SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ガンガンいきましょう

今日は久しぶりに「音を聴く」という練習から始めました。ドを聴いてミを出す…という例の練習です。
全員でこれをやると、ほぼパーフェクトです。本当に正確です。しかし、嶋田先生の40年以上に及ぶ(六年生の時に合唱部に入って今日まで)合唱経験は分かっているのです。「全員でできる」ということと「一人一人ができる」ということは違うということを。
だから、一人一人に音を出してもらいました。ドを聴いてミを出すことは参加した全員をクリアさせることができましたが、パッと一瞬で取れるわけではなく、迷いはあるようです。ましてやドを聴いてファを出す、ドを聴いてソを出す、いっぱいバージョンがありますから、少しずつトレーニングしていく必要があります。
そして、もう何年もこのトレーニングに取り組んでいる高校生や中学生には課題を出しておきました。それは「ドを聴いて♯ファを出す」という究極のレベルです。
これができる人は少ないです。東海メールクワイアーでも多くはいないでしょう。白状すれば、嶋田先生も完璧にこなす自信はありません。
まあ言いたかったことは、どこまで行っても上のレベルがあるということです。これは嶋田先生だって同じことですし、「オレは上手いんだ」などと思ってしまった人は、そこで進歩が終わるということです。

さて、曲の練習は、復習ということで「ちゃっちゃ茶畑」と「うなぎの子守唄」をやりました。短い時間でよく歌ってくれて感謝です。
後半は「さくらえびの海」の初めての音取り。ちょっと丁寧にやり過ぎて、さすがに最後まで通すことはできませんでしたが、よく歌ってくれました。

願わくば、もうちょっと荒っぽく歌ってほしいな。デリケートな表現の練習ではなく、音を取ることと声の伸びを高めることが目的なのですから、もっとガンガン声を出してほしい。間違えたっていいのです。
まあ、注意深く正確に音を出そうとする、そこが合唱団「空」の良い特質なのですけれどもね。
来週もガンガンいきましょう。

Comments are closed.