SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


「転調前にドミソでハーモニー」が効果的でした
英語もコツがつかめてきました
あとは何回も何回も練習することですね

前回の練習で出てきた課題について考えていました。

○「調性を意識して歌うこと」
○全員が1人ひとつずつタンブリンを持ってリズムを叩くこと
○英語の発音が固いということ
です。
「調性の変化」を意識するかしないかによって音程に微妙な狂いが生じることは事実です。しかし,これを言葉で説明することはとてもムズカシイことです。そう分かっていても,ついつい言葉で説明してしまい,さすがの(?)嶋田先生も困惑しました。
ですが,みなさんと練習をしていて,方法論が見えてきました。それは,最初にドミソでハーモニーを作っておいて,それから歌う…という方法です。
ホ長調ならホ長調のドミソでハモっておいてからその部分を歌う。そして,ト長調に転調する部分にきたら,ト長調のドミソでハモってからその部分に入っていく。この方法は,「空」の子に対してかなり分かりやすかったようでした。どうやらこの方法が,最も効果的と思われます。次回の「青」との合同練習で試してみたいと思います。
しかし,調性が変わる,転調するということは,「東北の讃歌」に限ったことではありません。フォスターにも「チコタン」にも,どんな曲でも必ずあります。「空」はまた一つ,武器を増やすことができました。

タンブリンはカンタンでした。「へい!タンブリン」のリズムはすぐにつかむことができました。問題は「カッコよく叩く」ということ。先週,30人のタンブリンなんて見たことも聞いたこともない…と書きましたが,作曲者のねらいは音というよりも視覚的な効果にあるように思われます。もし,「へい!タンブリン」を合唱団「空」が湯山先生の指揮でCD録音する…というのであれば,おそらくタンブリンは1人でしょう。全員で叩くというのはステージだからです。そしてお客さんが見ているからです。コンサートというものは視覚的な要素も非常に大切で,だから「空」は本番では赤いベストを着るのです。視覚が大切でなかったら,普段着で歌えば済むことです。
というわけで,カッコよく叩けるように,自分の姿をイメージしておいてくださいね。

英語の発音については,用意していた解答を示しました。それは,「ぼかす」ということです。「オレンジ」なり「アップル」なりをカタカナ読みしていたら,それは日本語になってしまいます。オバマ大統領の演説を聞いていても,カタカナじゃないですよね。英語って(もちろんドイツ語・フランス語も同じですが)なんだかモゴモゴしていますよね。
アップルはアプーであり,オレンジはオランジに近い。パインアップルではなくパイナプーです。これも,けっこう分かってもらえたようです。
しかし,いずれの課題も,これでクリアできたわけではありません。何回も何回も練習する必要があります。って言うか,だから練習をするっていうことでしょう。次回も同じことを繰り返し要求することと思います。

この日は見学者が2人あり,2人とも入団の意向を示してくれています。嶋田先生は全力を尽くして2人をカバーし,定期演奏会にも立派に参加してもらえるようにしたいと思います。みなさんも,力を貸してくださいね。

それからもう一つ。「チコタン」全曲のアニメーションがYouTubeで視聴できるということが分かりました。https://www.youtube.com/watch?v=mQ9cH6jD-c4
嶋田先生も帰宅後に見ました。みなさんも一度見ておくと良いと思います。

ただ,「だれや」については不満が残りました。あれはあくまでもアニメーションであり,イメージの参考としては有効と思いますが,現実とは大きな開きがあります。合唱も「だれや,だれや」と繰り返していく部分の声の強さはかなりのものですが,最後の「アホー」はいただけません。甘すぎます。
しかし,「チコタン」という曲が今年に入ってから,テレビやネットで話題になっているということが分かり,一般の人々の間でその内容がどのように受け止められているのか,嶋田先生には大変に参考になりました。

2学期の学校生活はいかがですか?「空」のみなさんの健闘を祈ります。

Comments are closed.