SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ウイークデー練習1回目

【令和4年8月2日(火)】
今日は合唱団「空」始まって以来のウイークデー練習でした。その第1回目。
本当は嶋田先生が退職したらすぐにでも開始しようと思っていたのですが、退職した時にはコロナが始まっていて学校は日本中が休校でした。当然「空」も練習自粛。去年も定期演奏会が延期になって10月から1月になってました。だから、やっと今年からスタートすることができたわけなんです。
とは言え、今もコロナは真っ盛り。それでも最大限の注意を払って合宿は予定どおりに実施できそうでホッとしています。何よりも青年の家の配慮で6人部屋には3人まで、4人部屋には2人まで…というのが大きい。たくさんある部屋が使い放題ということです♪

おっと、話がそれました。
今日のウイークデー練習は予備日ということにしてあって、集まってくれたメンバーの顔ぶれを見て何を練習するか決めました。
結論は「ことばあそびうた」です。しかも、ほぼほぼ「やんま」に集中した練習になりました。
多いとは言えないメンバーでしたが「目標とするハーモニー」が出てきます。
「おぉっ、良い良い。その音だ」とニコニコ顔でホメました。
高校生くらいになると、先生が「本気で「良い」と言っているのか」あるいは「ホントはたいしたことがないのに「ウソで良い」とホメている」のか、そのくらいは見破ることができるでしょう。
1年生の担任だった時は確かに「ウソでホメ」ました。ホントは上手でも何でもないのに「じょ~ずだねぇ」と頭を撫でる。ある子はその時に「はぁはぁはぁ」と息が荒い。泣きそうな顔で。「センセイがボクの字をホメてくれた」という嬉しさで舞い上がって真っ赤な顔になっているのでした。こうして1年生は本当に上手になっていくのです。
「空」にそのようなホメコトバは通用しない。
しかし今日、先生が「おぉ、その音だ」とホメたのは本気でした。
そりゃぁ人数が少ないから響きはうすいです。圧倒的に客席を揺るがすような響きではありません。
先生がホメたのは、その少ない人数でも(響きはうすくても)ちゃんとハモっていたからです。で、全員が揃ったらどのような厚みのあるハーモニーが生まれるか、それがハッキリと分かるハーモニーだったから嬉しかったのです。
いわば本番の日の午前中のリハーサルで、人数を半分に分けてAとBのグループを作り、Aグループだけで歌ってみる。あるいはBグループだけで歌ってみる。こういうことをやったのと同じです。その時にどういうことになるかというと、人数が半分になった分だけ響きはうすくなるでしょう。
今日の響きはねぇ、たしかに難しいハーモニーで難しいリズムで大変だったでしょうけれど、方向性は正しかったですよ。一人一人が相当に正確な音程で歌えるようになっていました。だから「目標とするハーモニー」が出たと書いたわけなんです。
「やんま」のポイントを一言で書けば
○言葉のズレ
でしょうね。全部のパートが揃って同じ言葉を同じリズムで歌う部分は2ヶ所しかありません。P6の2段目「たんまもいわず あさまのかなた」とP8の3段目「まんまとにげた ぐんまのやんま たんまもいわず」の2ヶ所です。この2ヶ所は両方とも平行音です。音の高さが違うだけで同じメロディーになっていることを確認してくださいませ♪
あとは言葉のズレ。そこをクリアすれば大丈夫です。集中力を持ってガンバリましょう。

今日は「だって」も歌いましたので、ポイントを記しておきます。
P10からP12の1段目をAとして、P12の2段目からP14の2段目「あったって」までをBとしましょう。このAとBは同じ構造です。
A(P10の1段目~2段目の3小節目)B(P12の2段目~3段目の4小節目)はソとシとファでぶつかる平行音
A(P10の2段目の4小節目~P11の1段目)B(P12の3段目の5小節目~P13の2段目の2小節目)はドファラとレソシのハーモニー
A(P11の2段目の1小節目)B(P13の2段目の3小節目)はレとファのオクターブ
A(P11の2段目の4小節目~3段目の2小節目)B(P13の3段目~3段目の5小節目)はレとソだけ
A(P11の3段目の3小節目「たってたって」~)B(P13の3段目の6小節目「ばったとって」~)はレソシで始まる平行音
そしてP14の2段目からのアカペラのハミングから最後までがCの部分。
実に単純な構造です。

「ことばあそびうた」の言葉のズレは確かに大変です。「かぞえうた」にも同じ課題があります。やはり音源を聴くことが必要でしょう。
ホームページ担当のSさんにお願いをして、近日中に団員専用エリアで「ことばあそびうた」の全曲を(音取り音源ではなく)演奏音源として聴けるようにしていただきますので、しばらくお待ちくださいませ♪

では、合宿で会いましょう。楽しみにしています。

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