SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


準備を全員で努力しましょう

【令和3年2月6日(土)】
今日は「白いうた青いうた」から練習を始めました。というのはですね、アンケートの結果が3集が同点という結果となり、困ってしまってワンワンワワンと鳴いた後、新実先生に相談したのです。以下にメールの内容を記します。

新実徳英先生
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
10月から「空」ホームページ団員専用エリア(団員以外聴けません)に「白いうた青いうた」全曲を聴ける環境を整え、1月末を〆切にアンケートを取りました。結果は以下のとおりです。
曲集「われもこう」   12票
曲集「火の山の子守歌」 10票
曲集「南海譜」     10票
曲集「ぼくは雲雀」   10票
「1・2・3集から14曲」4票
曲集「はたおりむし」  2票
2集を選ぶので「われもこう」を1ステージは良いとして、残りの1集をどうするか…。嶋田が決めることは簡単ですが、「われもこう」に対比する曲集は何がベターか、ここは新実先生に相談させていただきたく思います。新実先生にしか分からない曲集の色というか相性のようなものがあろうかと思いますので、お考えをご教示ください。
それにしても、このような接戦(?)になろうとは思いもよらないことでした(笑)。
ちなみに「やさしい魚」は楽譜を購入配布し、少しずつ練習を始めております。

嶋田さま
接戦というのは子どもたちが迷い悩んだ結果でしょうね。
いろんなことを伝えたいのですが、ここは一つ、子どもたちの弾ける空間を作るべく〈ぼくは雲雀〉にしませんか。小物打楽器もあちこちに配する、といったやり方で。
いかがでしょうか。
新実徳英

新実徳英先生
ありがとうございます。
明日、さっそく楽譜を発注いたします。
ご指導よろしくお願いいたします。

と、このような流れで決定しました。
「白いうた青いうた」は53曲全て、メロディーの音楽です。メロディーを自信を持って歌えることが何よりも大切です。メロディーを歌えない、あるいは知らない状態でパートを決めてハーモニーを作る練習をしたって何の意味もありません。
だから、例年この時期に行っている「耳を鍛える」「正確な音を取る」「メロディー大切にする」という練習にピッタリなのです。
この考えにしたがって今日は
「われもこう」「なぎさ道」「卒業」「ぼくは雲雀」
この4曲を、徹底的にメロディー中心で歌いました。
この練習に約1時間を投入しています。参加できなかったメンバーもぜひHPの団員専用エリアの参考音源を聴いてみてください。楽譜を見ながら参考音源を聴けば欠席したことにはなりません。立派に練習したことになります。
しかし、思うところあって、「われもこう」では部分的にハーモニーを作りました。みんなに配ってある印刷楽譜のP15です。
P15の3小節目から10小節目、歌詞で言うと「にわかに秋の日 輝く深い紅」の部分です。ここはソプラノもメゾソプラノもアルトも、みんなメロディーになっていて、その三つのメロディーが重なった時にゼツミョーなハーモニーを生み出すからです。だからメロディーの練習とハーモニーの練習が同時にできる。すばらしい部分です。
P15の2段目は楽譜を見ただけでも「輝く」「深い」「紅」という歌詞が美しく絡み合っていることが分かります。ちなみに東海メールクワイアーで「われもこう」を歌った時、嶋田先生のパート(セカンドテナー)はメゾソプラノのラインでしたが、嶋田先生はそれがメロディーだと思っていました。実はソプラノのラインがメロディーなのですが、それに気付いたのは最近です。「われもこう」を歌ったのは2000年でしたから約20年もの間、どこがメロディーだか間違って覚えていたことになります(涙)。
それから詩のイメージをいろいろ伝えましたが、これはユックリと膨らませていきましょう。

最後に30分の時間が余るように工夫をして練習を組み立てました。そして最後の30分で「コタンの歌」を通しました。これは来週もそうするつもりです。
先週「地に足が着いた表現」を目指そうとして、かなり深い表現を要求し、そして成果を上げました。
しかし、その深い表現を追求すればするほど、いわゆる「攻撃担当メンバー」と「防御担当メンバー」との間に経験値の差が生まれてしまいます。
漢字でも計算でも、クラスの中で経験値の差を過大に生み出すことは良い学級経営とは言えません。これは嶋田先生の信念です。だから緊急事態宣言が出ている間(練習への参加を自粛するメンバーがいる間)は「コタンの歌」は最後の30分で1回だけ通す…という練習にします。
だからねぇ、ひとつだけお願い。「攻撃担当メンバー」と「防御担当メンバー」もCDを聴いて、歌詞だけは全部覚えておいてくださいね。
そして宣言が解除されて全員が揃ったら、ここ一番、乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負をしましょう。その準備を全員で努力しましょう。
よろしくお願いしますネ。

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