【令和6年11月16日(土)】
今日も歌集の中から「COSMOS」と「きよしこの夜」を取り上げました。この2曲は12月7日と14日に予定している「合唱体験見学会」でメインとする曲です。
「COSMOS」は「光の声が」が「光の肥(こえ)が」と聞こえないようにしましょう…ということで練習しました。上手くいったと思います。
「きよしこの夜」はドレミファの感覚やハーモニーを感じる練習になると2週間前に書きましたが、今日は実験をやってみました。つまり、
「きーよしー」はソプラノを歌い、
「こーのよーるー」はメゾソプラノを歌い、
「ほーしーはー」はアルトを歌って、
1小節ごとに歌うパートをソプラノ→メゾソプラノ→アルト→ソプラノ→メゾソプラノ→アルトというふうにチェンジしていくわけ。
これはアホらしいように思えるかもしれませんが、せっかく楽譜を見ながら歌っているのだから「楽譜を見なくちゃできない練習」をやるわけです。楽譜というものは見なければ良いというのはインチキな話で、見なくちゃいけないものなのです。
で、アホらしいと思うのはマチガイで、楽譜の音符と実際の音の高さとを頭の中で結び付けていなければできないので、すごくレベルの高い話なのです。
「でんでんむしむし しょじょじのにわは おまえの頭は みな出てこいこいこい」と同じ理屈です。
それで全員をABCのグループに分けて
Aチームはソプラノ→メゾソプラノ→アルトという順番で歌い、
Bチームはメゾソプラノ→アルト→ソプラノという順番で歌い、
Cチームはアルト→ソプラノ→メゾソプラノという順番で歌うと、
全体としては普通に3つのパートに分かれて歌うのと同じハーモニーができるはずです。
これはアホらしいように思えるかもしれませんが、ソートーにドレミファの力が身についていないとできない芸当です。
けっこうチャンとできましたね。えらいもんだと思います。
でも「これはゲームです」と宣言して、チラッとでも間違えた人は座りましょうってやったら半分くらいの子が座って、けっこう面白かったです(笑)。
この練習は、後半の「春の小川」の練習で非常に役に立ったのですが、何がどう役に立ったかは長くなるので書きません。「どのようにハーモニーを感じるか」だけを考えて練習を組み立てていました。
それにしても「春の小川」は部分的に4つのパートに分かれるので、ハーモニーを感じる力が備わっていないと歌えません。ハーモニーを分かっていないとケタハズレにムズカシイことになります。
しかし、全員が全部のパートを歌ってから、好きなパートを受け持って最初から最後まで通しましたからね。人数が多くなかったのに大したもんだと思いました。
時間が18分ほど残っていたので「富士山」も歌ってみました。オドロイタことに「富士山」も、全員が全部のパートを歌ってから、好きなパートを受け持って最初から最後まで通しました。
「富士山」も部分四部合唱なんですよ。それを18分で最初から最後まで歌ってしまった(これは事実です。今日集まったメンバー全員が証人だぁ)わけで、ドレミファの感覚やハーモニーを感じる感覚を身に付けることがいかに大切で、そして効果的か、それを証明するような2時間30分でした!!!
←合唱の力
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