SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


史上初の共生のハーモニーが「コタンの歌」に新しい生命を吹き込む

【令和3年4月3日(土)】
なぜ今日の午後のリハーサルを録音する手配をしなかったのでしょう。
帰宅した嶋田先生の正直な第1番の感想であり反省です。
しまったなぁ。今日の録音があったら良い記念になったのに。誰かにお願いしておけばヨカッタなぁ…。

東海メールクワイアーの鈴木副会長は「一度で良いから「コタンの歌」を歌ってみたかった。40年間の願いが叶いました」と言っておられました。
嶋田先生も同じです。「コタンの歌」の楽譜を買ったのは40年前でした。レコードも同時に手に入れました。大学3年生の時です。
1998年に初めて湯山先生に来ていただいて、それから何回のご指導を受けたことか。でも一度も「コタンの歌」を合唱団「空」で歌おうと思ったことはありませんでした。
プログラムにも書きましたが、日本の少年少女合唱団が数ある中で「コタンの歌」を歌った少年少女合唱団の話を聞いたことはありません。合唱団「空」にも歌わせようと思ったことはなかったのです。湯山先生はいろいろなことを教えてくださり、そしていっぱい「空」をホメてくださいました。
湯山先生からいくらホメられても、「空」に「コタンの歌」は無理だ…と思っていました。
なぜか。
みんなの先輩がナマケていたわけではありません。その理由はただ一つ、混声合唱だったからです。
楽譜に湯山先生ご自身が書いておられます。
「大編成から中編成までの混声合唱団がこの曲の対象であるが、もうひとつの利用方法として、女声合唱団と男声合唱団のジョイントリサイタル(協力していっしょにやる演奏会)や合同演奏などに利用していただくと効果的だとおもう。」
「空」との合同演奏をお願いするのなら東海メールクワイアーしかありません。「コタンの歌」を歌いこなせる男声合唱団となると中部地方では東海メールクワイアーしかありません。
しかし、東海メールクワイアーの重厚な響きに「空」が対抗できるだろうか…。答えはNOでした。

24回目の定期演奏会となりますが、今の「空」なら東海メールが60人来ても大丈夫…という思いは「サウンドオブミュージック」から「海と祭りと花の歌」につながる「空」の独特の響きにありました。
そこに東海メールクワイアーのスケジュールがドンピシャに合うという幸運が重なって、NOサインがGOサインになりました。

ところがコロナの不幸が襲ってきて苦しい練習が続きました。「空」も東海メールも全ての所属メンバーで臨むことは不可能という状況をコロナの魔手が作り上げました。
この魔手によって日本中の有力な合唱団が解散の憂き目にあっているのです。
フルメンバーで歌えない。そのことは返す返す(かえすがえす)も残念でなりません。
しかし、今日の響きは「しまったなぁ。今日の録音があったら良い記念になったのに」というレベルでした。嶋田先生がそう反省するほどの演奏でした。
みんな、ありがとう。
東海メールの皆さん、ありがとう。
浜田先生、ありがとう。
そして指導スタッフや父母会のみなさん、ありがとう。
合唱の神様、ありがとう。
大感謝です。よくぞここまで高まってくれた。

今日の演奏の録音は残っていませんが、明日はもっと力のこもった演奏になるのでしょうね。明日はキチンと録音を取ります。映像もね。
よろしくお願いします。力を貸してください。
作曲されて50年に当たる節目に、史上初となる少年少女合唱団と男声合唱団による共生のハーモニーが「コタンの歌」に新しい生命を吹き込むことになります。
よろしくお願いします。力を貸してくださいね。

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