SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


一人で歌うことの大切さ

【令和3年1月16日(土)】
愛知県にも緊急事態宣言が出されて心配が続いています。受験生は大変な状況ですね。42年前、初めて行われた共通一次試験を受けた嶋田先生としては、試験会場の様子もよく覚えていますし、その緊張感も覚えています。その上のコロナ対策ですから、想像することもできないプレッシャーがあることでしょう。まだ明日があります。心からエールを送ります。平常心で。ね。

緊急事態宣言が出されたものの、春の時と大きく違うことは、ホールでのイベントOK、音楽プラザの使用もOK、そこで合唱をしてもOK…ということです。もちろん十分な感染対策を施しての話ですが、「空」も東海メールもその対策は万全です。
学校では部活動もOKです。ようするに不要不急の外出と多人数での会食に対する宣言と言っても良いでしょう。
みなさんも同じでしょうが嶋田先生も普段は外出をほとんどしません。コンビニに買い物に行くのと三重県の父親の家に行くくらいで、あとは東海メールと「空」の練習です。外出はそれだけ。これは学校へ行くのと部活動に行くのと同じレベルですね。

今日はウレシイことに見学者がありました。だから…と言うわけではありませんが、「あめふりくまのこ」を歌って聴いてもらいました。
その練習はけっこうレベルの高いもので、楽譜を見ないで一人ずつ歌ってもらいました。気を付けることは音程で、歌詞はマチガッても良いことにしました。一番歌詞を間違えたのは誰あろう嶋田先生です。まぁ、歌詞を間違える子はいませんでしたけれども、声が小さくて表現が縮んでいる子はいました。声が小さいということはいろいろな原因がありますが、その大きな原因の一つに「歌詞に十分な自信がない」ということがあります。結果、間違えないで歌えたとしても、
①絶対の自信があって100回歌っても間違えない
というレベルと
②何とか最後まで間違えないでたどり着くことができた
というレベルでは大きく違います。①も②も100点なのですが、同じ100点でも意味は全く違います。
「あめふりくまのこ」のような曲では、ぜひ①になってほしいな…と思います。これは無理な注文ではないと思うし、みんなも①になった方が楽しいと思うのです。
ただし、嶋田先生が気を付けてみんなの声を聴いていたのは音程です。全員が一人で、1番から5番まで全部歌ったわけですから、自分でも自分の音程を確認することができたことでしょう。たまにはこのような練習も良いですし、原点に立ち返ったこのような練習が必要かつ効果的なものであることは間違いないところです。
見学の子はどう感じてくれたのかな。また来週も来てくれると良いですね。
続いて「おはよう太陽」も歌いました。これは一人で歌うことはしませんでしたが、ハーモニーの確認に重点を置きました。パートの人数バランスが悪かったのですが、よくハモりました。一人一人が正確な音程で歌っているからです。

後半は「カエルの子守歌」から始めました。今日は「カエルの子守歌」に一点集中したと言っても良いでしょう。
9小節目から20小節目までのフレーズ、これは37小節目から48小節目のフレーズと全く同じ音程です。リズムや歌詞は違いますけれども音程は同じだからハーモニーも同じ。
71小節目から78小節目に3回目の同じフレーズが出てきたと思ったら、最後のアルトの音だけが違う。アルトの音はレではなくドになっています。これで前の2回はレファラのハーモニーでしたが3回目はドファラのハーモニーになる。この変化を味わいたいですね。
それから「空」全員で共通理解しておきたいことがあります。それはP81の33~34小節目です。
33小節目は全員同じです。ここはソプラノとアルトの女子は「レレレレ ラ♭シー」と歌ってください。メゾソプラノとアルトの男子で「レレレレ ラーー」と歌います。
34小節目は
ソプラノ   「ラララ ミファー」
メゾソプラノ 「ラララ ミーー」
アルト女子  「ラララ ラ♭シー」
アルト男子  「ラララ ラーー」
と、このように処理しましょう。そのように共通理解しておいて、その上で本番でマゼコゼになっても構わない。ミかファか、あるいはラか♭シか、その音程さえ守ってくれればマゼコゼでも良いのです。ただ「どうすりゃ良いのさ」と迷わないために、上のように役割分担だけはしておきます。
最後の40分で「コタンの歌」を全曲通しました。今度こそは「船漕ぎ歌」から「カエルの子守歌」まで8曲全部を歌い通しました。楽譜から目が離れる部分もかなり増えてきて頼もしく思いました。大感謝です。

来週23日に、もう一度「コタンの歌」を確認し、翌日24日(日)には東海メールクワイアーとの合同練習に臨みます。合同練習に漕ぎつけるまでに11か月かかりました。誰も悪くない、みんなコロナのせいですが、11か月温め続けたパワーを思い切りぶつけてください。責任は嶋田先生が取ります。
なお、24日の練習会場の芸術創造センターリハーサル室は200名入れる大ホールです。仮に「空」と東海メールクワイアーが全員参加したとしてもMax60人ですから、一人一人の間隔を前後左右2メートル離すことが可能です。当日は嶋田先生がそのようにイスを並べます。
「密」に対する対策はバッチリ。これにマスク着用に手指消毒に検温に参加者名簿での参加者確認は「空」よりも東海メールの方がキビシイくらいです。
もし、感染対策で「土曜日と日曜日とレンチャンで行くのは不安だなぁ」という心配があるのなら、日曜日の方を優先してください。日曜日に参加するために土曜日を自粛すると言うのなら、それはアリだと思います。それで土曜日の参加者がゼロになったら、ちょっと寂しいですが仕方がないと嶋田先生は思っています。

明日の日曜日、その東海メールクワイアーは「コタンの歌」を練習します。午後から昭和生涯学習センターで。「コタンの歌」の楽譜だけを持ってくるように…との連絡が回っていて、他の曲は練習しません。
がんばってきますね。
受験生のみんなも、がんばってね。

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