SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


「だいぶ歌えるようになりましたね…」

【令和5年3月18日(土)】
小学校の卒業式も終わり、受験生も戻ってきました。
「空」では今日から「春の日帰り合宿」の始まりです。
第26回定期演奏会(10月23日に無事終了)の予備日がスプリングコンサートとなり、そこで「水のいのち」を歌うという超本気モードの話になりました。今日、明日(19日)と楽譜を初めて見る受験生が追い込みをかけ、21日(火)は午後に東海メールクワイアーとの合同練習という強行スケジュールです。
でも、ここで本気モードの練習を積むことで、みんなの実力も確実に上がることでしょう。そのために今、今日の練習をどう組み立てるか。そこが嶋田先生の責任だと自覚しています。

先週の今木先生の練習での反省点(みんなが反省するんじゃないよ。嶋田先生が反省するんです。今の「空」に何が必要か…ということをね)を踏まえて、今日は「スタジオジブリ名曲集」を練習することにしました。それも「風の丘」に特化した練習です。
結論を先に報告すると、練習が終わって浜田先生とバイバイする時に浜田先生が「だいぶ歌えるようになりましたね…」と言って帰っていかれましたが、その一言が全てでした。
では何をどのように練習して「だいぶ歌えるように」なったかと言うと、

①ソプラノの5~6小節目、メゾソプラノの13~14小節目の何度も出てくるメロディーです。
これは ファレ ファド ファシーラソラ となっています。
これはまず ファ ファ ファ という土台の音があって、
そこに レー ドー シー という音の流れがくっついている
と、そのような構造です。これはバッハをはじめとするバロック音楽によく見られる流れで、ようするに「しょうじょうじとかたつむり」の歌みたいに2つのメロディーが同時に頭の中になくてはならない…ということですね。
ファ ファ ファー がタヌキだとすると
レー ドー シー がカタツムリです♪
そこを重点的に練習しました。次に

②38~41小節目のソプラノ・メゾソプラノです。
ここはソプラノもメゾソプラノも楽譜どおりに分けることにしました。分けることで最初の音へのネライを絞りやすくなるわけで、ここは音程重視です。
最初はソプラノ・メゾソプラノともに音を分けないで助け合って歌う…と考えたのですが、それは間違っていました。助け合って人数を多くして歌っても、担当する部分が長くなって音にネライが定まらない。編曲者はダテに分けて書いているのではないわけです。
ただし、これは3月26日への特別措置でありまして、10月22日には分けて歌うか分けないで歌うか、それは今後の課題です。
そもそも38~41小節目はソプラノ・メゾソプラノを全部つなげて歌って一つのメロディーなのでありますから、この曲を独唱する(一人で歌う)時には38小節目から45小節目までを全部つなげて歌うわけです。
しかし、38小節目から45小節目までを一人で全部つなげて歌うというのはプロでも大変でしょう。ウソだと思ったらお風呂か便所で一人で歌ってみたまえ。
…………。
やってみたかね? ねぇ、大変でしょ?
とにかくソプラノ・メゾソプラノを4つに分けて、それぞれが担当する最初の音をシッカリとネラう。
そこを重点的に練習しました。次に

③50~51小節目のリットとフェルマータです。
これは簡単でした♪50小節目はソプラノ+メゾソプラノ+アルト上+アルト下の「ルルルル」×4で「ルルルル ルルルル ルルルル ルルルル」となり、これで一つのメロディーです。そこにソプラノの51小節目が加わる。
だから集まった全員で50~51小節目をつなげて歌ってみた。そのメロディーにリットがかかるわけです。
そこを重点的に練習しました。

残った時間で「トトロ」「さんぽ」「君をのせて」「世界の約束」を1回ずつ歌って今日の練習はオシマイです。
いやぁ、けっこう大変なトレーニングでしたね。メンバーはガンバってくれました。本当にご苦労さま。きっと実力が高まったことと思います。

明日は「歌はともだち」の7曲を重点的に確認します。
で、21日(火)は午前に「水のいのち」を確認して午後から東海メールクワイアーとの合同練習。

その後は24日の午後に「世界の約束」を中心とした「スタジオジブリ名曲集」
25日の午前に「スタジオジブリ名曲集」と「歌はともだち」を確認して午後から東海メールクワイアーと「水のいのち」
それで26日のスプリングコンサート本番です。
大変ですけれども、26日をスペシャルな楽しい時間にするために、どうか力を貸してください。

あと、都合でスプリングコンサートに参加できない…というメンバーも、鋭意参加をお願いします。
全ての練習は3月26日のためではなく、6月18日と何よりも10月22日を最終目標とした練習なのですから。
よろしくね。

Comments are closed.