カテゴリー: 練習日記

  • 合唱祭ありがとうございました。

    【令和4年6月11日(土)】
    今日は嬉しいことに見学の子を迎えての練習でした。本当ならメンバーの中に入ってもらって「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などをいっしょに歌えると良かったのですが、午後から合唱祭の本番だったので4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」に特化した練習となっていて入ってもらうことができず、すごく残念でした。
    そのかわり、「空」の真剣な(いつも真剣ですが)取り組みを見てもらい、力強いハーモニーを聴いてもらうことができました。
    また気楽な気持ちで練習に来てくれると良いなぁ…と思っています。

    今日は集まってくるメンバーが全員 合唱祭に参加する子なので、3時間後の本番に向けての練習をしました。発声練習もしましたが、それは何度も繰り返すことで「その子の声の響きを高める」発声練習ではなく、3時間後にノドの調子が良くなることを狙った「今日だけの響きを整える」発声練習でした。
    しかし表現については違います。今日の午前中の練習と、その練習によってできあがった午後の本番での表現は、全部10月23日の定期演奏会での表現につながるものです。6月の時点で今日の表現ができていれば10月の定期演奏会ではもっと素晴らしくなることでしょう。そんな演奏をすることができたことを報告しておきます。

    表現についての方向性は先週・先々週のソラノートに記しましたからそちらを参照してください。
    一言で言えば(書けば)「力強く決然とエネルギッシュに歌う」ということです。「やわらかく・やさしく・あたたかく」ではなく「エネルギッシュに・力強く・パワフルに」ですね。そんな4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」にしましょう。
    ですが音楽はいろいろな表現があって良い。第26回定期演奏会では第1ステージが終わった後に特別アンコールとして4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」をアカペラ(無伴奏)で歌います。
    その時には「天使のような響きとハーモニーで」歌いましょう…と今日、予告をしておきました。

    さて「エネルギッシュに・力強く・パワフルに」歌おうとチャレンジした今日の4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」でしたが、まずは目標を達成したと言って良いと思います。
    特に音程は正確で、その結果生まれるハーモニーも安定していました。ピアニシモからフォルティシモまでの声の響きも美しかったと思います。
    今日(6月)の時点での課題は、もう少し歌詞がクリアに(鮮明に)聴こえると良かったかな…ということと、声が指揮者のところに届いていて会場のいちばん奥まで届いていたかな…ということでしょう。

    この原因はハッキリしています。二つあります。
    一つ目は第25回定期演奏会の後で新実先生から指摘されたとおり発声を磨くことです。これは嶋田先生が発声練習を工夫すれば解決する問題ですから、これからの6月7月8月9月で支援していきたいと思っています。
    二つ目は英語の問題。たとえば
    トゥ シング スルー ザ ナィト ラィカ ラーク フー イズ ラーニン トゥ プレィ
    と歌う時に楽譜を見なくては歌えないわけで、小学生メンバーには相当なハンディキャップであることは分かっています。
    この部分が「歌いたい 夜の間もずっと」「祈ることを学ぶヒバリみたいに」という意味に結びついていない。小学生メンバーには相当なハンディキャップであることは分かっています。
    つまり、まだまだ「自分の歌」になっておらず「自分の言葉」になっていないのです。
    だから声が縮んでいて会場の後ろまで届かない…ことになります。

    小学生メンバーやモチロン中学生メンバーをも支援するために、楽譜には読み方だけではなく意味も書き、練習の時にも何度も説明しました。
    だけどね、今日の(6月の)時点でメンバーが英語を全部覚えて暗譜して歌えるようになるなどとは、嶋田先生も思っていません。だから合唱祭では最初から「楽譜を持って歌うのが当然」として練習を進めていました。みんなも最初からそのつもりでいたでしょう?
    だから今日の二つ目の課題「英語」は嶋田先生にもメンバーにも折り込み済みの結果であって、べつにタマゲルこともないし悲しむこともありません。当然の結果です。
    今日の練習の中でもメンバーに言いました。
    「今日はドンドン失敗すりゃ良いんだよ」
    「今、集中して表現する。それが大事。その結果、本番で歌ってるとき危ないって思ったらメロディーを歌えば良いんだよ」
    とね。

    問題はここからです。
    今の状態は当然としても、10月までこの状態が続くとは思っていません。
    マィ ハート ウィル ビー ブレス ウィズ ザ サウンド オヴ ミュージック

    私の心はサウンド オヴ ミュージックに(音楽に調べに)祝福される
    という意味でみんなの心の中でつながった時、歌詞はクリアに(鮮明に)なり、声は会場のいちばん奥まで届きます。

    おっと、もう一つ報告。忘れるところだった。
    11時からの後半の練習では「私のお気に入り」を歌いました。ピアノで出した音を聴いてすぐに歌う。この繰り返しで全員が全部のパートを歌いハモらせる。この方法で最初から最後まで歌うことができました。
    このスピードは速い。耳が育っているからです。

    最後に、今日の合唱祭では25回連続出場の表彰を受けました。
    今日のステージに立ってくれた全てのメンバーと、引率してくださった父母会のみなさんと、25年間の先輩たちと、応援してくださる全ての方々に、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

    さあ、来週からもがんばりましょう♪♪♪

  • 準備完了 11日に全力で

    【令和4年6月4日(土)】
    先週のノートに書いたように、今日は来週11日(土)の合唱祭本番の練習に向けての準備をしました。
    何しろ今日も運動会あり全校出校日あり、月曜日火曜日に中間テストの学校もありでメンバーが全員そろうことは望めません。
    しかし結論を書くと、今日集まってくれたメンバーの力を借りて、かなり迫真(はくしん・真実に迫ること)の表現を作ることができました。11日1回だけの準備は整いました。

    4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」はパッと聴いただけの印象は「さわやかで」「やさしくて」「あたたかくて」「やわらかくて」「ゆったりした」そんなイメージが残るかもしれません。
    しかし音楽の構造を読み解いていくと「情熱的で」「エネルギッシュで」「決然とした自分の生き方を示す」音楽であることが分かります。
    どう分かるのか、それは今日のメンバーにも言いましたが、11日に全員で共通理解しましょう。文字で書いて説明しようとするとものすごく長くなるし、そもそも文章で伝えられるとは思えません。
    しかし、楽譜を見たりあるいは音取り音源を聴いたりして、少しでも準備をしてくれる子がいるのなら、その子のためにヒントを書いておくことは必要でしょう。

    ○長い音符の時、ただ伸ばすだけではなくリズミカルに伸ばすこと
    たとえば The hills are alive の alive は、のんべんだらりと3拍伸ばすだけではなく、その3拍の間に生き生きとした躍動感を感じられるようにしましょう。music も sung も years も heart も、みんな同じです。
    考えてみるとこれらは「生きる」「音楽」「歌われる」「歳月」「心」など、みんな大切なキーワードです。
    ○同じメロディーが繰り返される時は後になるほどワクワク感が高まるように
    先週も書きましたが
    ①マイ ハート ウァン トゥ ビート ラィク ザ ウィング オヴ ザ バーヅ …
    ②マイ ハート ウァン トゥ サィ ラィク ア チャイム ザッ フラィズ …
    ③トゥ ラフ ラィク ア ブロック ウェン イッ トゥリッ プァン ファル…
    ④トゥ シング スルー ザ ナィト ラィカ ラーク フー イズ ラーニン トゥ プレィ
    は①よりは②が膨らみ、②よりは③が高まり、③よりは④が感動的になるように表現しましょう。
    ○このうちの②では フラィズ でrit(ゆっくり)します。いや、ritではなくmolto espress.(たっぷりと情感を込めて)の方が良いかな。
    ○歌詞の最後の sing once more は、できるだけ息継ぎなしで
    なぜなら一番大切な言葉だからです。

    今日のメンバーはこの4つのポイントを一生懸命に表現しようとがんばってくれました。ちょっと期待が持てる響きでした。ここに9人か10人のメンバーが加わるわけですから、11日の練習が楽しみです。
    よろしくね。

    後半は何と「だって」を歌いました。初めて練習する曲です。今日のメンバーの顔ぶれを見ると「だって」を歌うと面白くなりそうな予感がしたからです。
    そう。今日「だって」をやってみた目的は「面白い曲だと感じてくれれば良い」と設定しました。
    最初の部分「ぶったって けったって いったってたってーー」を見るとソプラノの音は4つですがメゾソプラノとアルトの音は3つしかありません。
    その次の「ぶったって けったって いててのてってーーー」などは
    ソプラノは シララ シララ ラシシラ シ ドーーー
    メゾソプラノは ソファファ ソファファ ファソソファ ソ ♭ラーーー
    アルトは レドド レドド ドレレド レ ♭ミーーー
    という具合で3つしか音がない。
    すなわち音取りはきわめてカンタンで単純きわまりない構造です。
    しかし「だって」という曲は、おそらく「空」のメンバーが一度も経験したことのない不思議な感じの音楽だと思います。もっとカンタンに言えば「むずかしそうだな」と感じる音楽だと思う。
    何が不思議か何がムズカシイかと言うと、それはリズムとスピード感ですね。
    そもそも5/8拍子とはなんぞや??
    心臓が動くのは1拍子ですが、まあだから人間は足が2本あるし、2拍子とか3拍子とか4拍子とかっていうのは人間が「安心感」を感じる拍子です。
    5/8拍子で動く心臓なんて無いし、足は5本じゃないので、人間が不安を感じる拍子です。その不安定な拍子に乗って歌われるのがメチャクチャ面白い歌詞で、この不安定な拍子と面白い歌詞の組み合わせが「だって」の世界。
    とりあえず、まがりなりにも最後まで通して歌ってしまいました。
    ついでに最後の10分で「いるか」も歌ってみました。
    「こんなふうに歌うんだよ」と言えばそのとおりに歌ってくれるので、ものすごく密度の濃い10分間でした。

    合唱祭が終わったら「ことばあそびうた」に本気になって取り組みましょう。楽しみなことです。

  • 今日の歌声を土台に合唱祭へGO

    【令和5月28日(土)】
    今日、運動会だったメンバーは大変だったでしょうね。暑かったからね~。熱中症になった友達はいませんでしたか?
    来週からテストが始まるメンバーはがんばってください。「空」で培った(つちかった)集中力をもってすれば効率的にクリアできることと思います。

    さて、今日は「音楽の木」を一回歌った後、4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の準備をしました。
    準備というのは、来週の4日(土)と合唱祭当日11日(土)の2回の練習で4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の表現を共通理解しようと思っているからです。
    今日集まることができたメンバーを中心に、力強い表現を作ることができれば良いなぁ…と思っています。

    今日のメンバーに言ったこと、つまり4日と11日に作りたい表現は、4回同じメロディーが繰り返される部分の表現です。分かりやすく番号をつけますと
    ①マイ ハート ウァン トゥ ビート ラィク ザ ウィング オヴ ザ バーヅ …
    ②マイ ハート ウァン トゥ サィ ラィク ア チャイム ザッ フラィズ …
    ③トゥ ラフ ラィク ア ブロック ウェン イッ トゥリッ プァン ファル…
    ④トゥ シング スルー ザ ナィト ラィカ ラーク フー イズ ラーニン トゥ プレィ
    という4つの部分。
    このうち①と③はメロディーも和音も全く同じ(歌詞が違うだけ)なのです。②はフラィズの部分などが少し違います。
    ④はかなり違いますがこれは次へつながるからです。
    いずれにしても、この4回の繰り返しが同じように聴こえるようではイケナイ。①よりは②、②よりは③の方が音楽が膨らんでいくように、あるいは感動が高まっていくように表現したいものです。

    具体的には②のフラィズで音楽が一瞬立ち止まるように。
    フラィズは「翔る」。ここで一瞬立ち止まって「えっ、どこから?」と思わせておいて「風に乗って教会から」と言い切るわけです。
    そう言い切ることで③のワクワク感が高まる。①と③は同じメロディーと和音ですがワクワク感はゼンゼン違います。
    ③で高まったワクワク感が④のトゥ シング スルー ザ ナィトにつながって爆発する。爆発すると言うよりも「光になって大空に拡がる」という感じかな。
    ちなみにトゥ シング スルー ザ ナィトは「一晩中歌いたい!」です。「どんなふうに?」かと言うとラィカ ラーク「雲雀のように」であり、その雲雀はフー イズ ラーニン トゥ プレィ「祈ることを学ぶ雲雀」です。
    つまり「私は一晩中歌いたい!祈ることを学んでいる雲雀のように!!」という表現が頂点。
    そのように頂点を作っておいて、アィ ゴー トゥ ザ ヒルズ「私は丘にのぼる」「私の心がさみしい時に」のリフレイン(音楽のメインテーマ)にもどるわけで、最初のリフレインと最後のリフレインでは音楽の膨らみが全く違う。
    この立体感を「空」の歌声として響かせたいなぁ♪
    協力をお願いします♪

    ちなみにアカペラ(無伴奏)で歌う時にはここに記した表現とは全く違う表現になります。

    後半は「すべての山に登れ」を歌いきってしまいました。全員でメロディーを確認してから各パートの音を取り、まがりなりにも最初から最後までハーモニーを作って歌いきってしまった。さすがの速さ、さすがの効率です。
    最後に残った5分で「さようなら、ごきげんよう」を歌って先週の復習をしました。
    どの曲でも一回歌っただけの一発で完全に歌えるようになるわけではありません。何度も何度も歌い込んでいくうちに「どんなふうに歌うと良いかな」と一人一人の心の中で音楽が膨らんでいく。
    ずいぶんいろいろな曲が歌えるようになってきました。
    来週は4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の表現が中心になりますが、集まったメンバーの顔ぶれやその日の調子によってその他に歌う曲を考えます。楽譜はいつも全部持ってくるようにしてくださいね♪

  • 判断ミス!ごめんなさい。

    【令和4年5月21日(土)】
    今日とおそらく来週は小学校の運動会開催がピークです。それから中学生・高校生は中間テストのシーズンです。
    「空」にとっては1年で一番苦しい時期ですが、集まったメンバーで力を合わせて乗り切ろう…と思っていました。
    結論を先に書くと、いやぁ今日はごめんなさい。とてもじゃないけど「楽しい練習」「充実した練習」とは言えません。反省しています(涙)。

    まず発声練習も含めて「音楽の木」を歌いました。この曲ながぁ~~いぃ。それにメロディーらしきものはあるもののビミョーに変化している。つまり「いぬのおまわりさん」とか「白いうた青いうた」みたいな1番を覚えれば2番や3番は歌詞だけ違ってメロディーは同じ…じゃないから、なかなか苦しい曲じゃわぃ。
    なので鍵盤ハーモニカで音を聴いてすぐに声に出して歌う…という「空」の得意技を使うと、最初から最後まで全部それをやらなくてはならず、時間がかかりすぎるのですね。だから鍵盤ハーモニカを聴きながら同時に初見で歌う…というスーパー離れ業をすることになり、少年少女合唱団は苦しいです。
    みなさん、ゴメンナサイね。6月11日に一回だけ歌う「音楽の木」のために1時間も2時間も使うことはできなかった。来週もできません。ありがたいことに「空」HPの団員専用エリアにコンピュータで作った「音取り音源」をアップしてもらいました。それとYouTubeの動画を見て、何とか乗り切りましょう。

    実は今日はメゾソプラノが一人だけだったので、三部合唱になるとパートのバランスが悪いです。だから「二部合唱の曲を歌おう!」ということになり、新実先生が今年作曲された新曲「とどいてますか」を歌うことにしました♪
    楽譜は今日初めて配るので、全員が新品のピカピカの楽譜。
    つまり「誰も知らない曲」なので集まったメンバーが同じスタートラインから用意ドン♪
    しかも二部合唱。上のパートと下のパートだけ♪
    しめしめ。良い楽譜が取ってあった。配らずにおいて良かったぁ~。
    っと、そう考えた…ここが嶋田先生の判断ミスです(涙)。
    みんなにとって今日が「楽しい練習」「充実した練習」じゃなかったとしたら、それは嶋田先生の判断ミスです(涙)。
    嶋田先生は忘れていたのです。「とどいてますか」はNHKコンクールの課題曲だということを(涙)。
    課題曲というものは、とってもランボウな言葉を使うと 上手な合唱団と下手くそな合唱団を見分けるポイント が隠されているのです。毎年、どの課題曲でも同じです。
    二部合唱だからといって「ホイホイと気楽に歌おう」と考えた、ここがマチガイのもとでした。12年間もNHKコンクールに参加していたのにそのポイントを忘れているなんて、やっぱり年を取ってボケたのかもしれません(涙)。
    ごめんなさいね。
    次回には「とどいてますか」を効率よく練習できるように研究してきます!

    休憩の後は4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の合唱祭バージョンを1回だけ歌いました。パートのバランスは悪いけれど、メゾソプラノは鍵盤ハーモニカでカバーしました。
    その後は10曲目「さようなら、ごきげんよう」を歌いました。今回の楽譜を配ってから初めて取り組みました。これで1回も歌っていないのは11曲目の「すべての山に登れ」だけになりました。
    「さようなら、ごきげんよう」は前半の嶋田先生のミスミス練習を取り返した…と言っても良いくらいの効率で練習が進みました。今日のメンバーは全部のパートがどんなふうに作られていて、どんな役割を持っているか、ほぼほぼ理解できたことと思います。
    今日の協力に大感謝。ありがとう。

    運動会だったメンバーは少し雨がパラついたけど無事にできたことと思います。良かったです。中間テストのメンバーはがんばってくださいね。祈ってます。

  • 今日は7曲 楽しく元気に…が目標

    【令和4年5月14日(土)】
    今日は曲集「サウンド・オヴ・ミュージック」と心中するつもりでフェールマミに行きました。
    しかし、朝イチは「音楽の木」という曲を練習しました。この曲は去年、愛知県合唱連盟が作曲家の なかにし あかね という先生に委嘱(いしょく・たのんで作ってもらうこと)したもので、今度の6月11日(土)の合唱祭の合同演奏で歌う曲です。
    詩の内容も曲の構造も「空」にとっては少しムズカシイので、発声練習がわりに練習したことを報告しておきます。

    さて、まずは4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」。10月の定期演奏会ではアカペラ(無伴奏)でも歌いたいので、まずはアカペラバージョン。アカペラで歌う時には柔らかく温かくハーモニーを作れば良いので「空」の自然な歌い方でバッチリOKです。
    定期演奏会では指揮もなしで、みんなが一番歌いやすいテンポで、みんなの心が一つになった自然な自然な歌い方にしたい。そのためには何度も何度も歌い込んで、目を閉じていてもキラ~クな気持ちで全員が歌える…そんな曲にする必要があります。だから今日も「こう歌え ああ歌え」とは一度も言わずに2回通して歌いました。
    次にピアノを入れてアカペラバージョンを歌います。ピアノが入るだけで歌う楽譜は同じですから問題はありません。
    ピアノ付きアカペラバージョンを最後まで歌い終わったら付け足しの繰り返し。これは曲集のP14からです。これも2回通して歌いました。
    次に曲集のP6~8までを練習しました。メゾソプラノの人数が少し少なかったのでメゾソプラノの上と下の音(P7のハミング)を確認しながら2回通して歌いました。
    これで合唱祭バージョンが完成です。合唱祭バージョンとは
    ①曲集のP6~8
    ②ピアノ付きアカペラバージョン
    ③曲集のP14~最後まで
    ということになります。共通理解よろしくお願いします。

    後半は、1 グレゴリオ聖歌 2 朝の讃美歌 3 ハレルヤ の音を確認してハーモニーを作りました。短い時間でなかなかのハーモニーです。これは定期演奏会本番でも楽譜を持って歌う子が多いと思います。「ハレルヤ」はともかくとして「グレゴリオ聖歌」と「朝の讃美歌」を覚えてしまうことはムズカシイと思います。やってやれないことはないと思いますが無理する必要はありません。ですが、ただカタカナを読んで歌っているだけではツマラナイので意味を記しておくことにします。

    1 Dixit Dominus(主は仰せられる)
      『詩篇』第110篇/ヴルガタ版109篇
    Dixit Dominus Domino meo:
     (神はキリストに仰せられる。)
    Sede a dextris meis:
     (私の右に座せよ、)
    Donec ponam inimicos tuos
     (私があなたの敵を)
    scabellum pedum tuorum.
     (あなたの足台とするまで、と。)
    Dominus a dextris tuis,
     (主はあなたの右におられて)
    Confregit in die irae suae reges.
     (その怒りの日に王たちを打ち破られる。)
    De torrente in via bibet:
     (主は道のほとりの川からくんで飲み、)
    propterea exaltabit caput.
     (それにより、その頭をあげられるだろう。)
    Gloria Patri et Filio et Spiritui Sancto,
     (父と子と聖霊に御栄えあれ、)
    Sicut erat in principio et nunc et semper
     (はじめにあったごとく、今も、いつも、)
    et in saecula saeculorum.
     (世々に限りなく。)
    Amen.
     (アーメン。)

    2 Morning Hymn(朝の賛美歌)
    Rex admirabills
     (不思議な力をもつ王 キリスト)
    Et triumphator nobills
     (あなたは人々に高貴な快楽をもたらす)
    Dulcedo ineffabills ineffabills
     (おお 言葉にならない喜び)
    Totus desiderabilis
     (全ての願いがかなえられる)
    Totus desiderabills
     (全人類の願いがかなえられる)

    と、こういう意味を歌っているわけです。この意味も覚える必要はありませんが、イメージを膨らませる参考にしてください。

    さらに 6 私のお気に入り 7 ドレミの歌 8 ひとりぼっちの羊飼い を一通り歌いました。「私のお気に入り」は新しい楽譜を初めて歌いました。4年前に歌った楽譜とは少し変えてあります。なのでメロディーを知っているというメンバーも新しい楽譜でハーモニーを作るのは初めてというわけです。
    「ドレミの歌」も「ひとりぼっちの羊飼い」も細かく精密な音取りをしたわけではないので、そのような正確な音程の練習は合唱祭が終わった後にあると思いますが、今はザックリとで良いから元気よく楽しく歌ってくれれば…と思っています。早く曲集を全部歌ってみてメロディーと全体の骨格を知ってほしい、それが今の願いです。

    それにしても合計で7曲を歌ったわけですから、やはり効率の良い練習ができたなぁ…というのが正直な感想と報告でした。

  • エネルギッシュに歌おう!

    【令和4年5月7日(土)】
    今日も前半に4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」を歌いました。音は正確ですからハーモニーも美しい。「音程」と「ハーモニー」の力が高まってきています。それについては後で記します。
    何を練習したかというと
    ○エネルギッシュな歌い方
    ○音楽に対するイメージの力
    の二つです。
    まずソプラノの前奏(レのハミング)は美しい。2小節目の「さわやかな」から始まるハーモニーも美しいですがエネルギーが無い。「山の夜明けが」も「星一つ」も弱い。脆弱(ぜいじゃく)な表現です。続くソプラノの「青い森陰は私を呼びとめて」も弱い。「山は歌う やさしく」「あの歌を いつも歌う あの歌を」も脆弱です。
    これは人数の問題ではなく、一人一人が放つエネルギーに原因があります。
    ようするに「どのような音楽か」というイメージが小さいのです。おそらく「風が吹いてさわやかで気持ちいいな」「夜が明けて星が消えていく」「新緑の森が私を呼んでいる」「やさしい歌が聞こえてくる」「しあわせだぁ~」っとまぁ、こんな感じだったんじゃないかな。
    それが間違ってるとは言わないけれど、もう少し大きく歌いましょうよ、みなさん。
    ロケットに乗った…と思ってください。宇宙から地球を見たら、どんなふうに見えるでしょう?
    もちろん嶋田先生も乗ったことはないし、宇宙から地球を見たこともありません。でもイメージすることはできるよ。みんなだってテレビや写真の情報でイメージを膨らませる環境は整っているはずです。

    地球の写真を見たって人間は写っていません。いや、最近はウクライナ問題のニュースで、宇宙からの写真に戦車が写っていたりしてビックリするのですがね。
    そう、地球の写真にも人間は写っているのですよ。ただ、小さすぎて見えないだけです。ロケットが地球に近づいて雲が見えてくる。もっと近づくとアルプス山脈が見えてくる。でも人間はまだ見えない。
    ロケットが雲の下に入ると山が見え、湖が見え、森が見えてくる。そして建物が見えて丘が見えてくる。そしてやっと人間が見えてくる。
    そのくらい巨大なんですよ、地球ってのは。圧倒的な巨大さ。言い換えれば圧倒的な人間の小ささです。
    その巨大な森や湖やアルプスや空や風や星。圧倒的な大自然に囲まれたちっぽけな私。そのちっぽけな私の心の中に、圧倒的な巨大さの大自然のエネルギーが伝わってくる。風や空や星や太陽のエネルギーが…です。
    それは私たちに「生きること」を問いかけます。
    しかし「どのように生きるか」とか「どんな人になるか」というようなことは教えてくれません。そんなことは親や学校がある程度は教えてくれます。「友達にやさしく」とか「正直な人になってね」とかね。
    そういう次元ではなく、「生きること」そのものを与えてくれる。そんな感じ。合唱団「空」が創立した頃には今日のメンバーは誰も生まれていなかったのです。生命のカケラも無い、絶対的な「無」だったのに、ある時ポッと生命の灯がついた。お母さんのおなかの中で。なあ~~~んにも無かったのに生命の灯がついたんです。すごく巨大な話です。
    そんな「生命の灯がついた」瞬間に「やさしい子になってね」とか「将来はワールドカップに出て」とか言わないでしょう?もっと根源的な原始的な巨大なものですよ、生命っていうのは。
    体の大きさをモノサシで測って1メートル何センチ…という大きさではなく、みんなの「生命」って太陽や地球と同じくらい大きいものだって、そう思いませんか?

    そんな巨大な音楽を20人や30人の子どもの力で表現できるはずがニャーだろう! そんな反論も一理あります。
    嶋田先生が今日言ったのは、みなさん一人一人の頭のなかにある「イメージ」の話です。頭の中でなら、いかなる巨大な情景でも描けますし強大なイメージだって描けます。
    だから大きい表現で強い声でエネルギッシュに歌いましょう。音程やハーモニーは十分です♪みんなの中から迸る(ほとばしる)エネルギーの話でした。

    その後は曲集「サウンド・オヴ・ミュージック」から8曲目「ひとりぼっちの羊飼い」を歌いました。これはヨーデルと言って、高い声から低い声まで必要ですし、1オクターブ以上の音の跳躍があります。聴いている人には楽しいんだけれど歌うのは大変…という見本のような曲です(笑)。最後の132~133小節目は嶋田先生の工夫でありまして、メロディーはソプラノなのですが音域が高いのでメゾソプラノを少し低くしました。アルトはかなり低くしてあります。これは自分のノドの調子を考えて自由に選んでください。ソプラノパートに書いてある音を歌えればそれに超したことはないんだけれど、無理する必要はありません。キョクタンに言うと10月22日まではソプラノパートを歌うつもりで練習したけど23日の本番直前に「やっぱりメゾでいこう」とするのもオッケーです♪

    さて後半ですが「ことばあそびうた」の1曲目「やんま」を初めて歌いました。「ことばあそびうた」について嶋田先生は4種類の音源を持っています。
    ○神奈川県・大磯小学校合唱部(1982年録音、指揮・福永陽一郎 東芝EMIから発売)
    ○東京混声合唱団女声部(1983年録音、指揮・田中信昭 Victorから発売)
    ○名古屋市立宝南小学校合唱部(1986年録音、指揮・嶋田先生 NagoyaDiscでCD化)
    ○合唱団「空」第9回定期演奏会(2005年録音、指揮・嶋田先生 NagoyaDiscでCD化)
    このうちの大磯小学校はNHKコンクール18年連続神奈川県代表、日本一になること6回という名門校で別格の存在。宝南小学校は10年間で7回名古屋市の代表ですが愛知県代表は3回、全国大会出場は2回しかありません。連続18年県代表というのは驚異的な記録です。東京混声合唱団はプロの合唱団ですが、嶋田先生の耳では一番ツマラナイ演奏です。
    このうちの宝南小学校は「かぞえうた」を歌って当時のNHKコンクールの名古屋市代表でした(8月)。で、10月の南区連合音楽会「やんま」「だって」を歌うことになり、2月には「いるか」を合わせて全曲を録音しました。つまり「やんま」と「だって」にまるまる2ヶ月をかけたわけです。
    全員が小学生だから今の「空」とは比較にもなりません。ですが月火水木金土(当時は土曜日も学校があった)と毎日2時間練習してました。「やんま」と「だって」の2曲だから単純に割り算すると「やんま」だけに1ヶ月、20日×2時間で40時間ということかな。
    当時のメンバーとは今でも交流がありますし、練習の動画や録音も残っていますから、「やんま」のどの部分でどんな練習をしたか、よく覚えています。むしろ19年後の合唱団「空」の方が、どの部分でどんな練習をしたか記憶がありません。
    部分部分のくわしい記述はキリがないから止めますが、まがりなりにも名古屋市の代表となるくらいの小学生が40時間かけた曲を、今日は11時からの1時間でだいたい正確な音程とハーモニーを作り出すことができました。指導者は同じなので、この違いは合唱団の方に原因があるものと考えられます。「音取り」は早いね、合唱団「空」は。しかもその「音取り」が正確だから生み出されるハーモニーもなかなかのものです♪
    おお、これは面白くなりそうだ…という期待が嶋田先生の中で膨らみました。何しろとにかく、嶋田先生のような合唱オタクでも作曲者自身が指揮をした「ことばあそびうた」というのは聴いたことがないのです。
    新実先生の指揮でこの不思議な音楽を自由自在に歌えるようにサポートに力を尽くします。

  • 今日は「こどものうた」8曲全部

    【令和4年4月30日(土)】
    大型連休に入りました。
    ゴールデンウィークやお盆に旅行が多くなるのは当然で(会社が休みになるから)、合唱団「空」も練習に参加できる子が少なくなることは分かっています。
    ですが部活も休みに入り、今日(とか来週)なら「練習に参加できる」と言う子がいるかもしれません。
    「空」のメンバーの家庭の旅行が同じ日に重なるならイザ知らず、
    今日が旅行で来週は練習というメンバーと
    今日は練習で来週が旅行というメンバーが
    いる以上は「練習は今日も来週もやる」。これが「空」の考え方です♪
    上には「旅行」という言葉を使いましたが、「部活」「他の習い事」「家事都合」「病気」などが全て含まれると思ってください。
    さて、しかしながら今日も多くのメンバーの参加に支えられて楽しく練習を進めることができました。

    来週も再来週も、6月の合唱祭までは前半を4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」、後半に「その他の曲」という計画を立てています。
    4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」は音はかなり正確に歌えますからハーモニーは美しく響きます。
    しかし、どうやらメンバーが持っているイメージは、かなり優しくて柔らかくて、温かくて和やか(なごやか)なイメージなのかもしれない。
    ようするに優しすぎるのです。柔らかすぎるのです。今日の「空」の歌声はそういう「ウタ」でした。
    優しい・柔らかい・温かい・和やか…これは「空」の武器であり長所であり素晴らしさです。
    だから「ホメようと思えば」今日もいっぱいホメる点がありました。
    しかし当然のことながら、「優しい声・表現」は「優しい曲・歌」の時に生きるのです。「きびしい曲」や「激しい情熱の曲」を歌う時には「優しい声・表現」は生きません。
    だから今日はホメることよりも、「もっと別の声と表現を」とお願いすることが多かった。これはワザと…です。

    4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」は、みんなが思っているよりもはるかに壮大(そうだい)で宇宙的で、神々しく(こうごうしく)て巨大な世界です。
    この曲の頂点は一番最後の「アンド アィル シィング ワンス モァ」の部分です。意味を考えれば絶対にそう理解できます。
    この頂点につながるのが直前の「マイ ハート ウィル ビ ブレス ウィズ ザ サウンド・オヴ・ミュージック」で、このフレーズが曲の感動の頂点。
    これを「私の心は祝福されるだろう」「音楽の響きとともに」「だから私はもう一度歌うのだ」という意味を表現する声にしなくてはならない。その声や表現は壮大で神々しくて宇宙的な巨大さが必要でしょう?その上に優しさや柔らかさが加われば、これはもう最高の表現になるでしょうね!
    「なんで宇宙なの?」「なんで神なの?」と思う人は素晴らしい。見所があります。それはね、
    「私の心は祝福されるだろう」にヒントがあります。誰に祝福されるのですか?それが答えです。
    私の心、みんなの心、合唱団「空」の心。これを祝福するのは誰ですか?
    神でしょうね。宇宙と言っても良い。
    この「神」は「神社にいて手をパンパンと打つ神様」ではなく、ましてやイエス・キリストのことでもありません。
    みんなだけの神様、みんなの後ろにいるみんなの守り神、その中にはご先祖様もいるでしょうし、自分自身が信じる自分だけの「良心」と言っても良い。宇宙そのもの、無限の生命を育む大宇宙そのもの…と言っても良い。
    だから「空」のメンバーは「もう一度歌う」のではないですか?
    「あなた」という「生命」を歌わせる、そのエネルギー。それが「あなたを祝福してくれる」のです。

    さぁ、そうイメージすると大変です。そんじょそこらのアニメソングを気楽にフニャフニャ歌うのとはわけが違います。本当に「全力を振り絞って」「全身全霊の情熱を使って」「可能な限りエネルギッシュに」歌う必要があります。

    4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の難しい部分は、というか作曲者のリチャード・ロジャースの天才的なところは、この曲の頂点「アンド アィル シィング ワンス モァ」を低い音域に持っていったことです。
    これがベートーヴェンなら「アンド アィル」までは同じでも「シィング ワンス モァ」を1オクターブ上げて、それにふさわしい和音にして、フォルティッシモで完了させたことでしょう。
    音域が低くても、とっても強い声で壮大な宇宙が広がるようにイメージして歌いましょう。来週の練習でも、みんなが少しでもそんなイメージに近づけるように、あらゆるヒントを出しまくりたいと思っています。

    ちなみに、これは嶋田先生のシュミですが、この部分を「永遠に また」という日本語で歌うのは、どう考えてもどう自分を追い込んでも、4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」の世界を表現するためには「足りない」と思うのです。

    休憩の後は、「白いうた青いうた」にするか「ことばあそびうた」にするか「サウンド・オヴ・ミュージック」の他の曲にするか、いろいろ迷いましたが、大中先生の「こどものうた」にしました。
    これは嶋田先生の「カン」でありまして、「理由は何だ?」と言われても答えられない。今日の参加メンバーの顔ぶれを見て、前半の4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」での様子を見て、「総合的に考えました」という総理大臣みたいな言い方にしかなりませんが、とにかくカンで「こどものうた」にしました。
    ほとんどの子が初めて楽譜を開いて歌う曲です。だから「白いうた青いうた」と同じように、とにかくメロディーを押さえておく。これは練習の原点、スタートラインです。曲順は
    「バスのうた」
    「サッちゃん」
    「おとなマーチ」
    「くもさん」
    「バナナを食べる時のうた」
    「いぬのおまわりさん」
    「おなかのへるうた」
    「ドロップスのうた」
    です。とにかく本当に「たのしいこどものうた」で、大中先生はこんな曲を500曲も作ったんですよ。ちなみに大中先生は「歌」という漢字がおキライで、「うた」という平仮名を好んで曲名に使われました。一人で歌っていてるよりも、みんなでいっしょに歌う方が、メロディーだけとは言え楽しさが二倍にも三倍にもなります。
    今日はメロディーさえ分かれば良い、どんな歌詞だか歌ってみて分かれば良い、でした。でもとってもオモシロかったです。

    かたくるしいことは言いませんが、これらの曲は全て「大人が歌うこと」を想定して作られた音楽だ…ということは知っておいてください。「サッちゃん」や「いぬのおまわりさん」や「おなかのへるうた」は幼稚園の子も大好きな曲ですが、結果的にそうなっただけで、本来はNHKのラジオ番組「うたのおばさん」やテレビ番組「うたのえほん」「みんなのうた」で放送するために、当時の松田トシさんなどプロの歌手が歌うことを前提として作られています。
    だからと言ってプロフェッショナル的な音楽では少しもなく、日本語特有のリズムを生かすことのみに集中して曲を作られました。「子どもが歌いやすいように」などとは全く考えなかった…という意味のお話を大中先生から直接お聞きしました。
    カンタンなメロディーだからと油断していてはダメですよ。
    本番の指揮者は新実先生。大中先生が指揮する合唱団で歌っておられた新実先生ですから、この8曲の歌い方も骨に染みこんでおられることでしょう。なんともゼイタクなコンサートは12月です。

  • 歌いきってしまった

    【令和4年4月23日(土)】
    今日から愛知県合唱連盟合唱祭に向けての練習を開始しました。
    まず曲集「サウンド・オヴ・ミュージック」のP6を開いてください。合唱祭では次のように歌います。
    P6から楽譜通りに日本語で歌います。
    P8下の段の練習番号Aまで歌ったらコピー用紙に印刷した楽譜にチェンジします。ここからは英語で歌いたいです。
    コピー用紙に印刷した楽譜を最後まで歌うと、その部分は
    P14の下の段の2小節目です。ここから曲集楽譜にチェンジします。
    そして曲集楽譜を最後まで歌いきります。
    コピー用紙に印刷した楽譜はアカペラ(無伴奏)ですが
    内匠先生には曲集楽譜をピアノで弾いていただきます。
    ここまで、よろしいでしょうか? 共通理解をお願いします。

    理由も説明しておきます。
    10月23日の第26回定期演奏会でも4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」は上のように歌います。
    定期演奏会では「グレゴリオ聖歌」から「すべての山に登れ」までを歌うのですが、その後アンコールで
    コピー用紙に印刷した楽譜の「サウンド・オヴ・ミュージック」をアカペラ(無伴奏)で歌いたいのです。
    嶋田先生はピアノで音だけ取ってアルトに入り、メンバーとして歌います。
    つまり指揮もピアノ伴奏もなく、本当にみんなが好きなように、好きなテンポで、好きなようにクレシェンドして、好きなようにリタルダンド(だんだん遅くなる)して、そのような合唱団「空」だけの「サウンド・オヴ・ミュージック」にしたい。
    好きなように…と言っても一人一人がバラバラに好きに歌うのではなく、みんなの中から自然にあふれ出たテンポと表現で、真実の意味で「みんなの心が一つになったサウンド・オヴ・ミュージック」になるといいな…。
    そのような離れ業ができるようになるためには、長い時間が必要です。そのために嶋田先生は全力でサポートするつもりです。

    合唱祭でも定期演奏会でも曲集楽譜のとおりに4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」を歌う…という方法もあります。
    ですが、そうすると4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」に関しては、曲集楽譜とコピー用紙に印刷した楽譜の2種類を歌うことになり、そのビミョーな違いからメンバーが混乱する恐れがあります。
    したがって、最初から曲集楽譜のP8からP14までをコピー用紙に印刷した楽譜にチェンジするわけです。
    ここまで、よろしいでしょうか? 共通理解をお願いします。

    はい。本題に入ります。
    今日の練習は上のように4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」を歌いました。新しく決めたパートに分かれて、最初から最後まで歌いきることができました。
    しかも鍵盤ハーモニカの補助があるとは言え、非常に正確な音程で歌えました。音程が正確ですからハーモニーも美しく響きます。素晴らしい演奏でした。
    あとは暗譜できるか…ということ。暗譜が無理なら楽譜を持って歌えば良いのですが、その時はコピー用紙に印刷した楽譜をはさんで歌うことになります。
    でも、今日の参加メンバーの様子を見ていると、何とか暗譜できそうな気がしました。暗譜したらカッコ良いですよ。会場にいる他の合唱団がアッと驚くことでしょう。
    でも、くれぐれも言って(書いて)おきますが、なかなか練習に参加できないメンバーもいますから、楽譜を持つ持たないは自由…ということにしておきます。

    それよりも今日はですね、驚いたことに「朝の賛美歌」と「ハレルヤ」も歌いきってしまった…ということを報告しなくてはなりません。
    つまり、「朝の賛美歌」「ハレルヤ」「サウンド・オヴ・ミュージック」の3曲を新しいパートで最初から最後まで歌いきってしまった。それも嶋田先生が予想していたよりもはるかに美しいハーモニーで…です。
    あとは、全体のテンポをどのようにするか、そして強弱や「ゆらめき」の表現などを豊かに膨らませていくのですが、それは嶋田先生の仕事です。

    でも、3曲くらいだったら今日だけでも何とかなるだろう…って思うでしょ?
    ところがそうじゃないんです。この3曲を驚いたことに11時までに終了させることができたのです。こいつは驚き桃の木山椒の木。本当に驚きました。
    いやぁ、できれば3曲くらい歌えると良いなと思って予定はしていたのですが、まさか11時にそこまで終わるとは思っていなかった。嬉しい誤算とはこういうことを言うのでしょう。

    みんなが努力と集中力で余らせてくれた時間をどのように活用するか。ここからは予定外のことなので、その場でパッと決めなくてはなりません。休憩中に「後半は何を練習しようかなぁ」と考えるのはメチャクチャ嬉しくて楽しいことでした。
    悩みましたよ嶋田先生は。嬉しく楽しく悩みました。
    よっぽど「ひとだま一つ」の「かぞえうた」か「ヤンマ逃がした群馬の頓馬」の「やんま」にしようか…とも考えましたが、「白いうた青いうた」にしました。
    「白いうた青いうた」は、まずはメロディーです。全員がメロディーをキチンと知っていることがスタートになります。ヘタにイキナリ「パートの音」から教えると、「ルンルン」とか「ロンロン」とかが非常に多いので、ヘタをすると定期演奏会の本番でメロディーや歌詞を知らずに歌ってしまうことになります。これは嶋田先生が自分で罹った病気ですから(東海メールクワイアーで「白いうた青いうた」を歌った時に罹りました)マチガイありません。だから地道にメロディーを歌えるようにしておくことは、結果は心から共感して歌う豊かな表現を生み出す近道になります。
    さあ、それで曲集「南海譜」から始めました。この曲集を初めて開くメンバーだっているのですから、今日メロディーだけでも歌ったことは非常に意味があります。
    ところが1曲目「海」から8曲目「南海譜」まで全部歌いきってしまった。そこで曲集「火の山の子守歌」を開いたのですが、これも1曲目「青い花」から7曲目「春」までを歌いきってしまいました。
    さすがに休憩後の40分で8曲目「火の山の子守歌」までは行きませんでしたが、それにしても40分で15曲です。メロディーだけとは言え、ほとんど止まらずに、あるいは上手くいかなかった部分をもう一度歌い直すこともしないで(一度もなかったと思う)歌いきっちゃった。驚いたねぇ。
    1回の練習で3曲+15曲で18曲も歌う合唱団なんて、そんな話はあんまり聞いたことがないねぇ。

    ありがとう。本当に、みんなの集中力に感謝です。ホント。

    午後から岐阜に移動し、嶋田先生はフォーラム21少年少女合唱団の定期演奏会を聴いてきました。嶋田先生が創立に関わった合唱団であり、新実徳英先生が指揮をされていたからです。
    演奏会の後、新実先生はすぐにタクシーに乗って次の仕事に向かわれました。でもお話はできました。
    10月、頑張りましょう。楽しみにしています。
    というお言葉をいただきました。報告をしておきます。
    いやぁ今日は素晴らしい一日でした。みんな、ありがとう。

  • 天才とクルクルパー

    【令和4年4月16日(土)】
    映画「サウンド・オヴ・ミュージック」はマリア先生が子どもたちをピクニックに連れ出し、アルプスの中腹で
    「お客様をお迎えするために歌を歌いましょう。みんなどんな歌を知ってる?」
    と尋ねるシーンがあります。それにフリードリッヒ(次男のお兄さん)が
    「どんな歌も知らない」
    と答えます。そこでマリア先生は歌の基本のドレミからレッスンを開始。これが有名な「ドレミの歌」のシーンとなります。
    こんなふうに合唱団「空」も、「ドレミの歌」を一発歌って一気に上手になれば(いや、今でもかなり上手ですけれど)いいんだけどなぁ。
    そこは映画の中のフィクションでありまして、次のシーンでは4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」をアカペラで歌い、「ひとりぼっちの羊飼い」を人形を操りながら歌いきるというレベルアップをしているわけで、そんなバカな…「ドレミの歌」一発歌っただけでそんなに上手くなるわけねえだろ? です。

    現実の世界にいる合唱団「空」ですがトラップ家の子どもたちと同じようにレベルアップを図らなくてはならない。しかし同時に時間のデッドラインもあります。デッドラインとは「生と死を分ける一線」という意味で、合唱団「空」が抱える時間のデッドラインとは何かというと愛知県合唱連盟合唱祭です。
    合唱祭は6月の11日(土)と12日(日)にあり、おそらくは11日に参加することが明日の父母総会で共通理解されることと思います。つまり本番までに
    4月23日(土)30日(土)5月7日(土)14日(土)21日(土)28日(土)6月4日(土)11日(土)
    あと8回の練習しかありません。
    「えぇ~!あと8回の練習で何か1曲歌えるようにするの~ぅ?」
    なんてビックリしなくてもいいですよ。その8回の練習で1曲だけなんて、そんな練習はしません。10曲くらい練習します。合唱祭で歌う曲はその10曲の中で中心となる曲ではありますが、いろんな歌をドンドン練習しないと10月の定期演奏会に間に合わないじゃにゃ~のさぁ♪

    というわけで、とにかく基礎基本の「合唱力」を高めること。それを第一の目的として、合唱祭で歌う候補曲の4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」と「ドレミの歌」と「エーデルワイス」と「火の山の子守歌」を歌いました。
    ピアノ伴奏も大活躍でしたが、内匠先生にお願いしてピアノは最小限にとどめ、無伴奏で歌うことを中心としました。ピアノは鍵盤ハーモニカの補助としてメンバーの音程を支えます。
    今日は何度も何度も、本当に何度も繰り返して言いました。
    「曲の練習じゃありませんよ。みんなの力を高めるためのトレーニングです。だから少しくらい表現がクズレても良いです。音に集中してください」

    とにかく全員が全部のパートを歌ってみる…という方法にブレはありません。これは、メンドクサイかもしれないけれど、絶対に力が身に付きますから。
    しかし今日はソプラノ・メゾソプラノ・アルトを順番に歌った後の4回目は「好きなパートでハモらせてください」にしました。そうでなければ2時間の練習時間でとてもじゃないけど4曲の全部のパートを歌うことはできません。
    時間っていうのはねぇ、みんな。どんな天才にもクルクルパーにも同じように流れるんですよ。
    天才っていうのは「時間の価値と使い方を知っている」人です。頭が良いから天才になるんではなく、時間の価値を知っているから天才になるんです。
    クルクルパーっていうのは…、その反対です。頭が悪いからクルクルパーになるんじゃぁありません。
    時間の価値を知っている…時間を上手に使う…というのは、その時間を使ってやる活動に集中する…ということに他なりません。
    合唱団「空」の活動を通して、みんなが天才(時間の価値と使い方を知っている人)になってくれると良いな…と思っています。

    そう思っている嶋田先生ですが、なかなか大したもんですよ。「空」は。
    今日の2時間ちょっとの練習時間も、「よく聴き」「よく歌い」ました。できあがったハーモニーがそれを証明しています。

    さて、今日はもう一つ。高校生の有志メンバー(大学生も。以下は便宜上高校生メンバーと記します)と嶋田先生と内匠先生とで臨時のミーティング。ミーティングの内容は
    ○定期演奏会に向けての新しいパート
    ○合唱祭で歌う曲目
    でした。
    これは、26年の「空」の歴史の中でも初めてのことでした。子どもとのミーティング自体はやったことがありますが、初めてなのはその内容です。
    パートは最近は恒川先生にも相談をしながら主に嶋田先生が決めていました。
    その新しいパートを発表する前に、嶋田先生がメンバーの子どもたちに開示したのは、これぞまさしく初めてのことでした。
    嶋田先生は「誰がどこのパートになるか」だけではなく「どのような考えでこの子をこのパートにするか」も伝えました。
    嶋田先生が「時間をかけて考えて決めたパート」ですから、そう簡単に「もっと良いパートのアイデア」は出ません。カンタンに出るのなら嶋田先生が思いついていたはずです。
    嶋田先生が思いつかなかった「より良いアイデア」はないか?
    そう考えてミーティングに参加してくれた(都合によって参加したくてもできなかった子もいるはずだ)高校生メンバーが何を考えていたかと言うと、
    恒川さんが東京に行ってしまった分の「穴」を自分たちの協力によって埋めよう
    ということです。頼もしいことです。日本中を探しても指揮者とメンバーがパートについて検討する…なんていう少年少女合唱団は少ないでしょう。だから来週までに「何か新しい、そしてより良いアイデア」が高校生から出されたら、嶋田先生は取り入れるつもりです。
    もうひとつはあと8回の練習で本番となる合唱祭で歌う曲目について。
    結論は4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」になりました。決めるに当たって示したポイントは
     ○みんなが今、いちばん歌いたいと思っているであろう曲
     ○その曲に重点的に取り組むことで、今の段階で高めたい「力」が高まるであろう曲
     ○今ある程度歌えるようにしておくと、定期演奏会までの練習が楽になるであろう曲
     ○最近入団してくれたメンバーが歌いやすいと思われる曲
     ○その他
    でした。合唱祭の曲目についても、最近は浜田先生・恒川さん・木村さんに相談して決めていましたが、今年の曲について最終的な決定を下したのは今日のミーティングに集まったメンバーです。
    なかなかカッコイイですね。嶋田先生もおじいさんになってきたので黙って話し合いを聞いていました。
    4曲目「サウンド・オヴ・ミュージック」は、高校生メンバーに相談せずに嶋田先生が一人で決めたとしても選ぶ曲でした。
    つまり嶋田先生は黙っていましたが、高校生メンバーが出した結論と嶋田先生が考えていた結論は一致したわけです。
    ほぃじゃあ話し合う必要なんかなかったんじゃないか? というのはマチガイです。
    嶋田先生が決めたのではなく、有志メンバーで考えて話し合って決めたことが大切なのです。
    他の曲を高校生メンバーが選んだとしたら、嶋田先生はその決定に従うつもりでした。そこが大切だと思います。
    そういうクラスを作りたかった。嶋田先生が担任としてできなかったことが、今「空」で少しずつ実現しようとしています。

    来週4月23日(土)には新しいパートを発表して合唱祭を中心とした練習に入ります。
    小学生・中学生のメンバーの力も大きいです。
    みんな、よろしくね。

    閑話休題
    嶋田先生が会長を務める名古屋変態研究会は次のような目的を持っています。
    【目的】
    昆虫が卵→幼虫→さなぎ→成虫へと変態(状態が変化すること)する過程や、水あるいは金属が温度によって固体(氷)→液体(水)→気体(水蒸気)へと変態(状態が変化すること)する過程を、分かりやすくかつ楽しく小学生が学習できるように、指導方法や提示方法や教材開発を工夫する。
    この目的に従って嶋田先生が開発・撮影した「水蒸気を目で観察できるビデオ」や「水蒸気がドラム缶をぶっ潰すビデオ」がDVDになってます。
    全国の理科の先生たち、ほしかったらあげるよ。

  • リチャード・ロジャースは天才

    【令和4年4月9日(土)】
    始業式も終わって学校も令和4年度がスタートしました。みんなの学校生活が充実した楽しいものになってくれるように祈っています。
    さて、今日も見学の子を迎えることができました。合唱の楽しさと奥深さを十分に味わってもらえるように、嶋田先生もガンバりました。

    何を歌ったかというと4曲目の「サウンド・オヴ・ミュージック」です。今日は「サウンド・オヴ・ミュージック」と心中する(いっしょに死ぬ…ということ)つもりでフェールマミに行きました。
    結果、嶋田先生が頭の中で立てていた「練習計画」をほぼ計画通りに進めることができたことを報告しておきます。
    これは、集まったメンバーの集中と頑張りによるところが大きい。本当に大感謝です。嶋田先生がどれだけ立派な(?)練習計画を立てようとも、歌ってくれるメンバーの集中した取り組みがなければ「ただの計画だおれ」に終わってしまいます。その意味で、集まってくれたメンバーに感謝中の大感謝です。本当にありがとう。

    今日の練習計画のポイントは次の3つでした。
    ○全員が同じ土俵に立ちたい。見学に来てくれた子はどんな曲をやるにしても「生まれて初めての楽譜」です。ならばベテランメンバーにも「生まれて初めての楽譜」を渡して、全員が同じスタートラインから練習を始めたかった。
    ○しかもその練習は、見学の子も含めて集まったメンバーの「合唱力」を高めるものでありたい。
    ○さらに、今日の練習が結果的に第26回定期演奏会で歌う曲につながるものでありたい。
    で、全員が生まれて初めて見る楽譜…ということで「サウンド・オヴ・ミュージック」のアカペラバージョンを新しく作り、その楽譜を手渡したわけです。

    曲集「サウンド・オヴ・ミュージック」の中の4曲目はピアノ伴奏付きです。だからピアノと協力しながら表現を構成しています。一方、映画の中には「サウンド・オヴ・ミュージック」をアカペラ(無伴奏)で歌う場面があり、これがまた何とも言えない感動的なシーンなのです。そのアカペラで歌う場面を再現したかった。
    アカペラで歌うためには、ピアノの協力なしの、つまり人間だけで全ての和音を受け持つように歌う必要があります。したがって単純に楽譜集の4曲目の「サウンド・オヴ・ミュージック」をピアノ無しで歌えば良い…という話にはなりません。つまり、アカペラだけでも美しくハモるように新しい編曲が必要だ…という話になります。
    今日歌った楽譜は映画の名シーンで歌われているアカペラアレンジにできるだけ忠実に作りました。
    結果、今日一日の練習だけで、映画の名シーンを彷彿(ほうふつ・思い出すこと)させるハーモニーで表現することができました。これはメンバーの力です。本当に大感謝です。
    アカペラで歌うということは本当に「合唱の力」を高めます。いつものとおり全員が全部のパートを一通り歌った上でのハーモニーですから、今日一日だけでも相当に「合唱の力」に関する経験を膨らませることができたと思います。

    湯山先生がリチャード・ロジャースについて「ボクの目から見てもリチャード・ロジャースは天才です」と語っておられます。嶋田先生と夕食を食べながらの会話ですから本当にそう仰いました。この耳で確かに聞いた話です。
    この「サウンド・オヴ・ミュージック」のメロディーは、リチャード・ロジャースの天才ぶりを発揮した名曲と言えましょう。
    楽譜はト長調ですから少し分かりにくいのですが、ト長調で読むとそのメロディーは
    ソーラーソファミー レドシーラーシーシー ドーレードシラー シドレーミーファー
    となります。続いて
    ソーラーソファミー レドシーラーシーシー シードーレミファーソラ シーシードー
    となっています。お分かりでしょうか?
    つまり必ず「次の音は隣の音」につながっています。
    「ソ」の隣の音は「ファ」か「ラ」です。「ド」の隣の音は「シ」か「レ」です。
    確認してください。必ず「次の音は隣の音」になっているでしょう。
    このような単純な方法を使いながら「すみわたる青空」の「あ」の部分、英語で言えば「ライク ア ラーク フーイズ ラーニング トゥ プレイ」の「ラーニング」の「ラ」の部分は「♯ファ」になっています。つまり
    シシ ドーレミ ♯ファー ソラソー
    になっている。
    音楽の一番感動的な部分で「♯ファ」を使うわけです(難しい言葉で言うと「増4度」です)。それまでは単純きわまりない音の移動にしておいて「ここぞ」という部分で「増4度」を使う。すばらしい着想です。
    ためしにみんなで歌ってみました。「♯ファ」にしないで
    シシ ドーレミ ファー ソラソー
    と歌ってみたのです。それでも音楽の流れとしては悪くない。しかし何となく物足りません。
    ここが「♯ファ」になっているから「サウンド・オヴ・ミュージック」は名曲になったと言ったら、言い過ぎでしょうか?

    まぁ、目的はメンバーの「合唱力」を高めることですから、細かいリクツはどうでもよろしい。しかし今日のメンバーは分かったはずです。
    「ド」さえ分かれば「ミ」も「ファ」も「ソ」も「ラ」も分かる。しかし「♯ファ」はムズカシイ。
    それはメッタに出てこない「音の進行」だからです。メッタに出てこないということは「ここぞという所」で使うとメチャクチャ感動的かつ新鮮なメロディーの流れになるんです。そのことをメンバーは分かってくれたことと思います。

    それから今日のアカペラバージョンは、ところどころにソロがあります。これは映画の名シーンに合わせたものです。このソロも全員で練習しました。みんなで分厚いハーモニーを作りながら、その上にソロをかぶせるとこれがまた美しく、何とも言えないハーモニーになるんだわさ。

    というわけで、今日は「サウンド・オヴ・ミュージック」と心中しました。1日の練習で1曲だけ…というのは合唱団「空」としてはメズラシイのですが、今日はそのような計画でした。
    その計画通りに、全員が生まれて初めて見る楽譜を1曲仕上げてしまった。
    実は、そのことが「今日の一番の成果」だったのかもしれません。
    計画通りに歌いきった…ではなく、全員が生まれて初めて見る楽譜を1曲仕上げてしまう。そういう力が高まっている。そのことが「今日の一番の成果」でした。
    ありがとう。大感謝です。

    閑話休題
    フェールマミのホワイトボードに次のような落書きを見つけました。
    「しまだせんせいヘンタイ」
    そしてわけの分からないイラストも。
    そのイラストが、いやぁ何とも味わいの深い絵で感動しました。
    「サウンド・オヴ・ミュージック」も味わい深いですが、そのイラストも実に味わいが深かった。
    秘密を教えてあげましょう。
    嶋田先生は「名古屋変態研究会」の会長です。
    その研究会の目的と活動内容は… (次回へ続く)