SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


湯山先生の「名旋律集」の楽譜を配りました

今日も一人一人の力を高めていくことから始めました。先週のプラスチックの名札(本当はカセットテープの箱が良いのですが、今の子はカセットテープと言っても分かりますまい)を倒すという呼吸の練習はしませんでしたが、先々週にやった「アマリリス」をやりました。これは、呼吸・腹筋・音程など、多くの「合唱力」を育てることのできる練習です。

工夫したのは、ソラソド ソラソー ララソラ ソファミレミド というハ長調だけではなく、だんだん音を上げていって最終的にはヘ長調までもっていきました。ヘ長調でこの音階を正確に歌うことは、本当にムズカシイことです。

その間に父母会の方々にお願いして、9月に行う東日本大震災の復興コンサートで歌う「ありがとう」の楽譜を印刷してもらっていました。

「アマリリス」をヘ長調までもっていった後、「葡萄と風と赤とんぼ」に切り替えます。この曲の主旋律を正確に歌うことは「アマリリス」以上にムズカシく、逆に言えば団員のみなさんの力を高めるためにはうってつけのトレーニングになります。

 

そうこうするうちに「ありがとう」の楽譜が届き、気分を切り替えます。この曲は東日本大震災の復興を願って作曲されたもので、かなりメッセージ性の強い音楽です。

結論から言えば、約5分かかるかなり長いこの曲を、最初から最後まで、全員が全てのパートを歌った上でハモらせることができました。いつもながら、すごい効率の良さです。

この曲の楽譜には縦書きの歌詞が付いていませんので、ここに記しておきます。歌っているだけでは、この曲のメッセージ性が頭の中から飛んでしまうので、文字として読むことは非常に大切かつ有効です。

 

ありがとう

(それまでの私は)

「一人じゃ生きていけない」

そんなこと分かっていても

目と目を合わせないまま

知らないふりして過ごしてた

ひねくれて素直になれなかった

(だから今の私は)少し照れくさいけど伝えたい心

(その伝えたい心とは)「ありがとう」

「生まれて(きてくれて)」「生きてきてくれて」

「出逢ってくれて」「ここに居てくれて」

「たくさんの笑顔くれて」

(私が)いつか果ててしまっても

(その心は)消えないように

この思いを大切に紡いで生きるんだ

「ありがとう」

信じられない出来事(東日本大震災)

不安で夜も眠れない時

優しく声かけてくれた(あなたがいた)

(私の)心に明かりが灯った

手と手を取り合って 助け合って

この一言から笑顔が生まれる

(その一言とは)「ありがとう」

「ありがとう」たくさん「ありがとう」

初めの一歩 魔法の言葉

人は繫がってゆける

笑顔の花 咲き誇る時 愛が生まれて

この世界の行く先 変えられそうなんだ 信じてる

「ありがとう」

「生まれて(きてくれて)」「生きてきてくれて」

「出逢ってくれて」「ここに居てくれて」

「たくさんの笑顔くれて」

(私が)いつか果ててしまっても

(その心は)消えないように

この思いを大切に紡いで生きるんだ

「ありがとう」

 

ヘタな説明をするよりも、読んで直ちに分かる詩です。命とは何なのか、もう一度、深く考えたいですね。

 

もう一つの報告は、湯山先生の「名旋律集」の楽譜を配ったことです。これで、

  • 鮎の歌
  • かもめの歌
  • 名旋律集
  • 四国の子ども歌

という第20回定期演奏の全ステージの楽譜が揃ったことになります。

来週23日は、嶋田先生は名古屋市の仕事があって練習に参加することができません。浜田先生と高倉さんにお願いをしておきました。それほど難しい曲ではありませんから、6曲全部の音取りが完了するのが目標です。

 

力を合わせて、みんなで練習を進めてくださいね。お願いします。

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