SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


あなたが必要なのです

4月29日(土)。今日は参加メンバーが少なかったです。19人だったかな?でも、人数の少なさを感じさせない充実した響きを生み出すことができました。
発声練習に選んだのは「ドミソの歌」です。とにかくガンガン歌う。歌いまくって声を出す。これに勝る発声練習はありません。
同時に音取りや細かい音程の確認が並行して進んでいくのですから、効率の良いことはこの上もありません。
細かい音程…と言っても、174小節目、180小節目、280~295小節目、300~316小節くらいで、あとは本当に楽しく歌いました。いやぁ、それにしても、よくハモりましたねぇ。
ガンガン歌いましたが、必要な部分は何度か繰り返して確認し、前半の1時間30分は「ドミソの歌」を楽しみました。ただ、302小節目から始まるソロは難しそうですね。まだ1回も練習しておりませんし誰にも教えていないのですが、コロラトゥーラ・ソプラノみたいなテクニックが必要です。今のうちにCDを聴きこんでおいてくださいね。

後半は「空と樹海と湖と」を1回通して歌いました。本当に通して歌っただけで、細かい要求や指示はしませんでした。しませんでしたが、手ごたえを感じています。
それは、みんなの歌声の中から「このように歌うぞ」という思いを感じるということです。嶋田先生が指揮をしなくても言葉や強弱の表現は随所に感じられ、しかもそれは的確な表現であり、メンバーの中で音楽が発酵していることを感じます。
極端に言えば、嶋田先生や恒川さんが合唱祭の当日にインフルエンザか何かになって欠場ということになっても、浜田先生の伴奏だけで十分に主体的な演奏が可能になるような…そんな予感がします。
この予感を19人のメンバーの歌声で感じることができたことが、今日の一番の収穫でした。フルメンバーが揃ったら、どんな歌声になることか…とても楽しみなことです。

その後は「春の小川」「茶摘み」「ふるさと」を練習しました。ここ数年の財産が生きていて、これらの唱歌も指揮なしで歌うことができそうです。ただ「ふるさと」のアカペラ(無伴奏)バージョンだけは、これは嶋田先生の独自の表現がありますので、指揮なしでは無理ですし、他の指揮者に代わってやっていただくというわけにはいきません。もし嶋田先生がぶっ倒れたら、このバージョンはなしにするか、あるいは恒川さんか高倉さんに全く違う表現で指揮してもらうか、どちらかになるでしょう。
そして愛唱曲集の6曲。「エーデルワイス」の音程は非常に正確になりました。これが今日だけのことにならないように、しっかりと練習していきましょう。「未知という名の船に乗り」にも音程のムズカシイ部分があります。それはアルトのC の部分「ちょっと疑問も」と、P24の2段目1小節目です。あらかじめ注意しておけば難なくクリアできました。この部分は何も考えずに惰性で歌っているとすぐに音が不安定になりますから、低音部を歌う人たちは頭に入れておいてくださいね。

最近「部活が忙しくなった」「ピアノが忙しくなった」から「退団したい」という申し出をよく聞きます。
嶋田先生の考えは以下のとおりです。
①学校生活、日常生活が第一であり、「空」の活動は第二に過ぎません。
②ですから、学校生活、日常生活を優先すべきなのは当然です。
③しかし、単純に「空を退団します」という結論を導いてほしくない。あまりにもツラく寂しいです。
④なぜなら、せっかく楽譜を購入して、これまでの練習を積み上げてきたのですから、それを簡単に放棄してしまうのはモッタイなくありませんか?
⑤極端に言えば、本人に「やる気」さえあるのなら、以後の練習に全く来れなくても、本番のステージには乗ってほしいです。嶋田先生は。
⑥だから、「合宿には参加して遅れを取り戻そう」とか、「1か月に1度は練習に参加しよう」とか、「湯山先生の練習には参加できるようにしよう」とか、いろいろな可能性を探ってください。
⑦そのように可能性を探り、やる気をもってくれさえいれば、先生はその子と次に会うのが11月26日になっても構いませんし、それをとやかく言うメンバーは一人もいません。だってメンバーは全員が「一人でも多くの仲間と歌いたい」と思っているからです。
⑧だから、「退団します」という言葉は、本当にホントウにどうにもならなくなって、これ以上やったらダメになる…という時まで封印してほしいのです。
⑨あなたが「空」には必要なのです。

上の記述、HPに載せたからには絶対に翻ることはありません。意見や疑問があったら、嶋田先生に直接に電話なり話すなりをお願いします。

あなたが必要なのです。

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