SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


作って良かった幸せだ

【令和6年11月23日(土)】
 今日も歌集の中から「COSMOS」と「きよしこの夜」を取り上げました。そして「ビリーブ」も付け足しです。12月7日と14日に予定している「合唱体験見学会」は今日の時点で小学生が来るのか中学生が来るのか分かりません。合唱の経験が全くない子が来るかもしれないし、学校の合唱部の経験を持つ子が来るかもしれない。あと、核(コア・中心)になる「空」メンバーの人数も分からない。
 当日の朝、低学年の子にも楽しめる練習にするか経験者の中学生向きの練習にするか、顔ぶれによって練習の内容を変えるつもりで、いろいろなパターンを用意していますが、いかな「空」のメンバーでも当日の朝にイキナリ初めての曲を歌え…というのも酷(こく・きびしいこと)でしょう。なので「ビリーブ」も練習しておきました。
 同じ意味で「ゆうやけこやけ」も練習しました。「ゆうやけこやけ」は小学校2年生の教科書に載っています。もし見学会に2年生の子が来てくれたら「ゆうやけこやけ」は有効な練習曲目になるでしょう。「あっ、学校で歌ったよ」とか言って喜んで歌ってくれるでしょう。そこで核になる「空」のメンバーがハーモニーを響かせてくれれば2年生はビックリして「この合唱団で歌いたい」と思ってくれるかもしれません。
 同じ意味で「紅葉」も練習しました。4年生の教科書に載っています。
 「ゆうやけこやけ」にしても「紅葉」にしても、全員で全部のパートを歌ってみて、その上でハーモニーを作るわけです。合唱体験見学会の準備ではありますが、基礎基本を踏まえた「空」の合唱力を高める練習でした。

 そして「こころってな~に?」です。今日は1曲目の「こころころころ」を何としても最初から最後まで通して歌いたい…という計画でした。
 そして、全員で全部のパートを歌ってから、それぞれ好きなパートを選んでハーモニーを作ることに成功しました。すごく音取りが早いです!!!
 コンピュータさんはリズムや音程は100%正確無比。ただ微妙なテンポのゆらめきや強弱の変化などは苦手。しかし今の「空」のメンバーにとって重要なのは歌詞の意味でもテンポや強弱の変化でもなく、とにかく音程とリズムです。
 音程がアヤフヤなのに歌詞の内容をイメージしても意味はありません。まずは音程とリズム。
 それを今日のメンバーは全員が全部のパートを正確に経験した。そしてハーモニーを作った。これは素晴らしい成果でした。
 「こころってな~に?」全7曲のコンピュータ音源データを作るのには一日中作業して三日ほどかかりました。かなりの時間が必要です。
 しかしねぇ、今日のみんなの歌声というか音取りの様子を見ていると、本当に作って良かったなぁ…と幸せに思います。どんどん吸収してアッと言う間に歌えるようになってくれるからね。幸せでした。大感謝です。

 「こころってな~に?」の詩人の谷川俊太郎さんが天国に昇られました。「空」もこれまでに谷川俊太郎さんの詩による歌を何曲歌ったことでしょう。
 今度の第29回定期演奏会は谷川俊太郎さんの功績をたたえるコンサートという意味も含まれますね。
 力を貸してください。

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