SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


全曲を通す(つもりだった)♪ 次年度第23回演奏会の骨格

【9月15日(土)】
今日も「どの曲を歌えば効率が良いかなぁ」と考えながら音楽プラザに向かっていましたが、練習開始の30分前に「見学者が来場」とのメールが入り、「都合により今日の見学は1時間程度」とのことでしたので、第1ステージから第4ステージまでの全ての曲を結果がどうなろうとも通すという方針を決めました。
第1ステージは「文部省唱歌集」であり第2ステージは「サウンド・オヴ・ミュージック」です。これらの曲なら必ず見学の子もそのお母さんも知っているはずで、「空」の練習に親しみを持ってもらえる…という確信があったからです。
同時に「ねむれないおおかみ」も「向日葵の歌」も通すことで、今日の練習に参加してくれたメンバーにも必ず有益な確認ができるものと考えました。
練習会場に集まったメンバーに「どうか気楽に歌ってください。何かをすごくレベルアップするというのではなく、表現方法を練り上げるというのでもなく、とにかく全部のステージの全部の曲をひととおり通すこと。これが今日のポイントです」と確認し、「夕やけこやけ」からスタート。
「サウンドオブミュージック」では次のような点で学級会(?)を開きました。
☆1曲目の「グレゴリオ聖歌」の先唱(ソロ)は合宿で確認したとおりで良いか?
選択肢は、①嶋田先生が歌う ②恒川さんあるいは高倉さんにお願いする ③高校生の希望者で歌う ④合宿で確認したとおり高校生が力を合わせて歌う この4つです。
嶋田先生としては先唱は一人で歌うものなので、そして少人数になる緊張感と「そろえなければ」という「空」メンバーの本能が合わさって消極的な歌声になるのではないか…という心配があり、ために①②③の「誰かが一人で歌う」という選択肢を提供したわけなのです。
結果は④になりました。これはこれで賢明な判断です。何よりも、メンバーが主体的な考えと希望に基づいて決定したことが大切で、嶋田先生の誘導が全く入っていないということが大きい。
高校生のメンバーは、絶対に「そろえよう」などと思わずに伸び伸びと歌ってください。上からも下からも、右からも左からも天使の声が聞こえてくる。その天使の声に人々が合わせて歌う…というムードを出したいのです。
天使の声です。そろえる必要は絶対にありません。
次の議題は
☆「ドレミの歌」と「エーデルワイス」は全て日本語で良いか?
選択肢は、①全て日本語で歌う ②後半(2番)を英語で歌う この2つです。この議題については小学生と中学1年生までに決定権(手を上げる権利)があるものとしました。
なぜかというと、学校での英語の成績はいざ知らず、高校生の英語の理解度と小学生のそれとでは格段の違いがあるからです。小学生が「自信が無い」と思っているのに、高校生が自分の理解度から判断して一票を投じるのは問題があります。で、小学生+中1の判断に委ねた。
結果は②になりました。この決定により、「ドレミの歌」はP43から英語になり、「エーデルワイス」はピアノが入ってくるP62の練習番号Bから英語になります。
いずれの場合も、採決の時は嶋田先生は別室に避難しており、誰がどちらに手を上げたかは全く知らない。いっさいの誘導がない、これが肝心です。
担任の先生だったころ、給食のシュークリームやアイスクリームに余りが出た時、あるいは係やクラブ活動や委員会活動の希望者が重なった時、ジャンケンで決めていました。当事者同士のジャンケンではなく先生との勝負です。
嶋田先生は子どもたちに背を向け、黒板の方を向いて手だけ上に上げる。「ジャーン、ケーン、ホイ」と声を掛ける。希望者はグーかチョキかパーを出します。で、「みんな、ちゃんと出してるかぁ?」と聞いて「うん、出してるよ」と確認してから、ワンテンポ遅らせて先生が「じゃあ、こうだ」とグーかチョキかパーを出す。勝った子は残って負けた子は座ります。
この方法は、誰が何を出しているか、先生は知らなくてもクラス全員が知っています。だから絶対に後出しジャンケンみたいな不正ができない。先生に対してではなく、クラスやチームの中で不正や不公平をしない。ここのところが教育ではイチバン大切なことなのですよ。
なぁ~んてことをやっている間に、見学者の子はタイムリミットになったのかな。いつの間にか姿が見えなくなりました。来週も来てくれるといいな。入ってほしいな、と心から願っています。

アンコールの練習を終えて11時になり休憩。その後「向日葵の歌」を全部歌い、「ねむれないおおかみ」は6曲目の「こんぺいとう」まで行きました。つまり「こわれたすいどう」「地球はひまわり」「コンコンクシャンのうた」「夏の日」「赤い風船とんだ」「いま生きる子どもマーチ」の6曲には手が届きませんでしたが、あとは全てひととおり歌ったことになります。広く浅く…と言われればそれまでですが、ものすごい効率の良さでした。途中で嶋田先生が「向日葵の歌」についての詩の説明などをしなければ、全部行けたかも知れません。
しかも、それぞれの曲について、何度も繰り返して練習する必要があるような大きなダメージは無く(細かいことを言い出せばキリがありませんよ。その細かい部分は次回に心がけます)、そこそこ良い演奏ができています。頼もしく思いました。
ありがとう。

午後、父母総会がありました。湯山先生がリハーサルにお見えになるのは10月の27日(土)と28日(日)。前日を除けばこの1回です。ずいぶん前からこのスケジュールは開示してありますので、欠席のないようにご配慮ください。とお願いしました。

それから日程は決まっていませんが、第23回定期演奏会について次のような案を示し、了解されました。
☆オリジナルステージ
【さくら伝説】
「さくらさくら」今回歌った日本古謡
「さくら」森山直太朗(この曲については嶋田先生も考察中)
「さくら」中田喜直
「さくら散る」多田武彦

【白いうた青いうた】新実徳英
「南海譜」「盲導犬S」「あしたうまれる」「ちいさな法螺」「ライオンとお茶を」などプラス「鳥が」

☆湯山先生作品
【合唱組曲「海と祭りと花の歌」】神奈川県・相模の歴史と風景を歌った名曲。湯山先生の10番目の合唱組曲。「空」では初チャレンジとなります。

【童謡曲集「イルカの翼」】全12曲を歌いたいですが、セレクトするのも考えています。

もちろん今の段階では案です。湯山先生の了解を取り付ける必要があります。嶋田が湯山先生に接触する前に、ご意見あれば聞かせてください。

今日もみんなから幸せをもらいました。本当にありがとう。

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