SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


土台

【令和3年11月6日(土)】
あらためて10月31日(日)の新実先生リハーサルはご苦労様でした。
録音されたみんなの歌声を聴いてみても、現在できる最大限のステキな響きでした。何よりも新実先生から出される指示にシッカリと反応して表現を高めていくことができていて、嬉しく思いました。
なぜ、こんなことができたのでしょう?
1週間かけてジックリと考えてみました。
やはり「日ごろの練習」の成果だ…というのが結論です。
10月31日(日)の響きと表現。あれは新実先生を前にしたメンバーが極めて高い集中力を発揮したことで生まれたものです。しかしそれ以上に、前日の練習を含めた4月からの練習で積み上げた「土台」があった成果だと考えます。
その「土台」「日ごろの練習」が確かな上に、当日の集中力が加わっての響きと表現だった…。これが嶋田先生の結論でした。
その「土台」と「日ごろの練習」を積み上げたのはみなさん自身であり、だからみなさんに拍手です。

さて、その熱気も冷めやらぬ今日は、しかし新実先生の音楽は凍結させました。
新実先生が指示されたことをメモした嶋田先生が今日、「新実先生がああ言ったこう言った」と確認し繰り返すことは一つの手であり、その効果は大きいと思います。
しかし、新実先生の指示はみんなも直接聞いているのであり、それを自分の中で反芻(はんすう・くりかえして咬み砕き味わうこと)することは十分に可能で、その反芻に時間をかけた方がより豊かな表現を膨らませることと思います。
したがって今日は湯山先生の「童謡」に取り組んだ…というわけです。

以前に取り組んだアンケートの結果、「あめふりくまのこ」「地球はひまわり」「夏の日」「いま生きる子どもマーチ」「おはよう太陽」「夕やけのうた」「歌の広場」がベスト7となりました。この順番は1位~7位ではなく、楽譜に載っている順番です。
なのでこの順番で練習しました。その前に団歌「うたにつばさがあれば」を歌い、最後に「わたりどり」をハモらせましたから全部で9曲です。
はじめに目的をハッキリさせました。つまり
◯今日は表現の練習ではない
◯この9曲がどんな曲なのか確認する
これが目的です。
「あめふりくまのこ」「うたにつばさがあれば」など、メンバーによっては5回も6回も、ひょっとしたら10回くらいステージで歌っている子がいます。
一方ではこれらの曲を初めて歌う…という子もいます。あるいは前回歌った時と今回とでは担当するパートが変わっている…という子もいるのです。
ゆえに、今日は(そして来週も)まずはどんな曲なのかをシッカリとつかんでおくことが大切…と思いました。
結論を書きますと、非常に効率よく、完全に予定通りに進むことができた2時間30分でした。
それは何度も経験しているメンバーが土台となって支えてくれたことが大きい。
そして今日休まなければならなかったメンバーが来週来てくれた時に、今度は今日のメンバーが来週の土台になってくれることでしょう。
支えられ、そして支える。
これが合唱の醍醐味であり本当のチームワークです。
今日は言葉の発音とか細かい音程とかクレシェンドだとかpだfだということは1度も注意しませんでした。
ただひたすらに音程を確認してメロディーをつかみ、そしてある程度のハーモニーを作って「どんな曲か」を理解することに心をくだきました。冒頭に書いた「土台」を作ったわけです。
来週も「土台」を今日以上に作ります。そして「土台」をシッカリさせてから細かい表現の工夫に取り組みます。

繰り返します。初めて歌ったメンバーはよくガンバリました。拍手です。この子たちが効率良く9曲も歌えたのは、これまでに何度も歌ったメンバーが「土台」になってくれたおかげです。これにも拍手。
そして来週は今日のメンバーが「土台」になって、来週初めて歌う子を支える。これが「空」の練習方法です。
来週はフェールマミだよ。間違えないでね。
持ってくる楽譜は「ねむれないおおかみ」と「イルカの翼」と「うたにつばさがあれば」の3冊と「わたりどり」です。

連絡です。
新実先生との連絡で、来年の予定(第26回定期演奏会)のスケジュールが確定しました。
令和4年
8月28日(日) 新実先生リハーサル①
9月18日(日) 新実先生リハーサル②
10月16日(日) 新実先生リハーサル③
10月22日(土)午後 新実先生前日リハーサル
10月23日(日) 第26回定期演奏会
①②③は午前午後か午後だけかは未定です。
会場もまだ未定。本番は青少年文化センターアートピアホールです。
メモしておいてくださいね。

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