SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


大きな収穫

【令和2年5月10日(日)】
しばらく「聴く力」を高める講座を休んでおりました。これは、ひとえに「音取り用音源」を作成していたためでありまして嶋田先生が病気になって倒れていたわけではありません。
HP担当のSさんとメンバーのSさんとの共同作業で「小さな目」「鮎の歌」「コタンの歌」の音取り音源を完成し、ホームページの団員専用エリアにアップすることができました。練習再開は最速で6月6日(土)になりますから、今日から数えてちょうど4週間になります。その4週間の間に何度か聴いてもらって、合わせて配布してあるCDも聴いてもらえれば、メンバーの曲に対する理解度は飛躍的に高まることと思います。Sさん父娘に大感謝の大拍手です。ありがとうございました。
休校措置で第一にやってほしいことはお家の手伝いと遅れた勉強のカバーです。その手伝いと勉強の息抜きに音楽を聴くことは楽しいことでしょうが、「空」のメンバーはその「息抜き」が第24回定期演奏会の準備にもなるわけですから、充実した息抜きになりますね(笑)。
同時にソロソロ希望のパートを決めなくてはなりません。何度か「音取り音源」とCDを聴きながら「自分に向いているパート」を考えておいてください。練習再開した当日に(6月6日に)「さあ、パートを決めるぞ!希望のパートはどこですか?」などとは言いません。実際に(久しぶりに)歌ってみて、それで自分で確認し決心する時間が必要だからです。ですが、あまりノンビリとはできません。少なくとも「このパートで歌ってみたいな。第2希望ならこのパートだな」くらいのことは6月までに考えておいてくださいね。

並行して「歌の広場」のテレワーク合唱がYouTubeにアップされました。すでに何と311回の再生アクセスがあったようです(18時30分現在)。ラインか何かで友達やママ友にジャンジャン宣伝してください。宣伝が広がれば「私も歌ってみたいな」という子や「うちの子をこの合唱団に入れたいな」と思ってくれる親が出てくる可能性が高まります。すでにNHK名古屋放送局と中日新聞には紹介の連絡は入れてあります。出演してくれたメンバーと撮影・作成に関わってくださった皆様に、これも大感謝の大拍手です。折を見て湯山先生にも連絡を入れる予定です。
この取り組み、実は嶋田先生には迷いがありました。教師として担任としての本能です。その本能は「やりたくてもやれない子がいるのではないか」という恐れです。以前にも書きましたが、担任の先生としては「クラスの子が一人でも「やれない」活動には取り組まない。やるなら必ず全員でやる」という信念があります。
たとえばクラスに杖を使わなければ歩けない小児マヒの子がいたとして、クラス全員参加の駅伝大会に参加するか?答えはNOです。嶋田学級では有り得なかったことです。どうしても運動会で騎馬戦をやらなければならないというような状況になったら、その子を上に乗せて、馬になった三人は試合終了のホイッスルが鳴るまで可能な限り逃げ回り、生き残って1点をかせぐ…というような作戦をクラスの中で立てることでしょう。
今回、担当者に確認したところ、スマートフォンがあれば参加できるということでしたし、事前の連絡と説明もキチンとされていましたので、決行することにしました。ただ、楽譜を持っていないメンバーが何人かいたと思います。本当にごめんなさい。
もし、第2弾を計画するようなことがあれば、
① 全員が楽譜を持っている曲にすること。あるいは楽譜を配布してから行うこと。
② スマートフォンを持っていても「やり方が分からない」子がいたら、貸し出すとか誰かが撮影の出張をしてあげる。
これを約束します。その上での自由参加で「今回はエンリョしておくよ」というのはYESです。だって最終的な「やる」「やらない」を決めるのはメンバー本人の気持ちですからね。
いずれにしても楽しい動画がアップされました。今回はYouTube活用の扉を開いたという意味で大きな一歩だったと思います。NHKや中日新聞が何らかの形で取り上げてくれるなら、あらかじめ連絡がくるはずですから、その時はメールで情報を回しますね。

もうひとつ、今回の演奏会では「童謡ステージ」がありませんから、第3ステージ「コタンの歌」の始まる前(つまり休憩が終わって後半が始まって東海メールクワイアーをステージに呼ぶ前)に、「湯山先生の童謡紹介コーナー」ということで3~4曲を歌うこととします。その曲目についてはアンケートが回っていますので、意見を聞かせてくださいね。

「音取り音源」作成、テレワーク合唱、「湯山先生の童謡紹介コーナー」、これ全て嶋田先生の発案ではありません。そもそも嶋田先生一人では何もできませんでした。「こんなことをやってみましょう」というアイデアを出す人がいて、「では、その実現のために、こうしましょう」と行動する人がいて、それに協力する多くの人がいる。
合唱団「空」は良いチームになりました。新型肺炎の騒動がもたらした大きな収穫だったと言えます。今後ともよろしくお願いいたします。

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