SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


中田先生の指導をいただいて、みるみるうちに変容

朝一番の発声練習では、非常にしっかりとした「倍音」が鳴っています。「倍音」とは何なのか、何度か説明をしていますが、初めて聞く言葉だった子もいたはずです。説明したり、聞けるようにしてあげたりする時間がなくて申し訳なく思いましたが、定期演奏会が終わったら、ゆっくり説明しましょう。そして分かるようにしてあげたいと思います。ただひとつ、ハッキリ言えることは、「倍音」が鳴る合唱団は、合唱団として合格…ということです。

中田先生の2回目のリハーサルは、「体を柔らかく」「体に力を入れない」「体の力を抜く」という点に尽きます。正直に、そして最初に白状してしまいますが、嶋田先生のトレーニング・メソードは、発音・発声・言葉の立て方などの、どこにどのように力点を置くか…という点にありますので、ある意味では(非常に狭い意味ではありますが)嶋田先生の方法論とは180度、方向が異なると言えるわけです。これはトレーニングの方法論として、どちらが正しいか…という優劣の問題ではないのですが、少なくとも中田喜直先生の作品を歌うためには「体の力を抜く」ことは絶対に必要だということが明晰判明に分かりました。いや、ひょっとしたら、どんな曲にも「体の力を抜く」ことは絶対に必要なのかも知れない。嶋田先生は、また一つ、大きな勉強をさせていただいたと思っています。

そして、何よりも驚いたことは、「空」の子たちが、(嶋田先生とは全く異なる)中田先生の指導をいただいて、みるみるうちに変容をとげ、新しい力を付けていったことです。「体を柔らかく」「体に力を入れない」「体の力を抜く」ということを、自分なりに各々の子が実行し、それがいかに効果的であるかが目の当たりにされました。おそらく、歌っていたメンバーも、自分たちの表現がいかに高まっているのかを自覚できていたと思います。

嶋田先生は、中田先生から「体の柔らかさ」に関する要求があった箇所をメモしています。それは「マリちゃんの歩いた夢」の楽譜だけで12カ所に及びます。ほかに「頭の中に絵を描くこと」「お尻をキュッと引き締めること」などを含めると、もう嶋田先生の楽譜はメモで真っ黒です。残された時間を、中田先生からいただいた真実をいかにみんなにつかませるか、嶋田先生の責任は重大です。

重大発表。童謡のステージは、こうなります。①春を歌おう ②さくら ③夏の思い出 ④夕方のおかあさん ⑤さわると秋がさびしがるここまで歌って、父母会のお母様方に登場していただき(お父様方、ごめんなさい)、⑥すばらしき自然とともに を歌います。そして、合唱団「空」と父母会の母親たちとの合同でアンコールに突入。嶋田先生が「雪の降るまちを」を、中田先生が「小さい秋みつけた」を指揮します。ついに、合唱団「大空」の定期演奏会デビューが実現。お母様方の、鋭意参加をお願い申し上げます。このリハーサルは、おそらくは11月8日(土)の1回だけとなることと思います。合唱団「空」のみなさんと、合唱団「大空」のお母様方の、ますますの努力と発展を祈ります。

もう一つ、連絡。堀内先生のお許しをいただいて、10月5日(日)と10月12日(日)13時30分から、名鉄・左京山駅下車北へ徒歩5分の、堀内音楽ホール(堀内先生の自宅)で、補習リハーサルを行います。高校の学園祭や各種の学校行事などで、意に反して普段の練習になかなか参加できないメンバーの一助になれれば幸いです。堀内音楽ホールは、ただの部屋ではありますが、グランドピアノが2台も置いてある、20人は楽に入れる(詰めれば30人でも可能)部屋でありまして、臨時の練習場所としては最高です。嶋田先生としても、日曜日に瑞穂区から緑区に移動するのは大変なのですが、一人でもいいから「安心して歌える」メンバーを増やしたいという切なる願いをもっています。おそらくは個人レッスンになろうかと思いますが、誰もいない空間ですので恥ずかしくありません。気楽に参加してください。ただ、嶋田先生が堀内音楽ホールに行っても、その日はだあれも来なかった…というのでは、嶋田先生としても悲しい。参加したい人は、あらかじめ622-1675(堀内)か852-5407(嶋田)に連絡ください。電話ファックスいずれも可。メールでの連絡もOKです。

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