SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


平和について その第1歩

【令和5年5月13日(土)】
この日も嬉しいことに見学の子を迎えることができました。
合唱というものは、どんなに優秀なメンバーがでも一人ではできませんから、合唱団「空」に興味を持ってくれる子やお父さんお母さんがいてくれることは本当に嬉しいことです。
入団してくれると良いですね♪

さて、練習は10月の演奏会のアンコールをやりました。
「ともだちおばけ」「北のみなしご」「高二の肖像」「十四歳」の4曲です。
このうちの「北のみなしご」は少し悲しい感じの曲調ですね。楽譜の中の新実先生のコメントによれば
「この曲が中国残留孤児の物語になるとは思ってもいませんでした。さすが谷川雁の視座の広さ鋭さ!と驚き、蒙が啓かれました。」
とのこと。
谷川雁という人は「平和の大切さ」をいつも考えていた人だ…と嶋田先生は理解しています。これまでに歌い継いできた「白いうた青いうた」の中にも「南海譜」という名曲がありました。10月の定期演奏会で歌う中にも、平和に関する歌は「八月の手紙」「ぶどうとかたばみ」「壁きえた」などがあります。
ウクライナの問題も含めて、「平和」については小学生も小学生なりに考えることが大切だと思います。
自分が何も力にもなれず、何の役にも立たないということは分かっていますが、力になれない役に立てないと言って、ボク知らない、アタシには関係ない、と思うのは間違いでしょう。
これらの詩を、声に出して歌うことで、みんなの中にイメージが拡がります。平和に対するイメージが…。そのことだけで十分…というか、それこそが平和を愛する第一歩なのだと先生は思います。
おっと、また脱線しちまったな。

結果としては4曲を最初から最後まで、全部のパートを全員が歌ってハーモニーを作りました。
担当するパートはある程度は決まっているものの、全部のパートを歌ってみることは「自分のパートの役割」を知る上でとても大切です。そして「合唱の基本」が身に付きますから一石二鳥じゃなくて一石三鳥のも四鳥にもなります。
とても充実した練習でした。

翌日の「水のいのち」合同練習もご苦労さまでした。
参加メンバーはよくガンバってくれました。
それにしても、ものすごい緊迫感と集中力でした。

定期演奏会まであと5ヶ月。みなさん力を貸してくださいね。

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