SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


嶋田先生が一番やらなきゃいかんこと

【令和3年8月14日(土)】
お盆の真っ最中なのですが練習を続けました。
合唱部をやっていた時もそうでした。そこしかお仕事を休めない父さん母さんなら家族でお出かけできるのもそこしかない。だから練習に来られる人たちでガンバって、みんなが揃った時に少しでもカバーし合えるようにしよう…。というのが合唱部時代の先生の主張でした。ある年などは8月31日まで休みなく練習したこともあります。お盆に限らず、メンバーは変わりばんこに旅行に出かけたり、じいちゃん・ばあちゃんの家に出かけたりします。お互いにお互いのいない日をカバーし合おう…という気質が、結果的に宝南小学校のレベルをアップすることにつながりました。
来週から日帰り合宿が始まり、その最終日(22日)に新実先生をお迎えするのですから、練習は白熱しました。ノンビリ行こうぜ…などとは言っていられません。
まずは先週・先々週にいなくて今日は参加できたメンバーのために曲集「われもこう」を通します。この曲集はもう何週間も続けて通して歌っていますから、1週間に1回しか歌っていなくてもかなり響くようになってきました。表現に関する指示はいっさい出しません。思い通りに好きなように歌い通せばOKと言ったのですが、それでもビミョーに「空」独特の表現が生まれつつあります。これは一人一人が「こう歌いたい」という思いを持っている証拠で、とても頼もしいことです。今日は「こう歌いたい」という思いが当然バラバラなのですが、それを日帰り合宿で嶋田先生が整理します。そして最後に新実先生が来て「このように作曲したのはこういうわけだから、このように表現しましょう」となる。名古屋弁で言えば「ドエリャーおもしれえ練習になるナモ」っちゅう話になるがや。
続いて曲集「ぼくは雲雀」に入り、「自転車でにげる」「ふたりで」「なぎさ道」「あしたうまれる」までを通しました。ここまでの12曲が復習です。
「ちいさな法螺」からが本格的な練習です。この曲は、言葉をキレイに(お客さんに伝わるように)歌うことよりも、言葉を勢いよくエネルギッシュに発音することの方が大切です。その結果、「歯磨き忘れたと長い面しかめておった」という歌詞が「はみ」「ガキ(悪ガキのガキ)」「わす」「レタっと」「なが」「イツラ」「鹿め」「てオッタ」みたいに聴こえても良い。
外国の人が「わたっク しわ2 ほん語オ べん キョーし ていマっす。みなっさ ンよろッシ クおねが いっしマス」と自己紹介するような感じで良い。そうなっても良いからエネルギッシュに発音しましょう。
P39は和音です。各パートの動きはムズカシクありません。ここは一転してきれいなハーモニーを作る部分です。35~36小節目と42~43小節目はリズムに注意しましょう。
「ぼくは雲雀」は6月の合唱祭で歌う予定でしたから久しぶりに歌いましたが大丈夫です。1番「英語は苦手さ」から「麦畑」まではソプラノとアルトで交互に歌い、手拍子でお互いに支え合う形になっています。ここは全員で両方とも全部歌えるようにしましょう。つまり全員で全部歌って、全員で全部手拍子をするのです。
そのようにしておいて、本番では楽譜どおりに分かれて歌います。間違いなくそうなります。
手拍子をしていて歌わない部分は実は歌わないのではなく、オリンピックの陸上競技で「位置について。よーい」と構える時の、ピストルが鳴った瞬間に全力でスタートする直前の準備に似ています。
つまり会場のお客さんから見ると、右と左から変わりばんこに「全力スタートの声」が聴こえるような、そんな感じです。
みなさんはヒバリが鳴いている草原(麦畑)に行ったことはないと思いますが、ヒバリという鳥はパッと飛び上がって空のものすごく高いところへ上ってゆきながら鳴くのです。本当に、麦畑のあちらから飛び立ち、こちらから飛び立ち、またあちらから別のヒバリが飛び立って、みぃんな高く高く空へ上っていきます。ホントだぜ。じいちゃんやばあちゃんに聞いてごらんよ。先生は実際に見たから間違いありません。
そんな感じが出したい音楽です。
「わらべが丘」は、これまた打って変わったステキなハーモニーの音楽ですね。この曲の感じをソラノートのような作文で表そうというのは無理な話です。歌詞の意味は別にアップしますから読んでみてください。ただ、「たどるばかり」「まわるばかり」が「たどる」「バカ」「りー」とか「まわる」「バカ」「りー」などと聴こえないように注意しましょう。
「ライオンとお茶を」も合唱祭の予定曲でした。歌詞の意味は別のアップを読んでおいてください。

「ちいさな法螺」「ぼくは雲雀」「わらべが丘」「ライオンとお茶を」を整理して練習した後で、曲集「やさしい魚」の「感傷的な唄」と「ジョギングの唄」を復習で1回通しました。感心したのは「ジョギングの唄」で、先週はバラバラだったので少し細かく練習をし直したのですが、今日は非常にエネルギッシュな歌声が響いたことです。「感傷的な唄」の変則7拍子にもだいぶ慣れてきました。やっぱり1回ずつでも毎回歌っておくって有効なんだなぁ…と、みんなのおかげで改めてそう思いました。大感謝です。
残り20分。「天使」を細かく練習するのは初めてです。今日は「天使」と「やさしい魚」を全部やろうと思っていたのですが、授業がヘタクソで「天使」のP31とP32しか歌えませんでした。時間の使い方がヘタクソでした。ごめんなさい。しかしその2ページは美しくハモることができて良かったと思います。
歌詞についてはこの後で今日アップしますから、ぜひ読んでおいてください。

業務連絡です。中日新聞の社会部の松野記者(すごい美人です!!!!)が取材に来てくださいます。その日を21日(土)だとメールで連絡しましたが、日帰り合宿初日の20日(金)11時30分からに変更になりました。歌っている(練習している)ところを写真に撮ったりビデオに録ったりなさいます。新聞に載るからね。だから初日(20日)はちゃんと顔を洗って髪の毛にクシを入れて来てくださいネ。
なに?「おミャーが一番やらにゃァいかんことだろうが…」だと? わかったよゥ。先生もそうしますゥ。
合宿よろしくね。

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