SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


嶋田先生の自己反省

【11月12日(日)】
湯山先生をお迎えしての3回目の練習はフェールマミです。結論を最初に記せば、大変なリハーサルとなりました。
これまでの練習会場だったフィオリーレは名古屋でも特筆するべき音響を誇るホールです。早い話が洞穴の中で歌っているようなもので、その残響音の効果からヘタクソでも上手に聴こえるという特質を持っています。いわば、本番向きのホール。
今日のフェールマミは(矢代さんには申し訳ありませんが)音響効果は良くありません。本番向きのホールではありませんが、だから練習するには持ってこいのホールです。
だから、湯山先生から声の響きやパートの声のバランスについて指摘があるのは想定内です。想定外だったことは、スタートの時点でたった19人しかメンバーがいなかったことでした。
今日、湯山先生(86才)が東京から来てくださることは何カ月も前から公表してあることで、急に決まった話ではありません。「11月12日はこれに集中」というスケジュールの段取りは不可能なものだったのでしょうか。
86才の日本有数の作曲家がスケジュールを割いて東京から来てくださる日に、その用事を「熱がありますので休みます」とウソをついて断るくらいのことは、嶋田先生は当然やっています。それを子どもたちにも「やれ」とは言いません。のっぴきならない事情があったのでしょうね。それは理解します。
「このパートが少ないですね」「何時になったら全員が揃いますか?」「今日はこれで全員ですか?」と言われても、嶋田先生にはどうしようもありません。乏しい響きのホールの中で少人数の響きでは「空」の弱点が露呈し、針のムシロに座っているような時間が流れます。
やっと午前中の「北陸の子ども歌」と「童謡歌曲集」を切り抜けて汗を拭いている時に「これで帰ります」という申し出が4人。2人は朝イチでメール連絡を受けていたので、午前の推移の中で取り繕う作戦を考えていた嶋田先生でしたが、さらに2人抜けることを知っては完全にブルーです。午後は15人で歌うのか???
ここまでの話は全て事実なので隠す必要はありません。本当に困った。これは事実です。

湯山先生の(数年後には他の作曲家の)本人リハーサルの上をいく「事情」って何なのでしょうね。今度の父母総会で質問しますから教えてください。今後の参考にしますから。
そして、「このような活動があったので、うちの子にとって、それは湯山先生のリハーサルよりも上位にくるものでした。本番は湯山先生を(演奏会を)優先します」と堂々と言ってください。それで嶋田先生もナットクです。
急遽、総務の早川さんに緊急メールを打ってもらい、全メンバーに参集をかけます。それで午後から数人のメンバーが加わり、何とか体面を繕うことができました。
加わってくれた子には本当に感謝します。本当にホントウに、ほうとうにありがとう。ですが、疑問もあります。メールが来なかったら、今日は休むつもりだったの?
嶋田先生に届かない情報があるのは仕方ありません。ですが総務とか練習担当とか、誰かにつないでいてくれれば、嶋田先生は湯山先生(数年後には他の指導者)に説明ができます。
けっこう大変なのですよ、音楽以外のことを作曲者に指摘されて矢面に立つことは。

しかし、午後から加わってくれたメンバーがいて本当に助かった。それが当初からの予定だったのかメールを受けてのものなのかは知りませんが、本当に助かったのは事実です。
本当にほんとうにホントウにありがとうございました。

次回の総会で教えてください。湯山先生リハーサルより上位に来る事情をお持ちな子どもたちの実情を。教えてくれても良いでしょう、嶋田先生には。すでに聞いている子の事情もありますよ。で、嶋田先生にキチンと伝えて、今後も堂々と作曲家のリハーサルに休めるようにしてください。
教えてくださればゼンゼンOKな話です。

全てのメンバーの個々の事情を把握していない…この事実に猛烈に自己反省した嶋田先生でした。

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