃべりハムスター」というオモチャを持っていきました。
この「おしゃべりハムスター」は音をキャッチしてそれをオウム返しでしゃべる…というスグレモノで、こいつに向かって「茶つみ」を歌うわけなんですね。
声を出す。そこで大切なことは「相手を意識する」ということです。合唱の場合(朗読でもアナウンサーでも同じですが)必ず聞く相手がいるということです。相手に届かなければ、相手に聞こえなければ意味がないのです。
楽譜を見ながら下を向いて蚊の鳴くような声で「な~つも~ち~かづ~く~」なんてやっても「おしゃべりハムスター」は反応してくれません。今日は少なくとも全員が「ハムスター」を見て歌いました。つまり前を向いて声を出した。もっと言うと「ハムスター」を意識して歌ったということで、こいつが何よりも大切なんです。声の方向性を意識するっていうことです。
「おしゃべりハムスター」は来週も持っていきます。もっと反応させるようにガンバリましょう。
ただ、先生が心配していることは、今ごろ親に「あれ買ってぇ~」なんて言っている子がいたら困るなぁ…ということです。

続いて「ゆうやけこやけ」。これはアップテンポでリズムカルに歌いました。速く歌えば時間のセツヤクになるからです。ソプラノ・メゾソプラノ・アルトと三つのパートを全部ロック調でテンポアップして歌いました。本当は踊りながら歌おうと思っていたのですが、いきなり踊り出してはビックリするかと思って踊るのは止めました。
音が分かったら今度はユックリ歌います。つまり本来のステージで歌うテンポで。その時はハーモニーをよく聴きながらデリケートに歌いました。短い時間で遊びながらソプラノ・メゾソプラノ・アルトの全てのパートを全員が歌いました。
こういう練習を積み上げることで「自分はどのパートが向いているか」自分で考えることができるようになります。そういう力をつけましょう。これも合唱の原点です。

あと「エーデルワイス」もソプラノ・アルトの両方を全員で一通り歌いました。歌うことができたことを報告しておきます。

実は今日は「ミミクリーペット おしゃべりハムスター」の他にKORGクロマティック・チューナーという秘密兵器を持っていたのですが、「おしゃべりハムスター」と3曲を歌い通したことで時間がなくて、カバンの中に入れっぱなしになってしまいました。
クロマティックチューナーは最強の秘密兵器です。来週は使いたいです。
ではまた来週。フェールマミでお会いしましょう。

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