SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


定期演奏会目前にして、いよいよ「生きた歌声」が!
父母会、「青」、「東海メール」の協力おかげです

この日は女声コーラス「青」はいないので,「空」だけの声を湯山先生に聞いていただくことになります。少し不安に思っていたのですが,25名の参加があり,非常に充実した響きを聞いていただくことができました。

「へい!タンブリン」は終結部に変更があります。P5,1段目の4小節目。「タン,パン,パン,パン,パン」の後,「ヘイ,ヘイ」を加えます。音はド,ファです。ピアノの右手と同じですが,音を外してもOKです。

「ゆきってながぐつすきだって」はP7の1小節目「キュッ」にフォルテの記号が抜けています。P8の1小節目はmpの記号が抜けていますから,記入しておいてください。その後の歌声は,指示された強弱記号のとおりにできました。感心です。

「くじらの子守唄」では1~2番の変ホ長調から3~4番のホ長調に半音上がった時,「明るさを出すこと」という指示がありました。これも即時に対応できました。

「きいろいちょうちょ」では歌詞についての説明がありました。「黄色いチョウチョはなぜ黄色なのか。当たり前のことなんだけど…」との前置きから,「当たり前のことが,なぜ当たり前なのかを考えると,意味が出てきます」とのお言葉。「お母さんからもらった命」は当たり前のことなんだけど,みんなはなぜ,みんなのお母さんから生まれてきたのでしょう。他の女の人からではなくて,なぜ,あなたのお母さんからだったのですか?
「そんなこと考えても意味はない」と思うのか,「不思議だな。神様に聞いてみたいな」と思うのか,それによって歌に込められる生命力は決定的に異なってきます。
みなさんは,どちらのタイプなのでしょうか。

「おはなしゆびさん」は4~5番でハミングが入った時に「旋律が消えないように」との指示でした。これは嶋田先生の責任です。本番の当日に声量のバランスを見て工夫します。

10時に始まったリハーサルは50分で終了。10分の休憩をいただき,残り1時間あります。その時間を,「東北の讃歌」を指揮していただくようにお願いしました。前日の「青」との練習に都合で参加できなかった子に配慮して,「空」だけですがお願いします…というつもりだったのす。

ところが,この1時間は驚くべき時間となりました。1曲目「うみねこの島」から素晴らしい響きです。「青葉の詩」の繊細な表現も,「南部うまっこ唄」や「鮭の大助」のフォルティッシモも,本当に素晴らしい。この演奏を録音することができなかったことが悔やまれます。CDにして発売しても売れるぞ,少なくともこの演奏なら嶋田先生は買う…というレベルでした。本当に驚きました。

一人一人が自立し,生きている歌声とはこういうものか…という思いを新たにしました。
女声コーラス「青」の賛助出演がなくても,十分にステージに立てる演奏であることは間違いありません。しかし,半年に及ぶ女声コーラス「青」との合同練習がなかったら,このような演奏力はとうてい育たなかったであろうと断言できます。

合唱団「空」が歌うこと,合唱団「空」が育つこと。それは父母会の陰の支えがあり,「青」や「東海メールクワイアー」などの協力があったおかげだと,改めて思った2日間でした。

繰り返して記します。11時から始まった「空」だけの「東北の讃歌」は,本当に素晴らしかった。25人で歌える曲じゃないですよ,「東北の讃歌」は。素晴らしい強弱表現,素晴らしいハーモニー。
信じられない時間でした。

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