響き

【令和6年8月10日(土)】
 先週(3日)の練習の最後に3曲通した歌声を、恒川先生が撮影してラインに上げてくださいました。その演奏は、みんなガンバっているんだけれども(先週のメンバーさん、ありがとう)、いろいろな問題点がありました。
 その原因は、ひとえに嶋田先生自身の練習の組み立て方にありました。そう気が付いた時、では、その問題点をどのようにクリアするのか、一週間考え続けていました。
 クリアする…と言えばカンタンそうに聞こえますが、クリアするための練習時間は本番前の楽屋の中しかありません。リハーサル室とステージでの練習はそれぞれ10分弱なので、あって無いようなものです。
 みんなにキチンと分かりやすく問題点を説明して、クリアするためのポイントを絞って練習するのは、一週間どのように考え続けても楽屋の中の待ち時間しかありませんでした。

 という状態で、まさに奇跡的と言いますか、昨日(9日)に「夏休みウィークデー練習」が組まれていました。ここに集まったメンバーは8人でした。「夏休みウィークデー練習」に全員が集まるなどとは最初から思っていません。
 しかし、この8人に対して「一週間考え続けてきたポイント」を試すことができました。
 これが奇跡的に大きな幸運だったのです。
 8人に対して何度も何度も繰り返してお願いしたことは「響き」でした。
 声の響き。これが3日の練習の最後に出てきた問題点をクリアするポイントだったのです。
 そして昨日の練習で、その8人はこれまた奇跡的な演奏をすることができました。声の響きにホンの少し気を付けるだけで、段違いにハーモニーの透明感が増し、これが同じ子どもが歌っているのか???と思えるようなバツグンのレベルアップが実現できました。
 その8人には
「明日(つまり今日の本番前)の練習で、まず君たち8人に歌ってもらって、他の子たちには聴いてもらいます。そして、だんだんと人数を増やしていって、みんなで今の響きが作れるように練習を組みます。力を貸してください」
とお願いしておきました。

 このような流れがあって、楽屋での真剣この上もない練習が始まりました。
 今日の嶋田先生は、メンバーと楽しくオシャベリすることもなく、語り合ったり笑い合ったりする時間はゼンゼンありませんでした。
 でも、みんなは先生を信じてついてきてくれました。たぶん30回くらい「響き!」と言いました。
「今までの練習は全部忘れてください。ブレスの位置とか、クレシェンドをするしないとか、そんなことは全部忘れて、今考えることは「声の響き」だけにしてください」
とも言いました。
 メンバーは嶋田先生が出す指示を一生懸命に実現しようとしてくれました。

 その結果、本番での演奏が生まれたのです。
 フェスティバルの本番は撮影・録音が禁止なのですが、リハーサル室とステージでの歌声を父母会スタッフが撮影してくださり、すでにインスタグラムに上げられているようです。
 フェールマミと芸術文化センターとでは、単純な比較はできませんが、少なくとも今日のメンバーの声の響きについては確認できることと思います。

 準備から詳細な連絡と、当日の引率を含めて、多くの父母会の方々に支えていただきました。本当にありがとうございました。