SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


仲間さえいればいつでもどこでも

【令和3年3月20日(土)】
今日は久しぶりの音楽プラザ、しかも大リハーサル室での練習だったので広いしグランドピアノもあるし、本当ならいろいろ工夫した面白い練習ができるのですが、嶋田先生が10時30分で早引きせねばならず残念でした。ごめんなさいね。
早引きしたのは教え子の結婚式があって招待されていたからです。もう教え子の結婚式に出席することは死ぬまでないと思い、「空」も大事な時期でしたが1月に浜田先生・恒川先生に相談して練習をお願いすることとしました。

練習のスタートは「白いうた青いうた」から「卒業」にしました。この曲のメロディーは(53曲ともそうですが)非常に美しいので、道を歩いていてもお風呂に入っていても自然にくちびるから溢れてくる…そんなふうにメンバーの心に沁みついてくれるといいなぁって思います。
だからハーモニーは作らずに、正真正銘メロディーを3番まで歌っただけです。今日の防御担当者もCDを聴けばメロディーはすぐに分かります。
この「卒業」という曲はメロディーがあまりにも美しいために歌詞のことが頭からすっ飛んでしまう恐れがあります。これは悪い意味ではなく、実際に1番がそうであるように「ラララ…」でも「ルルル…」でも気持ちよく歌えてしまう「曲の力」があります。分かりやすく言うと、どんな歌詞でも気持ちよく歌えてしまうという「メロディーの力」があるのです。
ですが歌詞がある。大切なことはその歌詞によって歌い方が変わるし声も変わるということです。
だから他の合唱団はいざ知らず、合唱団「空」には歌詞のイメージを膨らませてほしい。今の段階なら「膨らませておいてほしい」かな。時間は十分にあります。少なくとも折り紙で紙飛行機を折って校庭で飛ばしたよっていう話ではありません。

その次は「コタンの歌」を全部通しました。何回も何回も「10000回間違えても良いからね」と言いました。明日が東海メールクワイアーとの合同練習ですが、一度決めた方針はブレません。その方針とは「思いを込めた表現を練り上げるのは4月3日に全てを賭ける」という方針です。誰一人、防御担当者を置き去りにしない。
だから今日も先週も先々週も、音程の確認と歌詞の確認に集中し、表現については極力触れませんでした。だから防御担当者も楽譜とCDで音程と歌詞さえ頭に入れておいてくれれば、4月3日の前日リハーサルでは防御担当者と攻撃担当者とが同じ土俵に立てます。

申し訳ないけれど、嶋田先生は本質的に「学校の先生」であり、入院して長期欠席していた子が退院して登校できるようになった時に、その最初の日に「どんな授業をどう組むか」を考えちゃうんです。平成15年だったと思いますが、5年生の担任だった時に中津川野外教育があって、熱があって参加できなかった男の子が一人いました。帰ってきてから図工の時間に「中津川の思い出」といった絵を描いたり、作文を書いたり、調べたことや体験したことをまとめて新聞にしたり、そんな授業を組むことがよくあると思いますが、平成15年はそういう授業をいっさいしませんでした。授業で中津川を取り上げることも話題にすることもいっさいしませんでした。その男の子が一人、置いてきぼりになってしまうからです。
合唱団「空」でも基本的には同じです。明日は東海メールクワイアーという相手がありますから、ある程度の表現に言及することはあるかと思いますが、基本的な方針は変わりません。全ては4月3日であり、明日は(今日も)そのための準備です。
この「思い」を汲み取っていただけると嬉しいです。

嶋田先生が早引きした後、「地球はひまわり」「歌の広場」「おはよう太陽」の元気が出る童謡3曲と「あめふりくまのこ」「大漁」を確認してくれたと思います。音楽が「自分のもの」になっていると仲間さえいればいつでもどこでも歌える曲になります。この5曲が「空」のメンバーにとってそんな曲になってくれるといいなぁと思います。

父母会総務の方からメールが回っていますが5月4日に熱田イオンでのミニコンサートがあります。ここはやはり「地球はひまわり」「歌の広場」「おはよう太陽」「あめふりくまのこ」を中心にプログラムを組むことが効果的かつ効率的かな。
「大漁」をどうするか、これについては意見をください。
それから4曲だけでは足りません。
「茶つみ」「夏の思い出」「ふるさと」みたいな路線でいくか、あるいは
「気球にのってどこまでも」「手のひらを太陽に」「ビリーブ」みたいな路線でいくか、
はたまた嶋田先生の思いつかないような路線を組み立てるか、これはメンバーからの意見を求めたいです。
考えなければならないことは
◯買い物をしながら歩いている人が思わず足を止めるような曲であること
◯練習時間が4/10、4/17日、4/24、5/1の4回であること
この二つです。

よろしくお願いいたします。明日はできるだけの努力を結集して、集中して乗り切りましょう。力を貸してくださいね。

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