SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


笑えて歌えないんだなぁ

【令和5年3月19日(日)】
春の日帰り合宿2日目。昨日のノートに書いたとおり「歌はともだち」を中心に練習しました。
嬉しいことに今日は4年生の女の子が見学に来てくれました。きっと知っている曲もあったと思います。楽しく歌うことができました。また来てくれるといいな…。

曲に関する新しい話は一つだけ。
P140「ビリーブ」を確認してください。
P140の7段目の4小節目「だーろう」の「だー」は8分音符が二つになってます。
P141の3段目の1小節目「とき」の「と」は4分音符が一つです。
ここは歌い方を同じにします。「だー」を4分音符で歌いましょう。
いやぁ別に心配することはありません。みんなが今まで歌っていたとおりに歌えば良いわけで、まぁ体調不良で欠席だった子のための共通理解です。

それよりも、今日「歌はともだち」に力を入れたのは、嶋田先生は何とかして楽譜を持たずに歌うことはできないか…と考えていたからで、あの手この手を使いました。
というのも、歌う時に持つ楽譜が「水のいのち」や「さくらんぼの実る頃」みたいな楽譜なら良いのですけれども、「歌はともだち」のコンパクトな楽譜では何だかカッコ悪いなぁ…という感じがあるからです。
いやいや、どっちでもいいんですよ。
「カッコ悪いなぁ」というのは嶋田先生の「感覚」なのじゃ。そして嶋田先生は「感覚」で物事を決めるのが大キライでありまして、決めるなら数字のデータを出すか多くの人から意見を聞くのが好きです。
で、みんなから意見を聞くために、まずはあの手この手を使った…というわけなのです。
その「あの手この手」とは、指揮のジェスチャーの他に「暗号を書いた紙」を胸に貼って指揮をする」などの方法です。
「暗号を書いた紙」とはどういうことかと言うと、つまり

みおあ とかみ すいか 

と書いた紙を胸に貼って、お客さんに紙が見えないように気を付けて「手のひらを太陽に」を指揮する…という作戦ですね。

みおあ とは「みみず」「おけら」「あめんぼ」
とかみ とは「とんぼ」「かえる」「みつばち」
すいか とは「すずめ」「いなご」「かげろう」

だわなぁ。そしたら何とリクエストが出てきて、

うたかな わらうれ おどあい

と付け足して紙に書いたわけだね。つまり

うたかな とは「うたうんだ」「かなしいんだ」
わらうれ とは「わらうんだ」「うれしいんだ」
おどあい とは「おどるんだ」「あいするんだ」

だわなぁ。実際にそう書いた紙を胸に貼って指揮したら、どうなったと思う?
確かに歌詞は確実になりました。でもねぇ、笑えて歌えないんだなぁ。いや、歌えてるんだけど半分笑っているので音程が良くないんだわ。う~ん、あんまり良い作戦ではないな。
でも、この作戦が「あまり良くない」と分かったのは、実際にやってみたから分かったのであって、もしこれを本番の日の朝に突然に提案したらヤバかったかもしれない。
うん。やっぱり、やってみなくちゃ分からんね。これも大きな意味での「数字データ」です。何人中の何人が「笑えて歌えんかった」という立派なデータです。

まぁ、そんなこんなでイロイロ試してみて、休憩の後で意見を聞きました。

【問題】「歌はともだち」ステージで楽譜を持つか持たないか
選択肢1 持たなくても何とかなる  2名
選択肢2 持たなきゃ無理です    6名
選択肢3 曲による。人による。なので各自が曲によって決める  残り全員

というわけで、「歌はともだち」ステージは
○とりあえず楽譜を持ってステージに上がって、それぞれのメンバーが曲によって見るか見ないか考える
という結論になりました。
たとえば「気球にのってどこまでも」の手拍子の部分は、その時だけ楽譜をワキに挟むとかね。

この話し合いの後は「サウンドオヴミュージック」と「ドレミの歌」を練習して、さらに最後の20分で「水のいのち」を全部歌ったということでした。
メチャクチャ充実した時間でした。本当にありがとう。

さて、21日(火)は午前中に「スタジオジブリ名曲集」と「水のいのち」
午後から東海メールクワイアーの皆さんと「水のいのち」合同練習です。
午前午後ともに第1ホールです。
とくかく失敗を恐れないで、明るく元気よくいきましょう。
よろしくお願い申し上げます。

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