SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


もう一つの「始まって以来」

【11月16日(土)】
先ほど公開した「空ノート」に重要な内容を落としましたので追加報告いたします。
第23回定期演奏会は、みなさんの努力と協力によって大成功となりました。非常に安定した生き生きとした表現でミスは皆無、レベルの高い演奏ができたと思います。
さて、合唱団「空」始まって以来の「ゲスト不在のコンサート」となったことは何度も記したとおりですが、実はもう一つの「始まって以来」がありました。
それは打ち上げパーティーの席上でした。11月16日(土)は嶋田先生と恒川先生の学校はともに学芸会があり、高倉先生もスケジュールの都合で欠席の予定です。つまりスタッフはピアノの浜田先生だけになってしまうことは以前から分かっていました。パーティーが進む中、4人で話し合った結果、「演奏会はベストの結果も出たことだし、16日は「お疲れ休み」ということにしましょう。走りっぱなしの「空」だから無理して練習するよりも、たまには休んでエネルギーを養うのも良いかもね」ということになりました。
で、嶋田先生がマイクを取り、「業務連絡です。16日の練習は休みにします」と発言したことは子どもも父母も全員が聞いていた事実です。思いもかけないことは次の瞬間に起こりました。なんと「イヤだ」という発言がメンバーから飛び出したのです。「先生たちがいなくても私たちが練習する。小さい子をカバーします」という趣旨でした。
急遽、4人のスタッフで再び話し合い、高校生メンバーに練習を任せることとしました。仮に練習の進行にブレーキがかかるようなことがあっても、浜田先生がいればサポートし軌道修正することができるはずです。大中先生追悼コンサートも近いし、そのコンサートの合同合唱曲の音取りが進むのは非常にありがたい…との判断でした。
で、嶋田先生がマイクを取り、「業務連絡です。16日の練習は予定通り行います」と発言したことは子どもも父母も全員が聞いていた事実です。
プログラムに記しましたが、指導者に「この曲を歌いたい」と進言してくるメンバーがいて「白いうた青いうた」のステージが実現したのですが、その「空」をもってしても指導者が協議の末に出した「休みます」という結論を翻させる(ひるがえさせる)高校生は合唱団「空」始まって以来の出現です(笑)。
浜田先生からの報告によると、小学校の学芸会・展覧会(だから嶋田先生も休まざるを得なかった)やそろそろ期末テスト前ということもあり、決して多くはない参加者であったとのことですが、4人の高校生が最初から最後までシッカリと練習を切り回してくれたとのことでした。「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」「草原の別れ」の音取りを非常に丁寧に進めてくれたとのことです。返す刀で「海の若者」と「秋の女よ」のソプラノメロディーをさらったとのこと。すごい効率ですね。
浜田先生の言葉を借りれば「良い雰囲気で充実した練習ができたと思います」ということで、集まってくれたメンバーと4人の高校生に大感謝です。
ただの「大感謝」ではなく、24年に及ぶ合唱団「空」の歴史の中で、始まって以来の「指導者不在」の練習を、メンバー自身の手で切り抜けた「歴史的な1ページ」であったことを報告しておきます。
みんな、ありがとう。

Comments are closed.