カテゴリー: 練習日記

  • 全曲を歌えてしまった♪

    【令和7年3月15日(土)】
     今日と来週(22日)と再来週(29日)の次の土曜日は4月5日で合唱体験スプリングコンサートの本番です。だから今日と来週と再来週でプログラムの曲をいかに自信を持って歌えるようになるか。いや、先生の仕事としては、いかにメンバーが自信を持って歌えるように支援するか。そこが勝負だと思っていました。
     練習の中でも言いましたが、算数の授業でも国語の授業でも、「分からない」「できない」という子がいたとすると、それは子どもが悪いんじゃなくて先生の授業が悪いのだと、嶋田先生は自分の経験と言うか反省を含めて思っています。
     ところがですね、結論から先に書きますと、第1ステージの「となりのトトロ」「地球はひまわり」「うたにつばさがあれば」「空がこんなに青いとは」を全部歌い、第3ステージの「ゆうやけこやけ」「春の小川」「もみじ」「ふるさと」を全部歌い、休憩の後は第2ステージの「ぶどう摘み」「火の山の子守歌」「南海譜」「しらかば」を全部歌い、アンコールの「小さな法螺」「北極星の子守歌」を全部歌うことができました。
     それも、ただ歌っただけではなく、なかなかのハーモニーでしたよ。うん、たいしたものだと思います。
     最初に第1ステージを歌っていた時間帯は、さすがに朝イチということもあったのか、声の響きが暗くて音程もシャキッと決まらないことが多くて苦労をしました。
     でもそれは大人でもよくあることですし、プロだって同じように苦労します。だからプロはウォーミングアップを非常に真剣にやります。しかも時間をかけて。
     「空」の場合はウォーミングアップはしないでイキナリ歌の練習ですから苦労するに決まっている。で、大切なことは「いかに短い時間で自分の力を十分に出せるようになるか」であって、その時間を短くするために毎週練習をしているのです。
     先生は指摘はしますよ。「もうちょっと明るい響きで歌おうよ」「イマイチ音程が決まらんねぇ」ってね。指摘しなきゃ気が付かないからね。でも、子どもが(「空」のメンバーが)悪いとは思っていません。みんな、一生懸命に練習してトレーニングして、「いかに短い時間で自分の力を十分に出せるようになるか」とがんばっているわけです。
     先生たちがやっているのは、その支援にすぎません。
     いずれにしても全部歌えたということは、とりもなおさず曲の内容を理解している(知っている)その度合いが高いということで、ゼンゼン理解していない(知らない)のであればスゴク時間がかかるわけで、そういう意味からも今までの練習の成果が表れてきている…と言えましょう。

     いやぁ、それにしてもガンバリましたねぇ。まさかプログラムの曲を全部歌えるとは思ていなかった。今日は第1ステージ第3ステージ、来週に第2ステージと第3ステージ、再来週に第1ステージと第2ステージ、そんな計画でしたからね。

     というわけで、あとは家で、もしも時間があるのなら、詩のイメージが膨らむと良いですね。特に「ぶどう摘み」「火の山の子守歌」「南海譜」「北極星の子守歌」あたりは、少し考えれば豊かな詩の世界が広がります。

     あとはラインでも連絡しましたが業務連絡。
     3月28日(金)の午前中にフェールマミ第2ホールで春休みウィークデー練習を行います。決定が遅くて、もう旅行の計画が立っている子もいることでしょう。無理はしないでください。せっかくのスプリングコンサートですから、できる限りの支援をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

  • 歌を歌わない練習(ドーナツ会)

    【令和7年3月8日(土)】
     今日は進級進学祝いの「ドーナツ会」があるので練習は11時までです。だから1時間30分という時間でできるだけ効率よく練習を進めようと考えていました。
     まずは合唱体験スプリングコンサートの第1ステージ。「地球はひまわり」「空がこんなに青いとは」「うたにつばさがあれば」「となりのトトロ」という順番で歌いました。実際のコンサートでは「うたにつばさがあれば」が最初ですけれども、発声練習もかねての歌ですから「地球はひまわり」からスタートしました。
     朝イチ…ということもありますから、なかなか音程が決まりません。まぁ、これはレベルの高い話で、普通の人には分からないほど「ホンの少しの狂い」です。テストで言えば95点ってところかな。
     これを100点にする…というのが「地球はひまわり」の目標でした。ようするにポイントになる部分に向かってエネルギーを高めていくということで、キチンと注意すれば音程は正確になりました。さすがです。
     ですが、その「ポイントになる部分」というのは2小節に1回ずつあるので、
    「手を合わせてみたら」で1ポイント、「ほらヒマワリできた」で1ポイント、「さあ地球の大地」で1ポイント、「花を咲かせよう」で1ポイント、ようするに1番だけ6ポイントくらいある。3番まで歌うと18ポイントで、最初っから最後まで「ポイントになる部分に向かってエネルギーを高めっぱなし」になります(笑)。
     1ポイントだけなら1発で直っても、6ポイント連続で○にするのは非常に大変。ましてや3番まで18ポイント連続○となると、フィギアスケートのメダル争いみたいです。だから練習するんですけどね。
     でも、だんだん○のポイントが増えてきて音程が決まってきたので嬉しかったです。
     でも、「おおっ、うまくいった。良くなってきたぞ」というところで次の曲にいくから、きっとメンバーは「自分たちが上手くなってレベルが上がってきたこと」に気が付くヒマが無い。ちょっとカワイソウだったかな(笑)。
     「空がこんなに…」も「うたにつばさが…」も「トトロ」も同じで、うまくいったら次の曲次の曲。いそがしいですね。
     休憩はなしで次は第3ステージ。これはコンサートの順番通りに「ゆうやけこやけ」「春の小川」「もみじ」「ふるさと」の順番で歌いました。この4曲は指揮を見ることとムズカシイ音程の確認が中心となりました。この曲を今日初めて練習する…というメンバーも何人かいたのは承知の上で、鍵盤ハーモニカで支援していました。

     というわけで、1時間30分の練習で8曲を歌い通しました。いそがしい練習でしたが、よくもまぁ8曲も歌い通しましたね。へっぽこ合唱団ではとてもじゃないけど歌えない。みんなの力が高まっている証拠です。

     「ドーナツ会」はみんな楽しそうでした。合唱をやるためには「みんな仲よく」ということと「笑顔」がとても大切です。みんなはドーナツ食べてゲームをやっていたつもりかもしれませんが、ドーナツ会の1時間もとても大切な練習でした。「歌を歌っていない練習」というものもあるんだよ。
     貴重な時間を設定してくださった父母会のみなさまに感謝です。

     もうすぐ春休みです。春休み中に1回だけ「ウィークデー練習」を設定したいと思います。日程が決まったらすぐにお知らせしますね♪

  • 大きい子たちの「力」

    【令和7年3月1日(土)】
     今日は先週にやり残した「北極星の子守歌」と楽譜をチェンジした「ふるさと」の音程を確認するところからスタートしました。
     合唱で大事なことは
    ○響く声
    ○音程
    ○ハーモニー
    ○歌詞の発音(歌詞の伝え方)
    など、いろいろありますが、どれが一番大切だと思いますか?
     なに? みんな大切だと思います だと?
     ご名答です♪みんな大切です。しかし、あえて順番をつけるなら?という話。
     顔と心臓とおなかと手足をホーチョーで刺すとしたら、どこを刺しても死んでしまうでしょうが、1秒で死ぬか1時間後に死ぬか、1秒で死ぬのはどこ?という話(笑)。答えは心臓です。顔やおなかなら刺されても1時間くらいは生きていられるでしょ?チョー痛いけどね。

     合唱の先生によって答えも違うかもしれませんが、嶋田先生なら「音程」と答えます。音程が正しければハーモニーは自動的に美しくなるし、少しくらい響きが薄くても(声が小さくても)音程が正確なら、みんなの声が重なり合って膨らんできます。でも音程が不安定では合唱になりません。

     で、まずは「音程」。「北極星の子守歌」も「ふるさと」も以前に比べるとかなりハモってきましたが、それはみんなが音程に気を付けているからです。
     とっても良かったと思います。

     で、あとは思うところあって「こころってなあに」を練習しました。
     4曲目「うつろとからっぽ」、5曲目「ダンスナンバー」、6曲目「こころから」の3曲。これらは正真正銘の全員初見。今までに一回も練習したことがない曲でした。
     なに? その「思うところあって」って何を思ったんだ? だと?
     白状しちゃうとですねぇ、小学校2年生で入団して4月から大阪の大学に行ってしまうNさんが、「10月の定期演奏会に出る」と言ってくれて、おそらく今日が最後の練習になるはずだから…です。
     今までにも京都や東京から定期演奏会を歌いに来てくれたサポーターの子は何人もいますが、遠くへ行く前に「ワタシ10月に出る」と言った人はNさんが初めてなの。
     2年生か3年生の頃に、大きいお兄さんやお姉さんに助けてもらったから、サポーターになって力を貸してくれるのでしょう。ありがたいことです。
     さらに白状しちゃうと、もう4年もサポーターをしてくれて、春から浜松で就職するSさんも…です。大学生になるんじゃなくて就職するんですよ。就職するのに就職する前に「ワタシ10月に出る」と言った人はNさんが初めてなの。
     二人とも楽譜を全部持っていってしまった。全部で何円になるのかな…。ありがたいことです。
     なので、4月になる前に、少しでも10月の定期演奏会で歌う曲に目を通しておきたかった…というわけです。
     名古屋に残る現役メンバーにとっても、全く知らない曲を少しでも歌ってみることはプラスにこそなれ、マイナスになることは絶対にありません。
     今日は「そういう日だ」と予定して練習をはじめました。

     で、どうなったか。
     すごかったですねぇ。3曲ともカンタンな曲ではありません。なのにコンピュータの音を1回聴いたら次の瞬間にはだいたい音程をつかんでくれるんです。
     そのコンピュータの音源を作った嶋田先生です。その嶋田先生は、音源が完成したら再生して聴いてみますわね。聴いたら、みんなが実際に歌う時にどのくらいの時間がかかるか、だいたい予想できますよ。
    「う~ん、こいつぁムズカシイなぁ。みんな苦労するかもなぁ」
    などと予想している。そして今日、実際にやってみた。
     すごかったですねぇ。1回聴いたら次の瞬間にはだいたい音程をつかんでくれるんですもの。
     そりゃあ完璧の100点満点じゃありませんよ。いろんなところに問題点はありました。だけどさぁ、全員が生まれて初めて楽譜を見る「初見」なんですよ。生まれて初めて楽譜を見て生まれて初めてコンピュータのメロディーを聴いて、それで響いた全員でのハーモニーは、嶋田先生の予想をはるかに超えたものでした。
     3曲全部、全てのパートを全員で歌ってから、その後で自分のパートを受け持ってハーモニーを作る「いつもの方法」です。

     さらにですね、こんなことがありました。
     休憩の時に小学生のメンバーが先生のところに来て
    「ここの部分、メゾソプラノの音をやってませんよ」
    と教えてくれました。
     おおむね二部合唱なのですが部分的に(少しだけ)三部合唱になるところがあって、そこのところを「歌ってません」と言うのです♪♪♪
     よく楽譜を見てるものですね。
    「ありがとう。今日は音楽の流れが分かればOKなので、その部分は細かく練習する時にキチンと確認しましょう」
    と答えましたが、そういうことを言ってくれる小学生メンバーがいることは実に頼もしいです。これも、大きいお兄さんやお姉さんやサポーターのみなさんの支えがあったからだと思います。
     小学生が確実に成長しています。

  • 不運が重なりました。ごめんなさい。

    【令和7年2月22日(土)】
     今日は合唱団「空」の歴史の中でもベストスリーに入るくらいの「ダメな練習」になりました(涙)。参加してくれたメンバーに、まずもってお詫びを申し上げます。

     不運が重なりましたねぇ。

    不運その①
     コンピュータを持っていかなかったこと。
     せっかく内匠先生がいるのだから、わざわざ重いコンピュータを持っていかなくってもイイや…と思って、今日は楽譜だけ持って家を出ました。

    不運その②
     モーニングを食べていたら内匠先生から電話がかかってきた。
     なんでも奥様の体調が良くないとのこと。「体調が悪い奥様をホッタラカシテ練習に来なくても良い」と指令を出して、休んでもらいました。

    不運その③
     フェールマミの戸棚に置いてあった鍵盤ハーモニーがない!!!
     おっかしいなぁ。先週の練習の後で置いておいた場所に鍵盤ハーモニカがありません。どこを探しても見当たりませんでした(涙)。

     予定していた曲は「小さな法螺」と「北極星の子守歌」でした。で、「小さな法螺」は何とか練習したものの、伴奏なしの鍵盤ハーモニカなしで、非常に効率が悪かったです。
     不運が三つ重なりました。
     特に③の鍵盤ハーモニカ紛失事件は大きな問題です。ありゃぁ¥20,000もするんだぜぇ。
     来週の練習までに新しい鍵盤ハーモニカを手に入れてきますね♪
     申し訳ないニャン。みんな、よくがんばってくれましたニャー。

     なので「北極星の子守歌」をゴリ押しで練習するのは中止して、無伴奏で歌う曲に予定変更です。
     「ゆうやけこやけ」も「ふるさと」もきれいにハーモニーを作ることができました。いやいや、「小さな法螺」も含めて、「ゆうやけこやけ」も「ふるさと」もメンバーの音取り能力は高い。なので「ふるさと」では和音が変化する部分で止めて、ハーモニカの変化を確かめながら味わうことができました。

     最後の15分ほどはスプリングコンサートでは歌わないのですが「さくらさくら」の一番を歌いました。さすがに二番と三番まではいきませんでしたが、15分で一番のハーモニーを作ることができたのは素晴らしかったと思います。

     今日は「ふるさと」が出色(しゅっしょく・良かったこと)でした。
     メンバーの強力な協力に大感謝です♪

  • 自己紹介をしました。よろしくね!

    【令和7年2月15日(土)】
     先週に続いて今日は1年生(春から2年生)の新メンバーを迎えて、「自己紹介コーナー」から始まった今日でした♪みなさん、よろしくお願いいたします。

     だから練習のスタートは「となりのトトロ」にしました。1年生も知っているであろうメロディーをみんなで歌った後、ハーモニーを作りました。
     みんな、だいぶ「となりのトトロ」の音楽の流れが身に入ってきましたね。声に力強さがありました。

     そして、久しぶりに「ミミクリーペット」と「證誠寺とカタツムリ」の練習をしました。
     この「ミミクリーペット」と「證誠寺とカタツムリ」は、4月5日(土)の合唱体験会+スプリングコンサートでも、「空」の紹介コーナーとして使おうと思っています。
     みなさん、協力をお願いします。

     コンサートのプログラムとしては今日はこんな順番で進めました。です。
    ○ぶどう摘み
    ○しらかば
    ○火の山の子守歌
    ○南海譜
     全員で、全部のパートを歌いましたから、慣れているメンバーは大丈夫だったとしても、初めての1年生には大変だったかもしれません。ごめんなさいね。
     でも、早く上手になってほしかったから、がんばって歌ってもらいました。そうしてガンバっているうちに、だんだん耳が良くなってきて平気になってくるはずです。先生もお兄さんお姉さんも応援しますから、一生懸命に歌いましょう♪

     それにしてもこの4曲、なかなか良かったですよ。初めて歌うメンバーもたくさんいたはずです。でも何とかハーモニーを作ることができたのは、音取りの時に集中して楽譜を見て聴いていたからです。
     音楽をやろうと思ったら、一番大切なのは耳です。つまり「聴く力」です。
    でも、日本語では「聴く」と「聞く」と二つの漢字があります。
     「聞く」というのは、道を歩いていたりする時に聞こえてくる小鳥の声や自動車の音のことで、聞いていなくても聞こえてくる状態のことを意味します。
     「聴く」というのは、授業中の先生の説明やコンサートのオーケストラの音のように、どういう意味なのかとか、どんな美しさなのかとか、意味をとらえて「聴く」ということです。
     恒川先生のお手本や、先生たちの鍵盤ハーモニカの音を、小鳥やセミの声や自動車の音みたいに聞いてくれては困ります。
     恒川先生のお手本や、先生たちの鍵盤ハーモニカの音は、授業中の先生の説明やコンサートのオーケストラの音のように、どういう意味なのかをとらえて聴いてほしいのです。
     それができるのが合唱団「空」の強みであり、「空」でそういう聴き方ができるということは、授業でも同じことができるはずで、絶対に成績も上がるはずです(笑)。
     そのような「聴き方」をするように徹底的にお願いしました。
     では、そのような「聴き方」ができているかどうかのバロメーターは、楽譜をシッカリ見ているかどうか…です。それで分かります。
     楽譜をシッカリ見て音を聴く ということは
     ボールをシッカリ見てバットを振る ということと同じです。

     ボールをシッカリ見ないでバットを振っている子に、はたして野球ができるだろうか?
    ということは
     楽譜をシッカリ見ないで音を聞いて(聴いてではない!)いる子には合唱はできないということになります。
     しつこく「楽譜を見て」「音を聴いて」と言ったのは、そういう意味です。

     でも、なかなか良いハーモニーができました。良かったと思います。
     これで、アンコールの「北極星の子守歌」「小さな法螺」が残りました。
     来週が楽しみです。よろしくお願いいたします。

  • チラシを配りました

    【令和7年2月8日(土)】
     今日は1年生(春から2年生)の新メンバーを迎えてニギヤカでした。新メンバーとしての紹介ができなかったのですが、嶋田先生が「入団決定」かどうか分からなかったからです。ごめんなさい。来週、同じ1年生(春から2年生)の子がもう一人入団してくれると聞きましたので、来週の練習で「自己紹介コーナー」をやりたいと思います♪

     さて、今日も4月5日(土)に北文化小劇場ホールで開く合唱体験会+スプリングコンサートのプログラムを進めました。今日はこんな順番です。
     ○うたにつばさがあれば
     ○地球はひまわり
     ○空がこんなに青いとは
     ○ゆうやけこやけ
     ○となりのトトロ
     ○春の小川
     ○ふるさと
     ○もみじ
     先週に続いて「7曲も歌ったんだ」と感心しています。
     なに? ○の曲名が8曲あるがや だと?
     そうです。ただ、「もみじ」は最後の5分で1回通しただけなので外しただけの話です。ただし、自分のパートを歌ってハーモニーを作って歌いました。
     そして残りの頃の7曲は、全部のパートを全員で歌ってみてからハーモニーを作るという「空」の定石(じょうせき・決まっている方法)で歌い通しました。

     先週よりも進歩したのは、その後でインスタグラムの撮影用に「となりのトトロ」を歌ったことです♪ これは鍵盤ハーモニカの助け無しで、そのかわり嶋田先生もアルトに入って歌いました。
     なに? 嶋田先生が入らなかったらもう少しマシなハーモニーになったのになぁ だと?
     ほっとけ! 歌いたいから歌ったんじゃわぃ。

     「もみじ」は最後の5分だけとは言え、わりと正確に歌えています。1回歌って音が分かったら、それがキッチリと頭に定着しているようで、たのもしく思いました♪
     それよりも、今日のハイライトは「ふるさと」でした。実はサンザンに迷ったあげく、編曲(アレンジ)を変えることにしました。だから新しい楽譜を印刷して持っていき、その新しい楽譜をノリで貼り付けてもらいました。
     今日、事情で参加できなかった人の分も残してありますから、来週以降に貼り付けてくださいね。
     「ふるさと」の新しい楽譜は、若松正司という作曲家の編曲(アレンジ)を基本にして、終結部に萩原英彦という作曲家の編曲(アレンジ)に切り替えて、小学校の教科書に載っていた楽譜(石井 歓という作曲家の編曲)を3番のソロに加えました。
     嶋田先生が作曲した部分は一つもありません。三人とも天国におられる作曲家ですが、ネットで調べてくれれば分かりますが石井歓先生や萩原英彦先生は日本の合唱史上で不滅(ふめつ・ぜったい消えないこと)の大作曲家。若松正司先生は小学生・中学生のための合唱曲を数多く残された教育音楽家です。
     いやぁ、きれいでしたねぇ。すごく美しいハーモニーが響きました。全員が初見なのに「おみごと!」っていう感じでした。今日は何人かのパパさんママさんが聴いておられましたが、感想を聞いてみたいものです。

     これで、残るは「白いうた青いうた」の中から「ぶどう摘み」「火の山の子守歌」「南海譜」「しらかば」とアンコールの「北極星の子守歌」「小さな法螺」です。この6曲もまったく歌っていないわけではなく、1回か2回は歌っていますので、2月中にはプログラムを一通り理解することができるでしょう。
     3月は表現の練習をします。そして、できれば合唱体験会+スプリングコンサートでは歌わない曲にも取り組みたいと思います。すなわち「七つのあそびうた」と「こころってなあに」ですね。

     合唱体験会+スプリングコンサートのチラシを配りました。
     せっかくの機会ですから、一人でも多くの子に聴いてもらえるように、そして一人でも多くのメンバーが入団してくれますように、宣伝してください。
     みんなの力が必要です。よろしくお願いいたします。

  • 今はハンドルの季節

    【令和7年2月1日(土)】
     2月になりました。受験生がんばれ!!何の力にもなれない嶋田先生ですが、祈ることはできます。「どうしてるかなぁ、がんばってるかなぁ」と思いながら「合唱で培った集中力を生かして!」と祈っています。

     さて、今日は、4月5日(土)に北文化小劇場ホールで開く合唱体験会+スプリングコンサートのプログラムを進めました。こんな順番です。
     ○となりのトトロ
     ○うたにつばさがあれば
     ○地球はひまわり
     ○空がこんなに青いとは
     ○ゆうやけこやけ
     ○春の小川
     ○北極星の子守歌
     ○小さな法螺
     今こうして思い出して書いていても「7曲も歌ったんだ」と感心しています。
     なに? ○の曲名が8曲あるがや だと?
     そうです。ただ、「小さな法螺」は最後の5分でメロディーを1回通しただけなので外しただけの話です。
     つまり残りの7曲は、全部のパートを全員で歌ってみてからハーモニーを作るという「空」の定石(じょうせき・決まっている方法)で歌い通しました。

     まぁ、ホンの少しピッチが下がっていました。ピッチというのは「ビミョーな音程」という意味で、「ホンの少し音程が定まらない」ということです。
     これを「お~ぃ、今日は何だか、みんな悲しそうな声だぞぇ」と指摘しましたし、恒川先生は声の出し方についていろいろアドバイスをくださいました。
     まぁピッチというものは「下がっているよ」「ハイわかりました、気を付けまっす」みたいに直るものではありません。時間をかけてユックリ練習していきましょう。

     というのも、今日は(来週も)ピッチだとか発声だとかではなく、まずはシッカリと音を取って音楽の流れをつかみ、そしてハーモニーを感じる耳を育てるのが目標でしたので。
     自転車にたとえれば
     ○ピッチ・発声・響く声 → 後ろの車輪・ペダル
     ○ハーモニーを感じる耳 → 前の車輪・ハンドル
     です。
     そういう意味では今日の目標は完全に達成されました。すごく嬉しくて、ルンルンな気分で家に帰ってきました♪

     今日歌った曲は、もちろんみんなステキな曲ばかりだったのですが、嶋田先生的には「北極星の子守歌」で心が震えましたねぇ。なんて言うのかなぁ、子どもっぽくない、安っぽくない、単純じゃぁない、
     他の曲が子どもっぽくて安っぽくて単純だという意味じゃないですよ!!!
     でも、新実徳英という作曲家が渾身(こんしん)の力を振り絞って練り上げた音楽 っていう感じがしました。歌っていたみなさんはどう思ったのかな…。
     「うたにつばさがあれば」もステキな曲ですねぇ。「地球はひまわり」もシンプルだけど素晴らしい曲です。「空がこんなに青いとは」など「友達の手を離さぬように」「一人でももう泣かないように」なんて歌うとアタシは涙が出てきますわぃ。歌っていたみなさんはどう思ったのかな…。

     今日も、みなさんのおかげでステキな時間を過ごすことができました。大感謝です♪

  • 暫定(ざんてい)パート

    【令和7年1月25日(土)】
     今日は、4月5日(土)に北文化小劇場ホールで開く合唱体験会+スプリングコンサートで使う楽譜を配りました。
     合唱体験会のプログラムは

    【第1ステージ】歌い継ぎたい歌ウタうた
    ☆うたにつばさがあれば
    ☆地球はひまわり
    ☆空がこんなに青いとは
    ☆となりのトトロ
    【第2ステージ】白いうた青いうた
    ○ぶどう摘み
    ○火の山の子守歌
    ○南海譜
    ○しらかば
    【第3ステージ】小学校で習う文部省唱歌集
    ○ゆうやけこやけ
    ○春の小川
    ○もみじ
    ○ふるさと
    【第4ステージ】見学体験希望者がステージに上がって
    ☆となりのトトロ
    ☆ゆうやけこやけ
    【アンコール】見学体験希望者がステージから下りて
    ○小さな法螺
    ○北極星の子守歌

     となっていて、☆の曲を1冊の楽譜にまとめたわけです。この楽譜を持っていれば、第1ステージと第4ステージがクリアできるわけです。「ゆうやけこやけ」がダブっていますが、「ゆうやけこやけ」1曲のために楽譜を持ち替えるのはメンドウなので、ダブりは承知で入れておきました♪

     発声練習を含めて「となりのトトロ」のメロディーを歌いました。そして、新しく決まった暫定(ざんてい)パートに分かれてハーモニーを作ることができました。
     暫定(ざんてい)というのは「とりあえず」という意味です。だってまだ全員の声を聴いたわけじゃないし、希望を聞いていないメンバーもいます。
     不公平はいけない。だから正式なパートは全員の声を聴いて全員の希望を聞き終わってから「正式決定」となります。
     ただ、4月5日の体験コンサートで仮に10人の新入団員が入ってくれたとして、その10人が全員高い声でソプラノ希望なぁんてことになるかもしれません。そうなったら今日発表した暫定パートの中から何人かに移動してもらうことになるかも…です。
     合唱のパートって、人数バランスがとっても大切なんですからね。
     早い話が正真正銘の「正式パート」の決定は4月の中頃っていうことになります。

     次に「地球はひまわり」と「空がこんなに青いとは」。合計3曲を最初から最後までハーモニーを作ることができました。例によって全部のパートを全員で確認して…の話です。
     とても効率よく練習を進めることができました。

     最後の30分で、「白いうた青いうた」の中から「ぶどう摘み」を練習しました。まずは全員でメロディーを確認し、1番(楽譜で言うと1ページ目と2ページ目)をハーモニーにしました。「かごを だけば すあしのみち」から3声に分かれるハーモニーがすごくステキでした。
     あと20分あれば最後までハーモニーを作って歌い通すことができたでしょう。しかし新しい曲を3曲通した上で「ぶどう摘み」の1番ですから、すごいスピードでした。
     来週もがんばりましょう。

  • 4月5日(土)のプログラム

    【令和7年1月18日(土)】
     先週の父母総会で、4月5日(土)に北文化小劇場ホールにおいて合唱体験会+スプリングコンサートを開くことが承認されました。
     合唱体験会はフェールマミでやるのも良いけれど、いっそのことホールでやってしまえってことで、返す刀でスプリングコンサートにしてしまえってことです。
     なぜなら4月5日の時点で「白いうた青いうた」や「小学校で習う文部省唱歌集」の中の何曲かが歌えるようになっていれば、その後の練習スケジュールがとっても楽になるわけで、4月5日に中間目標を定めることは「空」にとってメリットしかない話になります。
     それが「ホールで歌う合唱体験会」になれば有効な時間となりますね。

     というわけで、今日はメンバーに「希望のパート」を聞きました。今日来られなかったメンバーは来週教えてください。
     そして「ゆうやけこやけ」を使って、全員に一人で全部のパートを歌ってもらいました。声を聞けば、その子に一番合っているパートがどこなのか分かりますからね。
     それで、その子の希望と先生の考えとをスリ合わせて、今年のパートを決めようってわけです。
     それで一人一人の声を聴かせてもらってオドロイたのですが、男子メンバーもけっこう高い声が出せていて、今ならソプラノでもできそうな子もいました(拍手)。でも男子はどんどん声がテノールやバスに成長していきますから、長い目で見ればアルトを担当してもらうのが無難(ぶなん)でしょう。
     そして女子メンバーも高い声から低い声まで実になめらかで、鍵盤ハーモニカの音域を全部出してしまう子もいて、実にオドロキました♪
     はっきり言えば(女子メンバーにとっては)パートなんかクジかジャンケンで決めても大丈夫なのです。しかし「どちらかと言えば」ということがあり、ベストを目指そうとすれば「この子はソプラノ」「この子はアルト」というポジションがあります。
     できれば来週に発表したいと思います。

     今日は前半の練習で「白いうた青いうた」を全部メロディーだけ歌いました。とっても魅力的なメロディーが続いて、前で聴いていてもとても気持ちが良かったです。

     そして最後は「七つのあそびうた」の中から「うみ」を歌いました。この曲を練習するのは初めてで、全員が初見だったのですが、楽譜を見る力も高まっているのでドンドン歌うことができました。
     音取りは早い!!!

     せっかくですから最初に書いた4月5日(土)の合唱体験会+スプリングコンサートについて、歌う曲目(プログラム)を共通理解しておきます。
     タイトルが長いのですが(笑)
    スプリングコンサート2025 ♪ホールのステージでみんなで歌おう合唱体験スペシャル♪
    としました。

    【第1ステージ】歌い継ぎたい歌ウタうた
    ○うたにつばさがあれば
    ☆地球はひまわり
    ☆空がこんなに青いとは
    ☆となりのトトロ
    【第2ステージ】白いうた青いうた
    ○ぶどう摘み
    ○火の山の子守歌
    ○南海譜
    ○しらかば
    【第3ステージ】小学校で習う文部省唱歌集
    ○ゆうやけこやけ
    ○春の小川
    ○もみじ
    ○ふるさと
    【第4ステージ】見学体験希望者がステージに上がって
    ☆となりのトトロ
    ○ゆうやけこやけ
    【アンコール】見学体験希望者がステージから下りて
    ○小さな法螺
    ○北極星の子守歌

     ☆の曲は来週に楽譜を配ります。
     ○の曲は第29回定期演奏会で歌う曲ですから4月にこれだけ歌えるようになっていればすごく効率が良い。
     力を貸してください。みんな、よろしくね。

  • 新入生大歓迎!

    【令和7年1月11日(土)】
     今日は2名の新入団員を迎えることができ、また見学の子が2名来てくれて、嬉しい雰囲気の中で練習を進めることができました。やりたい練習内容が山ほどあるので、見学の子にとっては難しい内容もあって大変だったでしょうが、要は「こういう力が高まれば合唱が楽しくなる」という話をしながら練習を組み立てました。
    入団してくれると良いなあ…と願っています。

     さて、今日は「夢の世界を」と「ゆうやけこやけ」でノドの調子を整えてから「山男のヨーデル」を歌ってみました。
     「ゆうやけこやけ」と「山男のヨーデル」、この2曲には共通点があります。
    ○メロディーを受け持つのは最初から最後までソプラノ
    ○1番の歌い出しでソプラノがメロディーを歌う時、メゾソプラノとアルトはハミングで始まる
    ○2番あるいは3番の歌い出しはメゾソプラノがソプラノより高い音で始まる
     なぜ、こんな共通点があるかと言うと、実は編曲者(アレンジ)が同じ作曲家だからです。
     若松正司先生。「ゆうやけこやけ」や「山男のヨーデル」の他にも、素晴らしい編曲が多くあり、いつの日か 「若松正司名編曲集」 などというステージを組むのも面白いと思っています。
     「山男のヨーデル」は名曲です。今日は集まったメンバーの力量もあって非常に美しいハーモニーを作ることができました。合唱に目覚めた高校生くらいになると「もう少し美しくハモりたい」と思っていたはずですが、今日は新入団員もいて見学者もいて、「どんなふうにハモるか」を分かってもらうのが目的ですから十分なハーモニーだったと思います。

     後半は「春の小川」をやりました。
     最初はユニゾン(全員がメロディー)なのですが二部合唱に分かれて三部合唱に発展してから四部合唱で盛り上がる…という構成ですから、3年生の教科書に載っている曲をみごとにアレンジするものですね。
     「春の小川」の編曲(アレンジ)は萩原英彦先生。この素晴らしいアレンジを、全員が全部のパートを歌ってからハーモニーを作りました。
    よく頑張ってくれました。

     最後に「富士山」のツボになる部分をハーモニーにして終了。
     「ゆうやけこやけ」をキチンとハーモニーを作ることができたのは大収穫でした。
     素晴らしい時間でしたが見学の子にとっては大変だったかなぁ。ごめんなさい。もう少しカンタンな練習にすると良かったネ。