SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


湯山先生指導 2日目
そろえることが得意な空のみんなに
「違う声を出す」という宿題がでましたね
2日間で約11時間の濃密な練習でした

この日は午前中に「童謡」の練習です。合唱団「空」だけで湯山先生に教えていただく贅沢な時間です。前日より参加者が少なくて心配しましたが,響きの良いホールにも助けられて,一発合格の曲ばかり。9時50分に始まった練習は11時20分には終わってしまいました。

報告です。「へい!タンブリン」ですが,「空」全員が1人ひとつずつタンブリンを持って,全員で楽譜に書いてあるリズムを叩くことになりました。嶋田先生は1人でやるものと思っていたのです。30人のタンブリンなんて見たことも聞いたこともないのですが(笑),作曲者ご自身がそのようにおっしゃるのです。こりゃあ,やるっきゃない!
次回からやりますんで,みなさんどうぞお楽しみに。

「ゆきってながぐつ すきだって」の「キュッ」「アッ」「ほら」は上手になりました。ほぼ嶋田先生のイメージどおりです。嬉しかったです。

「あひるのスリッパ」の最後に入れる「ガァ」には注文が出ました。そろいすぎていると言われるのです。高い声,低い声,明るい声,暗い声,いろいろな声がほしいとのこと。でも,何度やっても全員が同じような「ガァ」となり,湯山先生が「となりの人と違う声でいいんだ」と言われてもダメ。同じ「ガァ」です。そろえることが得意な「空」です。人と違ったことをするのは苦手。悪い意味じゃないよ。でも,自分にできないこと,苦手なことをクリアすることは大切です。武器を増やすのです。次回までの宿題となりました。

「くじらの子守唄」はスラーが付いている部分をなめらかに歌うことが課題です。

あとの曲はとても上手でした。嶋田先生の耳でも,かなりのレベルだったと思います。

昼食後,東海メールクワイアーがやってきました。まずは東海メールだけで「電話」。これはアンコールです。「空」は黙って聴いていました。みんな,どんな感想をもったのかなぁ。

そして「大漁」はいっしょに歌います。予定変更となりました。「空」と「東海メール」が先行し,「青」が後を追いかけるという予定でしたが,先行は「東海メール」のみ。「空」と「青」が追いかけるということになりました。漁というものは男性の仕事であり,女性と子どもが出迎える…という形にしたいとのご希望でした。ただ,人数のバランスが悪くなりますから,前日のリハーサルで効果を確認して最終決定となります。

湯山先生をお送りした後,「空」と「東海メール」とでフォスターの練習です。英語はかなり上達しました。とても感心します。すごいよ,みんな。しかし,そのため,新たな課題が出てきました。それは,発音が固いということです。かなりしっかり覚えていて,きちんとメロディーにのせて歌うことができるようになってきたため,かえってカタカナの読み方であることが見えてきてしまう…。

レベルが上がってきたからこその課題なのですが,ドイツ語や英語の歌については百戦錬磨の「東海メール」との差は歴然。これは,子どもなのだから当然のことで,比較する方が間違っています。さて,どうするか。
答えはカンタン。次回の練習をお楽しみに。嶋田先生の腕の見せ所です。

「草競馬」は良くなりました。速いテンポで発音も難しく,パートの重なりも複雑ですから「東海メール」も必死です。でもそれは楽しい必死さです。必死になって練習するって,実はとっても楽しいことなのです。その真実は大人も子どももいっしょ。

最後の部分のフォルティッシモは本当に良くハモりました。混声の響きは「空」だけでは味わえないもので,歌っていた子も楽しかったことと思います。

いやぁ,それにしても二日間,ご苦労様でした。湯山先生に女声合唱団「青」に東海メールクワイアーをお迎えして,約11時間。「宿泊しない合宿」と言ってもいいくらいの濃密な練習でした。セットしてくださった父母会のみなさまにも感謝です。

いよいよ2学期。学校でもがんばってくださいね。「空」のみなさんの健闘を祈ります。

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