訪問コンサートありがとうございました。

【令和6年7月6日(土)】
 今日は2019年以来5年ぶりの施設訪問コンサート、本当にご苦労さまでした。
 多くの父母会の皆さんに引率していただき、施設の手配や交渉などにもご尽力いただきました。ありがとうございました。
 そして、集まってくれた21名のメンバーにも深く感謝です。「COSMOS」でも「ビリーブ」でも「さんぽ」でもなく、そして「空にかいた12の童話」でもなく、全てのメンバーが生まれて初めて歌った(中には1~2曲知っていた子もいるでしょうけど)曲ばかりでした。
〇茶つみ
〇夏は来ぬ
〇夏の思い出
〇われは海の子
〇里の秋
〇もみじ
〇ゆりかごの歌
〇ふるさと
 でも、実際におじいちゃんやおばあちゃんを目の前にして歌ってくれたメンバーは分かったと思います。あのおじいちゃんやおばあちゃんに「もし、春の空になれたら」とか「何億年生きているりんごの木になりたい」とか歌っても、そりゃプレゼントにはなりませんでしょう。
 自分が(先生が)歌いたい(指揮したい)曲を考えるのではなく、聴く人がどんな人々なのか、どんな立場の人たちなのか、考えること。これもリッパな「思いやり」です。

 なに? 変だなぁ、平針の駅にはメンバーは18人しかいなかったよ。 だと?

 そのとおり。施設に行って歌ってくれたのは18人でした。でも午前中の練習には21人いたのです。
 本番には出られないけれど、練習には行きたい
 そう言って午前中の練習に参加してくれた子が3人いました。10月の定期演奏会には全く関係のない今日の8曲でしたが、「どんな曲なのか知りたい」「歌ってみたい」という意気込みと心意気。これは素晴らしいですね。本当に素晴らしいと思いました。

 出色(しゅっしょく・特に良かった点)なのは「夏の思い出」でした。この曲にはサスガの嶋田先生にも迷いがありました。何を迷っていたかというと「歌うか歌わないか」です。おそらくIさんが伴奏を引き受けてくれなかったら止めていたと思います。
 なぜかと言うと、「夏の思い出」だけは他の7曲と違って、(二部合唱とは言え)その和音構成は本格的なもので、チャンと歌うためにはソートーな練習を積み上げる必要があるからです。
で、ピアノ伴奏に立候補があったから(正直に言うと仕方なく)やってみるだけやってみようか…と思って練習を始めました。
 正直に言うと練習を始めた時には「うまくいかなかったら止めよう。他の7曲でいこう」と思っていました。
しかし、上のパートも下のパートも1回歌っただけでほぼ正確に歌えるようになってくれて、だから生み出されるハーモニーもかなり正確で、これは少し驚きましたね。
 そう言えば、練習を始める9時30分に最初に言ったことは
「少しくらい長いメロディーでも1回聴いたらすぐに歌えるような、そんな聴き方をしてください」
でした。
 マジで「その聴く力」が発揮されました。このような「耳」が育っている子は必ず上手になります。
 もっと言うと、そんな聴き方ができるということは「集中力」があるからであり、その「集中力」が身についた子は算数も国語も必ず伸びます。
 成績が悪い子って、頭が悪いからではなく、ここぞという時の「集中力」が無い子なんです。

 おっと、また脱線しました。

 既にラインやインスタグラムで施設での本番やフェールマミでの練習の様子が上がって聴けるようになっているようですが、いかがでしたでしょうか。
 少し合唱に詳しい人が聴いたら
「雑な部分もあるし、少し練習不足ですね」
などという感想が出てくるかもしれません(笑)。
 でも、ただの一度も歌ったことのない曲を、たった一日、わずか2時間の練習で…
と説明したら、どんな合唱指揮者もビックリすることでしょう。
「えぇ? 2時間? じゃぁ1曲15分練習しただけですかぁ?」
という感想になると思います。

 今日の練習(本番も)は、定期演奏会に向けての曲の理解という意味ではポイントはゼロでしたけれども、しかし「聴く力」とか「合唱力」などの向上という意味では大きなポイントを上げることができたと思います。

 いや、それよりも何よりも、今日の本当のポイントは、おじいちゃんやおばあちゃんたちが今夜見る夢でしょうね。
 きっと楽しくて美しい夢を見ていただけることと思います。

 みなさん、本当にありがとう。