SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


技術が先行すると、伸びる子もいる一方で
ついていけない子が出てくることも(要注意)
24日の小さな世界の収録、「レタス」に気をつけて

今日は大失敗がありました。そのことに練習が終わってから気が付いたのです。名古屋ビジュアルアーツ専門学校に依頼されたCD録音のことを、すっかり放念しておりました。「小さな世界」を練習しようと思っていた子もいたと思いますが、後の祭り。そのつもりでいた子には申し訳ないことをしました。本当にゴメンナサイ。
2月24日(水)18時に録音開始。必要な情報はメールあるいはこのホームページに記載があるとのことです。そちらを確認してください。

練習はしませんでしたが、「小さな世界」については心配していません。今の「空」なら誰であろうと一発勝負ができる…と自負しています。ちょっと買い被りすぎですか?いや、その思いを今日の練習でも強く確信した嶋田先生です。
しかし、本当に一発勝負では不安だという子もいるでしょうから、先週述べた注意事項を再掲しておきます。
[1] 促音に気を付けること。「世界中だれだあて」「世界中どこだあて」と聞こえないように。「だれだって」「どこだって」と歌うようにしてください。
[2] 歌詞が他の意味に聞こえないように。「せかい」「どこ」「わらい」「なみだ」「みんな」「それぞれ」など、全て3拍目から始まっていますが、次の「助け合う」だけは4泊目から始まっています。そのことに注意していないと「それぞれ」の「れ」と「助け」の「たす」がプラスされて、「レタス」という野菜の名前が飛び出してしまいます。
これらのことは、直前に1回練習すれば大丈夫だと思っています。

さて、今日は集まったメンバーを見て、「四国の子ども歌」から「祖谷のかずら橋」を使うことにしました。「かずら」「かずら」「かずら」「かずら」と4人のソロが歌う部分を使って、一人一人の力を高めようというねらいです。
この部分はハ長調(イ短調)ですから、ドレミで記述することができます。つまり、ソプラノ側から「ミレミ」「シラシ」「ファミファ」「シドレ」と重ねていって、最後にミと♯ソの和音になる。
この部分、ソロであるから当然なのですが、伸びやかな声が求められます。いじいじとした消極的な歌い方ではなく、明るく破裂した歌い方が良い。かなり良くなってきていますが、「空」はこれが苦手です。「空」に限らず子どもというものは、人と違うことで自分が飛び出すことを本能的に嫌う傾向があり、一人でド~ンとはじけて歌うなどということを本能的に避けようとします。
それを、少しでも脱却させようというねらいで、交代でこのソロを歌ってもらいました。しかも、全員が、ソプラノ1・ソプラノ2・メゾソプラノ・アルトの4つのソロを歌ったわけです。
この練習は、けっこうウマくいったと思います。音を外してしまったりした時には、個別に必要なヒントを与えることもできました。
全部のソロを全員が歌うことを切り口にして、結局は「祖谷のかずら橋」を全部通してしまいました。
毎週、記していますが、全員が全部のパートを歌うというスタイルで、「祖谷のかずら橋」のような曲が2時間で終わってしまうのですから、たいしたものだと思います。これで、「四国の子ども歌」は終曲以外は全部通したことになりますから、すごい効率です。
しかしながら、ちょっと技術的な練習に走りすぎたことを反省しています。今日は楽しくなかったかもしれないな…とは、音楽プラザを出た時に思っていました。
それは、今日のアンケートからも明らかです。

(1) 今日の練習は楽しかったですか?   3・7ポイント
(2) 今日、「自分は上手になった」と思ったり「すこし進歩した」と感じたりしたことがありましたか?   3・3ポイント

いつもと同じ傾向にありますし、特に(2)はこれまでの最高ポイントになっているのですが、「あまり楽しくなかった」「あまりなかった」という回答が初登場し、しかもそれは同じ子ではなく二人の子が書いてくれた…ということを重く受け止めています。
技術が先行すると、伸びる子もいますけれども、ついていけない子も出てしまう…ということです。
一人一人に目を向けて、「今、指導していることが全員に伝わっているか」ということを常に念頭に置いていかなくてはならないな…と、反省して帰路につきました。

さて、水曜日。参加する子は大変でしょうけれども、よろしくお願いいたします。

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