2023.10.22
 

本物を追いかけた3年間、
ここに集大成!

第27回定期演奏会

 
「白いうた青いうた」全53曲を、3年間かけて歌いつくすという無謀とも思えるチャレンジは、内匠先生と新実先生のピアノ連弾による「噴水のワルツ(二十歳)」で感動のフィナーレを迎えました。
コロナ渦のまっただ中でスタートした新実先生とのタッグ。思うような練習ができないまま新実先生の直接ご指導の日を迎え、楽譜の理解力、技術的な力不足をその場にいた全員が実感したあの日から3年、ただひたすらに妥協のない本物志向を求め、我慢強くご指導くださった新実先生のお力によって、集大成にふさわしいニイミサウンドをご披露できたのではないかと思います。
また打楽器との共演となる「生まれてから」では、その大迫力の音の強さに目が奪われがちですが、その音に負けない厚い響きや耳を引き寄せる繊細な声に、聴き手の集中力もぐっと増していたと思います。終曲の「なによりもまず」に涙が出たとおっしゃってくれたお客様が何人もいました。歌い手冥利に尽きる最高のお言葉です。
それにしてもプロの打楽器奏者のおふたりは見ごたえがありましたね。素晴らしい演奏をありがとうございました。

今木先生のジブリソングスも、アンケートでは高い評価をいただけました。誰でも歌える歌だけど、合唱曲となった途端それは何倍にも難しくなる、、、。こちらも「スタート時点ではどうなるかと思った」(今木先生談)ほどヤバい状態から、あの手この手で子どもたちのやる気を引き出す今木マジックで、最終的には「過去最高」(嶋田先生)のハーモニーをお届けできました。

ご来場くださいました皆様、そして応援してくださるたくさんの皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

来年の第28回定期演奏会は、池辺晋一郎先生をお迎えして開催いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

打楽器も加わって大迫力の演奏となった「生まれてから」


今木先生の楽しくかつ繊細な音作りの時間は子どもたちを大きく成長させてくれました



 

2023.7.22
 

内匠ワールドの音作り
「感動した」の声たくさん

春日井市政80周年記念事業「縫譜に唄えば」

 内匠先生が広報大使を務められている春日井市が市政80周年となるのを記念して、市民参加型の様々なイベントが、春日井市で企画実施されています。
 そのひとつ、悠遊会が主催する「縫譜(ぬいふ)に唄えば」というイベントに、内匠先生と「空」がコラボ出演してきました。
 
 縄文人が暮らした古代から中世、そして現代にいたるまでの「衣装」の変遷をショー形式で披露した悠遊会のプログラムに続き、心の音楽会がスタート。はじめに内匠先生のピアノソロが3曲披露されました。ペンタトニックスケール(五音音階=1オクターブに5つの音が含まれる音源、スコットランド音楽、日本の民謡にみられるヨナ抜き、琉球音階も五音音階のひとつ)で作られた激しめの曲、少し馴染みやすい曲、馴染みやすい曲の3つ。普段、「空」のピアニストとして接する内匠先生の、本気のソロ演奏を聴く機会はなかなかないので、貴重なマジ演奏に感動しました。
 
 続いて、内匠先生がこのプログラムのために編曲した唱歌3曲。ハモリパートを、ソプラノ・メゾ・アルトという感じでわけるのではなく、簡単、ちょいムズ、激ムズというくくりで分けて、歌えるところを歌ってみよう!というやりかたに、ちょっと新鮮な空気。
定演に向けた練習で忙しい中、嶋田先生も子どもたちも頑張って練習した甲斐あって、「感動しました、1曲目から引き込まれてずっとウルウルしてました」というお客様のコメントもいただけました。
 
 そしてジブリ、白青と、練習中の曲を披露して、最後は「故郷」。ピアノなしできれいに歌ったら、悠遊会の方、会場全員で合唱しました。ずっとタオルで涙をぬぐわれてる方もいらっしゃいました。「ふるさと」という曲の持つ「こころに訴えかける言葉の強さ、曲の優しさ」を感じる素晴らしい時間でした。
 
 コロナが5類になって、今後は以前のように高齢者施設への訪問コンサートなども復活してきそうですね。早くそうなるように願うばかりです。

2023.3.26
 

合唱大好きな子どもたちに
楽しい歌声をお届けできました!

スプリングコンサート2023

 声を合わせて歌う楽しさを、ひとりでも多くの子どもたちに伝えたい、そんな願いを込めて、今年のスプリングコンサートは名古屋市の小学生を無料でご招待するかたちで開催しました。
 子ども・保護者合わせて500名のご招待枠は、嬉しいことにすぐに満席になり、700名収容のアートピアホールにびっくりするほどたくさんの子どもたちが来てくれました。
 
 第一ステージはスタジオジブリの名作アニメから、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」など、おなじみの曲を歌いました。いつもとは少し違う編曲、子どもたちの耳にどんな風に響いたかな?
 第二ステージは小学生がみんな持ってる歌集から、楽しく元気な曲を集めてみました。一緒に歌うことはできなかったけど、みんなの笑顔が嬉しかったです。
 そして第三ステージは混声合唱組曲の名曲、「水のいのち」を東海メールクワィアーの皆さんの協力を得て熱唱しました。美しいメロディときれいなハーモニー、難しい曲でしたが頑張りました。
 
 嶋田先生の、ピアノの弦が共鳴する「響く声講座」は、かなりドタバタでしたが、たくさんの笑顔と笑い声があって、「響く声」で歌うことに興味を持ってもらうというミッションは大成功でした。
 
 コロナ全解禁のギリギリ前だったため、客席の皆さんと一緒に歌うということは叶いませんでしたが、最後まで楽しく歌い切りました。ご来場いただきました皆さん、ありがとうございました。次回は10月22日、第27回定期演奏会です。またのご来場を心よりお待ちしております。

2022.10.23
 

大勢の観客、会場との一体感
これぞライブの醍醐味!

第26回定期演奏会

 久しぶりに! 本当に久しぶりに! あの楽しい定演が帰ってきました。
 お客さんがいて、拍手があって、手拍子があって。。。さすがに“一緒に歌いましょう”は叶いませんでしたが、ほんとに久しぶりに会場が一体となって楽しむ演奏会となりました。団員はマスクを外し、豊かな表情でたくさんのお客さんの前で、楽しく元気よく、ときに叙情的に、美しいハーモニーを作ってくれました。
 
 今回、団創設以来初めての試みで、名古屋市の公立小学校の全児童にチラシを配布、200名様を無料ご招待します!という企画を実施しました。先生や予備も含めると約13万枚、
今まで見たことのない大量のチラシ。2日間をかけてパッキングし、配送しました。
 反響は予想以上で、2日目の発送作業をしている最中に、前日に発送したチラシを受け取ったご家庭から申し込みが来るほどで、発送から4日ほどで200名に達しました。急遽、一般枠の数を減らすこととして、50名を無料ご招待枠に追加しました。小学生ということで、お子様1名につき1名までの同伴者も無料とするようにしました。250名の小学生にほぼ同数の同伴者が来られるということで、定員700名の大半の席がこの企画で埋まることとなりました。経験したことのない反響、予約の管理から各種ご案内、スタッフの作業は倍増しましたが嬉しい悲鳴です。
 
 小学生を対象とすることもあり、プログラムには「サウンド・オブ・ミュージック」を入れました。「ドレミの歌」では、観客の皆さんに手拍子で参加していただき、大変盛り上がりました。会場との一体感、久しぶりに、ほんとに久しぶりにライブの醍醐味を全身で感じたステージでした。
  また、2022年度のNコン小学校の部の課題曲「とどいてますか」も披露しました。作曲者・新実徳英先生ご自身のご指導で作り上げたソラの「とどいてますか」、皆さんの心に届いたでしょうか。そして、新実先生の代表作のひとつ、「白いうた青いうた」全53曲を3年かけて全部歌う企画の第二弾。これも素晴らしい歌声でたくさんの拍手をいただけました。
 
 そんな、非常に内容の濃い演奏会、日頃より応援してくださっている皆様のおかげをもちまして、大成功を収めることができました。心より感謝申し上げます。 次回の第27回は、新実先生の「白いうた青いうた」53曲、全曲を歌おう企画の第三弾です。子どもだからといって妥協しない、天才にして生粋の音楽人・新実先生のご指導のもと、集大成にふさわしいハーモニー作りがスタートしました。ぜひ、また足をお運びくださいますようお願い申し上げます。






2022.6.11
 

3年ぶりの合唱祭は最終演者
ステージ上で全体合唱♪

第61回愛知県合唱連盟合唱祭

 コロナによって2020年、2021年と開催が中止となった愛知県合唱連盟合唱祭。ワクチン接種が進み感染予防対策も浸透してきたことから、今年は演奏者以外は会場には入れないという「準無観客」ではありましたが開催されました。「空」の出演は6月11日(土)の午後からのステージ。午前中、いつものようにフェールマミで練習をしたのち、引率のお母さん、お目付け役の高校生・OBが安全に配慮しながら子どもたちを引き連れて電車で稲沢市民会館へ。ちびっこたちにしてみたらちょっとした遠足気分ですね。
 開演に先立ち、連続出場の表彰があり、「空」は25年連続の表彰を受けました。
 今年の演奏順はトリ。そのトリの指揮者が全体合唱の指導をするということになっているとのことで、嶋田先生が例によって(?)息をゼイゼイさせながら指導されてました。
 出番を待つ間、愛知県の同じ合唱を愛する皆さんの歌声を聞いて、子どもたちはいろんなことを感じていたことと思います。
 それにしても東海メールクワィアーさんの演奏は、さすが!の一語に尽きますね。第一声めの一瞬で会場の空気が変わり、全観客の目と耳がステージにくぎ付けとなりました。「空」も、この東海メールさんのように、「この音、もっと聞きたい!」と思われるような声を届けられるようになりたいですね。
 「空」は、「サウンド・オブ・ミュージック」を披露しました。ハミング完璧!クリアな音、「爽やかな山の夜明け」そのもののような澄みわたった声が会場を満たしました。ただ、嶋田先生がソラノートで指摘されてるように、会場の後ろまで届く「厚み」がもう少しあるとよかったかな、とは筆者の勝手な感想です。でも、それはあの東海メールクワィアーさんの究極に素晴らしい演奏の後だったから、という点を考慮しなければかわいそうですね。耳をリセットしての評価ということならば、クリアで素晴らしい「音楽の調べ」であったことは間違いありません。
 10月の本番、この音がどこまでブラッシュアップしているか、非常に楽しみです。
 最後の全体合唱「音楽の木」は、ステージに残って会場にいる全員が嶋田先生の指揮で合唱しました。いつも感じることですが、この全体合唱、合唱を愛する会場のすべての人が歌う壮大なスケール感、いいですねー。合唱祭やコンクールの醍醐味のひとつです。嶋田先生、お疲れさまでした。

2022.1.23
 

素晴らしい演奏、奇跡の一日

第25回定期演奏会

 素晴らしい演奏でした! 新実徳英先生の、どこまでも純粋に「より高み」を追求するご指導は、相手が小学生であろうが妥協なしの超絶細かい緻密なものでした。当り前ですが、「空」の今のレベルに応じたアドバイスをされているとは思います。が、10月の直接のご指導初日、5秒歌っては止まってアドバイス、そのアドバイスのどれもが子どもたちの心に直球で突き刺さり、まばたきひとつしないで先生を見つめる「まなざし」に、子どもたちが受けた衝撃の大きさを見ることができました。

何度も何度も何度も、、、その音が鳴るまで続いた熱いご指導。子どもたちは間違いなく成長したと思います。表現やテクニックもさることながら、最も大きく変わったのは「気持ち」であったり、「真摯に楽譜と向き合う姿勢」でしょう。日を追うごとに、子どもたちの目つきや行動が変わっていくのを見ることができてほんとに嬉しく思いました。
 
演奏会の前日に「まん延防止・・・」の施行。無観客という言葉が頭をよぎる状況でしたが、できる最大限の予防策を実施し、「空」を応援してくださるたくさんの方々のご協力を賜り、まさに奇跡的な、お客様をお迎えしての演奏会を開催できました。本当にありがとうございました。
 
嶋田先生の言葉を借りると、『「くじらの子守唄」の繊細な表情、「感傷的な唄」の目眩(めまい)のような不思議な感覚、「卒業」のクライマックスのエネルギッシュなフォルテのハーモニー、「あしたうまれる」のお月様の愛情あふれる語りかけ…などなど、嶋田先生の耳には強烈な印象が残りました。これらの曲は「空」のことを何も知らない人に聴いてもらっても「理想的・模範的な歌唱」として十分に通用するものだったと思います。
「奇跡によって守られた」「奇跡的なハーモニー」でした。』
 
次回の第26回、そしてその次の第27回と、新実先生プログラムが決定しています。どこまで子どもたちが成長していくのか、楽しみで仕方ありません。

2021.4.4
 

ピアノ浜田先生、12年間
素晴らしい演奏をありがとうございました

湯山先生からも全幅の信頼

  「空」にとって25年目の節目となった第24回定期演奏会の閉幕は、もうひとつの大きな節目を迎えることでもありました。2009年の第13回定期演奏会以降、12年間にわたって空のピアノ伴奏をしたいただいた浜田真代先生が、この演奏会を最後に「空」のピアニストをおりられることが決まっていました。湯山昭先生に「私の曲はピアノがかなり難しいものが多いが、浜田先生は私の要求にしっかり応えてくれて、安心して聞いていられる。こどもたちの豊かな表現も浜田先生のピアノが引き出してくれている」と全幅の信頼を寄せられていた浜田先生。子どもたちも父兄も、「残念」の一語に尽きるこの事実ですが、感謝の気持ちをもって受け入れ、そしてラストステージを強い絆で作り上げることができました。
 
 ラストステージの開演前に、現在の心境などをうかがいました。
 
◇「空」では湯山先生の曲を演奏することが多かったですが、どのような印象をお持ちでしたか?
「湯山先生の音楽はほんとに色彩が豊かで、子どもの声にぴったりな、希望に満ち溢れた曲がほんとにたくさんあって、どの年にやったどの曲も、弾いていてほんとにワクワクするような曲で大好きでした」
「伴奏にしては、音の数がとても多いので、湯山先生の曲で(定演の)4ステージやるというのは私にとってはとても大変なことだったんですけど、終わってみたら、ほんとに充実した舞台を踏ませていただいたんだと思います。そして最後がこの「コタンの歌」、大曲で、最後まで弾ききれるかなと自分でもワクワクドキドキしています」
 
◇浜田先生がいなくなってからの「空」が想像できませんが、子どもたちに伝えたいことは?
「空の子どもたちって、少しずつ自ら成長していくんです。12年間見てきてそれをとても感じています。(テクニック的なことなど)細かいことを先生から言われなくても、子どもたち自身が感じて、考えて、やっていく。言われてやるんではなくて、それぞれが自分で感じて、考えてやってる姿が好きでした。パートリーダーがいるわけではないんだけど、みんなが気が付いて、助けあう、そういうのが脈々と受け継がれている姿が素敵だなと思っていました。これからもそういう部分がつながっていってほしいなと思います」
 
◇ありがとうございました。最後にひとこと!
「感謝の気持ちを込めて、最後の一音まで、楽しんで演奏します!」

 浜田先生の素晴らしい演奏によって、あの独特な世界観の「コタンの歌」は、唯一無二の究極の名演奏となりました。ありがとうございました。
 
 そして遂にやってきたアンコール。これまで何十回と弾いてきた湯山先生の童謡の代表作「あめふりくまのこ」、オーラスは「大漁」で締めくくりました。
 
 浜田真代先生、12年間お疲れさまでした。みんな浜田先生の演奏が大好きでした。浜田先生のことが大好きでした。ありがとうございました。とてもさみしいですが、これからも時間があれば練習のサポートに来ていただけるとのことなので、その時間を大切にしていきたいと思います。
 
 
 



2021.4.4
 

第24回定期演奏会
湯山先生の代表作「コタンの歌」を
歌い切りました!

万全の感染予防対策で

  第23回定期演奏会終了から、およそ1年5か月、ようやく開催することができました。新型コロナウィルスという得体のしれない脅威が地球規模で人々の日常を奪い、外出自粛、緊急事態宣言、未曽有の出来事に翻弄された1年間でしたが、それでもなんとかできないか、団員それぞれ生活環境が違い、考え方が違う中で、火を絶やさないギリギリの努力があり、そしてさらにこの厳しい状況でも細心の注意を払いながら、練習を重ねステージに立っていただいた東海メールクワィアーの皆さんの厚い熱いご協力により、本当に素晴らしいステージになりました。本当にありがとうございました。
 
 そんな大変なエネルギーによって演奏された、湯山先生の代表作「コタンの歌」は、最高傑作といって過言ではないくらいの素晴らしいサウンドとなりました。一般的に混声合唱は力強い男声と成熟?した女声で「ぶ厚い音」が形成されますが、今回の演奏での女声は少年少女、つまりどこまでも澄んだクリアな声。楽曲の中には、「あのひとかっこいいなぁ。私お嫁に行きたいな」「私も行きたいなー」というような「夢見る結婚前の女性や少女」の心情を歌った曲(臼搗き歌)がありますが、このシーン、まさに今回ステージに上がった団員たちそのものであり、無垢な声にこそ究極のリアリティを感じます。
 
 本来ならば作曲者である湯山昭先生によるご指導と指揮をもって演奏会をつくり上げたいところでしたが、当然許されるはずもなく、常任指揮者である嶋田先生の指揮での演奏となりましたが、湯山先生にお送りするビデオに、きっと湯山先生も「感動した!」とおっしゃっていただけるものと確信しております。
 




2020.11.1
 

第24回定期演奏会に向けた
メモリアルリハーサルは大成功でした!

Youtubeによるライブ配信にもチャレンジ

 2020年11月1日(日)に予定しておりました、少年少女のための合唱団「空」第24回定期演奏会は、新型コロナウィルスにかかる諸事情(感染状況の不確定さ、十分な練習をとることができない状況)を考慮し、2021年4月4日(日)に延期することといたしました。しかしながら、コロナ渦にあってもなんとか知恵を絞って練習を重ね頑張ってきた子どもたち、とりわけ今年で団を卒業してしまう高校3年生のメンバーにとっては、恒例となっている、卒業メンバーが団歌「うたにつばさがあれば」のソロを歌う、というイベントができなくなるのは忍びないという思いから、もともと抑えていた会場を返却せずに、観客は団員の家族以外入れない、演奏会形式の限りなく本番に近い「リハーサル」という形で実施することにいたしました。
 
 普段から、人として大切なものは何か、愛、命とは何かを合唱というツールを通して指導される嶋田先生、そしてその思いをしっかり子どもたちへ伝わるよう無償のサポートをする父母会・スタッフ。団一丸の思いが、今回の大変贅沢な「練習会」に結実しました。
 
 また、来たくても来れないおじいちゃんおばあちゃん、遠方の友達、OG・OBの皆さんへ頑張っている姿を届けたいという思いで、YouTubeでの初めてのライブ配信にもチャレンジしました。初めてのことでいろいろありましたがなんとかお届けすることができ、今後への足掛かりとしては大成功でした。
 
 この歌声が、本来なら指揮をしてくださってるはずの湯山昭先生に届き、自宅待機中の元気の素になってくれたならと思います。
 
 少年少女のための合唱団「空」は、コロナには負けませんよー!
 

第24貝定期演奏会に向けたメモリアルリハーサル(1)

第24貝定期演奏会に向けたメモリアルリハーサル(2)

Youtubeへリンク

2020.4.25
 

老人ホーム慰問活動の様子が教科書に載った!

「小学生の音楽 6」に写真掲載

 新型コロナウィルスによる非常事態宣言を受けて、人との不要不急な交流を避けるよう日本全体に指示が出ています。合唱団「空」も、先生と父母会とで協議の末、一堂に集まっての練習を中止し、各自の自主練に切り替えました。歌うことが大好きな子どもたちへ、歌うことの楽しさを教えるのが大好きな嶋田先生から、『「聴く力」を高める講座』をソラノートを通じてしていただいています。歌えないフラストレーションは溜まりますが、早くの終息を願い、できることをして練習再開に備えましょう。
 
 さて、前置きが長くなりましたが、なんと! 小学校の音楽の教科書に、「空」の活動の様子を写した写真が掲載されました! 教育芸術社刊「小学生の音楽 6」の47ページ目に、「音楽が人と人をつなぐ」という特集ページが組まれています。ここに、「空」の老人ホーム慰問コンサートの様子が「お年寄りと歌で交流する小学生」というキャプションで掲載されました。いつの写真か? このトピックスをず~~っと下にスクロールしていくと。。。(^^)
 嬉しいですね。合唱や吹奏楽、野球やサッカーなどの課外活動を一生懸命していると、頑張ったら新聞には載ることもありますが、教科書に載るっていうのはなかなかあることではありません。これは自慢に値するでしょう!(キャプションにソラという名前は出ていませんが、裏表紙のクレジットには写真提供のところに合唱団「空」の文字!)ビーックビックビックビックカメラ♩も自慢ですけどね(^^)
 
 こうした活動を長く続けてきた「空」だから、編集者の目に留まったのだと思います。OB、OGの皆さんの活動があって、今の「空」があり、今回の快挙?につながりました。一緒に誇りに感じていただけたら嬉しいです。
 


2020.2.2
 

天国の大中先生に感謝と哀悼の意を込めて

大中恩先生追悼コンサート

 2018年12月、天国へ帰られた大中恩先生。ユーモアと大きな愛で優しくご指導くださった大中先生にお世話になった東海地区の合唱団が集まり、感謝と哀悼の意を込めて合同コンサートを開催しました。
 
  合唱団「空」は、第1回の定期演奏会で指揮をしていただき、現在まで続く「自作自演」、作曲家ご自身にご自身の曲を指揮していただくコンサートスタイルの礎を築いていただきました。その後、第4回、第8回と指揮をしていただきました。また、「うたにつばさがあれば」を団歌として使わせていただくことを承諾していただくなど、「空」にとってとても大きく大切な先生でした。
 
  今回、このようなコンサートをするということで、当時先生にお世話になったOGも駆けつけてステージに上がりました。「歌詞の「あの子」や「友達」を、心の中では「大中先生」と置き換えて、天国の大中先生にこの歌を届けましょう」。嶋田先生の言葉に、子どもたちも心を込めて歌いました。天国の大中先生には、きっと届いたことと思います。
 
  合同演奏の指揮をしてくださいました新実徳英先生には、緻密で奥深い音楽の世界を子どもたちにお伝えいただきました。ありがとうございました。また、東海メールクワィアー、豊田市民合唱団、(この会のために有志によって結成の)女声合唱団「花すみれ」の皆様、素晴らしい時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。
  そして大中先生、これからも合唱団「空」は、元気に歌います。天国で楽しみにしていてくださいね。本当にありがとうございました。
 




 

2019.11.10
 

一年の集大成、出し切りました!
アンケートにも嬉しい言葉の数々

第23回定期演奏会

 湯山先生からも最大級のお褒めの言葉を頂戴した2018年11月の定期演奏会。その興奮冷めやらぬ12月、私たち「空」にとってとても大切な大中恩先生が、突然、天へ帰られました。第1回の定期演奏会で指揮を振っていただき、その後第4回、第8回と登壇していただき、さらに「うたにつばさがあれば」を団歌としてご提供いただくなど、「空」にとって大中先生は大恩人です。その大中先生へ感謝と哀悼の意を込めて、第1ステージでは「月のうさぎ」と「うたにつばさがあれば」全曲を歌いました。大中先生にお世話になったOGも駆けつけ、天国の大中先生へ思いを込めて歌いました。
 
 第2ステージは、メンバーからのリクエストで新実徳英先生の楽曲。「白いうた青いうた」から6曲と「鳥が」を歌いました。メロディックな新実先生の世界、終えた後に無意識に口ずさんでいそうな、そんな独特の世界でした。
 
 そして、第3、第4の湯山昭先生のステージ。予定では湯山先生に指揮を振っていただく予定でしたが、ご体調がすぐれないということで、ご登壇・指揮をしていただくことはかないませんでした。とても残念でしたが、気持ちを切り替えて、私たちの最高の演奏を湯山先生にCDで届けて聞いていただこう! これまでの練習の成果をしっかりを出して恥ずかしくない演奏をしよう!と、「イルカの翼」、そして「海と祭りと花の歌」を精一杯のハーモニーで歌いあげました。
 
 会場にお運びいただいた観客の皆様からは、とても嬉しいお言葉の数々をアンケートにてお寄せいただきました。演奏会後のキャストパーティでアンケートを見る子どもたちの満面の笑みは、この一年を精一杯頑張った証しです。
 
 大須太鼓保存会はじめ、ご協力いただきましたたくさんの皆様、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
 
 次の本番は、来年2月2日に行われる「大中恩先生追悼コンサート」への出演です。
 引き続き、少年少女のための合唱団「空」をよろしくお願い申し上げます。
 


2019.8.23~25
 

定演にむけて合唱力をシフトアップ!
キャンプファイヤーで成功を誓いましたよ!!

ふれあい合宿2019

 空の年間スケジュールで、子どもたちがもしかしたら一番楽しみにしているかもしれない、ふれあい合宿。何しろ歌が大好きな仲間と、2泊3日一緒に過ごすわけですからね、テンションも上がります。台風の影響で不安定な天候が続く中で奇跡的にこの3日間は雨がふらず、2日目の夜に行う野外お楽しみのイベントも予定通り行うことができました。子どもたちの普段からのおこないがいいんですね。
 練習では、普段の練習ではなかなかできない細かい部分の確認を、先生の方からだけでなく、子どもたちの方からも積極的に確認しにいく姿勢が見られるなど、充実した練習ができていました。さらに、歌詞に込められた情景や想いを感じ取るトレーニングにつながる、ということでチャールズ・チャップリンの無声映画を鑑賞しました。子どもたちはチャップリンの心のセリフをどんな風に思い描いたのでしょうか。
 
 去年、花火で大盛り上がりだった2日目の夜のお楽しみイベント、今年はキャンプファイヤーも加わってバージョンアップ!点灯式では、今年の定演を成功させるぞ!という誓いの儀式?で点火! その後、鉢巻き姿で超張りきってる嶋田先生のアコーディオン演奏でフォークダンスが行われ、お母さんたちのゲームコーナー、そして花火! 夏のキャンプファイヤーを満喫したのでした。
 合宿が終わると、夏休みも終わり。いよいよ定期演奏会に向けた練習もシフトアップして進みます。
 




2019.7.20
 

歌と心の交流
子どもたちの成長

豊橋老人保健施設慰問コンサート

 堀内先生の記録によると、豊明老人保健施設での慰問コンサートは今回で20回目。平成12年から、空の活動の柱の一つとして、老人ホーム慰問コンサートは脈々と受け継がれています。
 歌う曲は文部省唱歌。富士山 春の小川 さくらさくら おぼろ月夜 茶つみ こいのぼり われは海の子 夕やけこやけ もみじ 冬げしき ふるさと。誰もが子どもの頃に歌った曲。ご入居のお年寄りの皆さんも、きっと幼いころの記憶・情景が、目の前に蘇り、懐かしく温かい気持ちになったことでしょう。
 11曲、ひと通り歌ったら、子どもたちはステージをおりてお年寄りの傍で一緒に歌います。この、歌と心の交流は、普段の生活では得難い多くのことを子どもたちに感じさせてくれます。入団間もない子どもたちは、恥ずかしさや戸惑いから、なかなか積極的にお年寄りの傍に行けません。でも、3年、4年と活動を続けるうちに、この時間が慰問コンサートにとってとても大切な時間であることを感覚として理解しているメンバーは、たとえ小学生であっても積極的に傍で寄り添って、温かい笑顔で歌を届けます。
 親として、子どもの成長を見ることができる幸せ、本当にありがたく思います。


2019.6.8
 

今年は「雪はりんりん」
謡曲の難しい表現も頑張ってました!

第58回愛知県合唱連盟合唱祭

 今年で24年連続出場の合唱祭。今年の曲は、秋の定期演奏会で歌う楽曲の中から、「海と祭りと花の歌」の中の「雪はりんりん」。
 嶋田先生も空ノートで書かれているように、今回の曲はかなりデリケート。昨年の「ドレミの歌」のような躍動感がないので、かなり高度な表現が必要になります。
 軽やかで柔らかなピアノの伴奏から入り、静かに合唱が始まりました。静かな歌い出しから情景を描く表現、途中ガラッと雰囲気が変わって謡曲の世界へ。少数精鋭の男子が頑張ってくれて、なかなかの好演奏でした。
 来年は25年連続出場の記念の年になります。スケールアップした「空」の力強い演奏を期待したいと思います。

2019.4.13
 

今年も大成功!
また一緒に歌おうね!まってるよー!

スプリングコンサート2019

 急遽、開催が決まったスプリングコンサート2019。告知が遅くなりご来場のお客様は決して多くはありませんでしたが、おかげさまをもちまして大成功でした。コンサートのコンセプト「ご来場の皆さんと一緒に歌う楽しいコンサートにする」は達成できました。ステージに上がってくれたたくさんのお友だちのみんな、ありがとうございました!
また、今回のステージ開催に大変なご協力をいただきましたICEC国際文化交流センター様にも心より感謝申し上げます。ありがとうございました。



2019.3.28
 

NHKの番組で、歌手の大江裕さんと
「幸せなら手をたたこう」を歌いました

NHK「新・BS日本のうた」出演

 NHKのBSプレミアムチャンネルで毎週日曜日19時30分から20時59分で放送される歌謡曲・演歌を中心とした音楽番組、「新・BS日本のうた」に出演しました。日本のスタンダード・ナンバーといわれる名曲を紹介することをコンセプトとした番組で、各地で公開収録が行われていますが、4月放送の名古屋の回で、私たち合唱団「空」に白羽の矢が飛んできました。
 収録前日の27日に音合わせ、会場の名古屋市公会堂にはきらびやかなセットが組まれ、なかなかの迫力でした。簡単な振り付けと音の確認をして終了しました。
 そして28日の収録本番。歌手の大江裕さんと音合わせをしてスタートです。
 まずはオープニング。たくさんの歌手の皆さんが登場するうしろで、にこやかに手を振ってる空のメンバー、笑顔の子、真顔の子、性格が出ますねー。
 そしていよいよ、大江さんとのセッション「幸せなら手をたたこう」です。元気に歌う空のメンバー、基本的には明るくポップな曲ですが、大江さんが歌うとやはり演歌チックな雰囲気に。途中の掛け合いもかなりベタな感じでしたが、そういう「幸せ~」も楽しいに変わりはない、曲の持つ力を感じたのでした。
 放送は4月14日。20日と26日にも再放送がありました。メンバーの友達から「今、テレビに映ってるの〇〇ちゃんだよね!」とLINEが入ったり、電話が来たり、さすが全国放送、影響力はすごいですね。
 歌手の大江裕さん、小松宏司アナウンサーと一緒に記念撮影。幸せなら手をたたこう!のポーズが、どうしてもすしざんまい!に見えてしまう(^^)


2019.1.19
 

「ふるさと」に感動
わかっていても、大粒の涙

ケアネットホーム尾頭橋慰問演奏会

 2019年になりました。テレビや新聞では何かにつけて「平成最後の」というフレーズを使いまくっていますが、「空」の今年初の演奏会は、激動の「昭和」の時代を切り拓いたご老人の皆様が暮らす老人福祉施設でした。
 プログラムは、昨年末の星ヶ丘のクリスマスコンサートとほぼ同じ。サウンドオブミュージックと定番の文部省唱歌、そして団歌の「うたにつばさがあれば」です。
 どの老人福祉施設に行っても、やはり文部省唱歌はとても喜ばれます。中でも「ふるさと」は別格で、涙を流されながら聞いてくださいます。付き添いで行動を共にする私たち保護者も、毎回涙が溢れます。わかっていても溢れてきます。
「ふるさと」、合唱団「空」では、老人ホーム慰問で使う「ぐっとくる系の2部合唱」と、「子どもらしい元気な3部合唱」、ふたつのレパートリーを持っています。昨年の定期演奏会では、元気な3部合唱でした。私(筆者)は、2部推しです(^^)
 今度、Youtubeの「空」のチャンネルで、2部、3部聞き比べができる動画を作ろうと思いますので、でき上ったら聞いてみてくださいね。

2018.12.8
 

クリスマスカラーの街角に空の元気な歌声
そして「うたにつばさがあれば」を
天国の大中先生へ

2018星ヶ丘テラスクリスマスコンサート

 この日は星ヶ丘テラスで開催されたクリスマスコンサートに出演してきました。14時からと16時からの2ステージ、ほんとーーーに寒かった!と引率のお母さんたちも音を上げてしまうほどに、夕方からグンと冷え込んだ名古屋でしたが、メンバーの元気な歌声で会場はちょっとだけ体感温度が上昇。
 定期演奏会で大好評だった「サウンド・オブ・ミュージック」から「ドレミの歌」や「ひとりぼっちの羊飼い」などをアカペラで披露。嶋田先生も「音の確認・手助けがまったく無い状態であの編曲を歌い切る実力には脱帽です」と素晴らしいステージとなりました。
 そして「うたにつばさがあれば」。
 それが、先日突然天へ召された大中恩先生の曲であり、私たち「空」に団歌として提供してくださった曲であること、そしてこの日が、大中先生の葬儀の日であったことは、会場で聴いているお客様には説明しません。歌う「空」のメンバーがわかっていればいい、そう嶋田先生はソラノートに記していますが、スタッフ・父兄・メンバーみな同じ思いです。
「これは「空」がウタの神様から祝福されているのだと思います。大中先生が天へ昇っていかれるその同時刻に、現在を生きている「空」のメンバーの全身全霊を込めて「うたにつばさがあれば」を歌うことができる幸せ。今日のクリスマスコンサートは、大中先生に「うたにつばさがあれば」を捧げるために神様が采配してくださったとしか思えない嶋田先生でした」
 特別な思いに涙があふれそうになる「空」なのでした。

2018.11.4
 

「今日の演奏会は素晴らしかった!」
湯山先生からの最大級の賛辞に感涙

第22回定期演奏会

 鳴りやまない拍手に再び登壇した湯山先生、アンコールの3曲を歌いきり、第22回定期演奏会は大成功でフィナーレを迎えました。団歌を含めて全45曲、歌いきりました。
 
 1年間の成果を披露するメインイベント。この日のために、毎週末頑張り続けました。親(筆者)としては子どもたちの頑張りを見てきただけに思い入れも強く、話が長くなりそうなので演奏会後のエピソードでレポートにしようと思います。
 
「私は「空」の演奏会を、歌声を毎年聞いているわけですけれども、毎年毎年レベルが上がってるんですよ。そして今年は、ひとつのレベルを刻んだと思いますね。とにかく、今日の演奏会は、とても素ー晴らしかった!おめでとう!」
 打ち上げパーティの席で、湯山先生は興奮気味に最大の賛辞を送ってくださいました。
「第一部の無伴奏のアカペラ、あれを子どもたちが、非常によく歌ってくれた。これは凄いこと。無伴奏で、あれだけのレベルの歌を歌うのはとても難しい」さらに、
「作曲家の私としては、名古屋の「空」の皆さんが、私に光を当ててくれたという感じがします。素晴らしい歌声で、私に光を当ててくれた。心からお礼を申し上げます」
 
 パーティ会場では、観客の皆さんにお寄せいただいたアンケートがテーブルを回り、先生、団員、父兄みんなが手に取って読ませていただきました。ほんの少し、抜粋させていただきます。
・久しぶりに聞かせていただきました。とてもレベルアップされて感動しました。アルトが素敵でした。これからも頑張ってください。
・音の切り方、姿勢、楽譜の持ち方に気を付けられるとさらに良いと思います。第4ステージの暗譜の曲(大漁)が秀逸でした。
・年齢の幅が新鮮。男子2人が頑張っているのは良かった。
・童謡を聞いたのは久しぶりでしたが、新たな発見もあり、とても楽しませていただきました。
・いろいろな発声、声質の子が自由に好きなように歌っているところに好感が持てる(大抵の合唱団は同一の声にしか聞こえないから)
・子どもたちがのびのびと気持ちよく歌っていて、私も大変気持ちよく楽しませていただきました。湯山先生の曲大好き!伴奏がとても素敵!!
・1・2部でお客様がとても喜ばれていて、1部では特に涙を浮かべられている方も多くいらっしゃいました。声量もハーモニーも毎年上達していて素晴らしいです。
・子供のころからこんなに素晴らしい歌の世界に出会って素敵だな。これからも全世界に歌声を響かせてください。特に日本の唱歌、童謡は未来の子どもたちに歌い継いでください。
 
 このほかにも、たくさんのお褒めの言葉、姿勢や暗譜についてのご指摘、歌い方についてのご意見を頂戴しました。ありがとうございました。貴重なご意見を今後の活動の参考にさせていただきます。
 来年、第23回定期演奏会は、11月10日(日)ウィルあいちで開催します。またのご来場を心よりお待ち申し上げます。ありがとうございました。



2018.10.27・28
 

作曲者ご本人による細かい指示が
曲に込めた世界観をより明確にする

湯山先生レッスン

 定期演奏会を1週間後に控えた週末、湯山先生による本番に向けた本格的なレッスンの日。いつになく緊張した表情のメンバーに、「そんなに緊張しないで、いつも通り、楽しくやりましょう」と声をかけられた湯山先生。昨年の湯山先生のレッスンでかなりのダメ出しを食らった経験のある子たちは、それはそれは緊張します、するなという方が無理です。でも、歌い始めたら、湯山先生から「いいですねー」の声が連発し、それに合わせて子どもたちの表情もぐっと柔らかくなり、歌声もますます生き生きとした声に。
 「どうしたんですか、ほんとに素晴らしいですね」と今年の「空」の仕上がりぶりにとても興奮してくださいました。
 それでも、細かい部分の指示は、ビシッビシッと飛んできて、楽譜に込めた想いが目に浮かぶように、強弱、声色、ピッチ、いろんな要求を言ってきます。一発で決まるものもあれば、何度も何度も繰り返し、先生の納得のいく音楽に仕上がるまで、妥協なしのレッスンが続きます。そして、OKの言葉をもらう段階では、とても素晴らしい歌声になるんです。やっぱり、「本物」は違います!(嶋田先生が偽物って言ってるわけじゃありませんよ、念のため(^^) )
 今年の定期演奏会、ますます楽しみになってきました。湯山先生、ありがとうございました。


2018.8.16~18
 

たっぷり時間があるのに、
始まったらあっという間の3日間!

ふれあい合宿2018

 「空」の夏の風物詩、ふれあい合宿。今年は非常に暑い日が続き、学校行事やスポーツ大会の延期・中止が相次ぎ、子どもたちがバテていないか心配でしたが、岡崎市にある愛知県青年の家には、今年も元気に子どもたちが集まりました。
 合宿のテーマは、「楽譜を見て、ピアノの音なり先生の歌声なりを聴いて、どんなに難しそうな音(旋律)でも1分以内なら正確に再現できる耳を育てる」こと。そして、団員の交流。団員みんながお友達の名前を憶え、遊んだり話したりする中で相互理解が深まり、チームとしての歌唱力のアップにもつながります。
 文部省唱歌から始まった練習は、「驚くべき効率で進み、普段の練習の4日分くらいの仕事をこなすことができた。翌日のサウンド・オブ・ミュージックも非常によくハモるので、次から次へと指示するレベルが高くなり、1/100音の音程を修正するみたいな世界になった」と嶋田先生。あっという間に昼食、夕食の時間がやってきました。
 夕食後はお楽しみのレクレーション。父母会のお父さんが準備したゲームで盛り上がり、今年はさらに外の多目的広場で花火もできました。最近入団した新しいメンバーもすっかり溶け込んでいます。
 最終日も「向日葵の歌」から「ねむれないおおかみ」まで、徹底的に歌い、確認し、あっという間に終わりの時間。嶋田先生は「今年の合宿は、これまでの20年の歩みの中でも特筆すべき成果があった」と総評、11月の定期演奏会がますます楽しみになりました。



2018.6.9
 

圧倒的知名度の選曲に挑戦、
課題の「わくわく感」も本番はバッチリ!

第57回愛知県合唱連盟合唱祭

 連続23回出場の「空」が今年選んだ曲は、「エーデルワイス」と「ドレミの歌」。どちらもミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を代表する名曲。嶋田先生曰く、「有名な曲であればあるほどゴマカシが効きません。ミスや不安定な部分があれば、みんなが知っている曲ですからミスがみんなに分かってしまう」そんなリスクの高い楽曲でしたが、結果は「快心の演奏でした」(嶋田先生)。詳しくはソラノートに書いてありますが、はじけるような楽しさを表現するのがちょっと苦手な「空」のメンバーにとって、ドレミの歌はかなりハードルの高いものでした。当日午前中の練習でも、ハーモニーはきれいにできているのですが、わくわくする感じが微妙。
がしかし、嶋田先生が特効薬を投入。これが見ているこちらもわかるほど、みるみる元気さがプラスされていきます。さすが嶋田先生(^^) そして本番、親たちの心配をよそにメンバーは、かなりいい感じで歌ってくれました!さすが「空」ですねー!!親バカですが鼻高々です(^^)

2018.6.2
 

入居のお年寄りにも、「空」の子どもたちにも
そして引率した父兄や周りにいるすべての人にも
人間にとって大切なものを教えてくれる時間

豊明老人福祉施設慰問コンサート

 「空」の活動の柱のひとつである、老人ホームの慰問活動。お年寄りの方たちに、良い夢を見ていただき、今日という日を楽しく感じてもらいたい、そんな願いを込めて年に数回、「空」は各地の老人福祉施設を訪れています。文部省唱歌を中心に歌い、練習を進めているサウンドオブミュージックからも2曲歌いました。
恒川さんが指揮を振り、嶋田先生が得意のリコーダーで音に雰囲気をプラスする演出、子どもたちがお年寄りの傍へ寄り添って一緒に歌うなど、きっとお楽しみいただけたのではないかと思います。また、そのふれあいを通じて、子どもたちの心にも人として大切なものを感じさせてくれたように思います。
 
慰問コンサートで必ず歌う曲に「ふるさと」があります。毎回、たくさんのお年寄りがハンカチで目頭を押さえながら一緒に歌います。毎回ですが、ほんとに泣けます。子どもの頃にはまったく感じなかった「想い」に、心が揺さぶられます。
まず、一番を終えたあたりでグッときます。そして2番、
如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは)
のところで、涙腺の蛇口は一気に全開、涙が溢れてきます。絶対きます。うるうるしている目で周りを見渡すと、引率の父兄や施設のスタッフさんもうるうる。ちょうど、私たち子どもの親世代は両親がだいぶ高齢になっているくらいなので、故郷にいる父母に想いを馳せてしまいます。帰ったら電話してみよう、とか思わせてくれます。そして、3番、
志(こころざし)を はたして いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷 水は清き 故郷
はたして、志を果たすことができているのか?と自問し、青き山並みの、清き水が流れる故郷の、懐かしい光景が巡ります。この記事を書いているだけで"思い出しうるうる"してしまいますね。どうしてですかね?日本人だからなのかな。



2018.4.21
 

新たな方向性を打ち出す試みは大成功
メンバーも観客も歌う楽しさに包まれました

スプリングコンサート2018

 今年、「空」では新たな試み、スプリングコンサートを開催しました。ひとりの作曲家の芸術を追求する定期演奏会とは離れ、先生だけでなくメンバーにも選曲に加わってもらい自由な発想でプログラムを組み立て実行したニューアクティビティです。「歌って楽しいな」、「みんなで声を合わせて楽しそうに歌ってるのいいな」「ハモリがかっこいいな、あんなふうに歌ってみたいな」と、歌っているこちらはもちろん、聞いてくれたお友達やその保護者の方が感じてくれたら大成功、さらに入団につながってくれたら大大成功!という希望モリモリです。
会場には小さなお子様からお年寄りまで143名のお客様がご来場くださいました。「春の小川」から始まった文部省唱歌集では馴染みの曲にお年寄りの皆さんが口ずさんでおられましたし、アラカルトステージで歌った「ドレミの歌」では、ステージに上がった子どもたちもが満開のニコニコ笑顔で歌ってくれて、まさに大成功でした。
嶋田先生は空ノートの中で、「やりたい表現は全部できて、嶋田先生的には「完璧」と思っています」「練習で練り上げた表現を歌い切ろうとする集中力が見事だった」と書かれています。また、<うちの子>も「めっちゃ楽しかった、またこういうのやりたいー!」と興奮気味に話していました。あとは大大成功を待つのみ!です(^^)


2017.11.26
 

持ち味が発揮された会心の出来
湯山先生からも「名演でしたね」の言葉

第21回定期演奏会

 昨年に続き2年連続となった全曲湯山先生スペシャルの演奏会。しかも湯山先生自身が「難曲」と言ってしまう「北陸の子ども歌」と「駿河の歌」。子どもたちはもちろん、指導にあたる先生方も大変な練習だったことは想像に難くありません。しかし、やりきりました!素晴らしい演奏でした。嶋田先生は「北陸の子ども歌」は会心の出来、湯山先生からは「駿河の歌」は名演でしたね、とどちらも素晴らしい評価でした。
「ドミソの歌」では聴衆の皆さんに一緒に歌ってもらうという楽しい試みを行いましたが、アンケートにはこれがとても楽しかったというコメントが多く寄せられました。ご参加いただきました聴衆の皆さん、ありがとうございました。
来年、平成30年の第22回定期演奏会は、11月4日に開催が決定しました。「サウンド・オブ・ミュージック」、「シューベルト歌曲」、湯山先生の童謡歌曲集「ねむれないおおかみ」と「向日葵の歌」という内容です。1年先の話ですが、とても楽しみです。

2017.08.11~13
 

3日間で20時間
仲間と歌に囲まれた「空」の夏の風物詩

ふれあい合宿2017

 先生方にとっても、もちろん子どもたちにとっても、おそらく一年で一番濃い3日間。ふれあい合宿を今年も岡崎市の愛知県青年の家で行いました。延べ20時間。ほんとにみんなよく頑張ってました。特に今年は大人でも難しい曲が多いそうで、子どもにとってはかなりハードルが高いのですが、一生懸命練習してました。練習、ご飯、練習、ご飯、ひたすら湯山ワールドに向き合います。2日目の午後は「北陸の子ども歌」の練習で、2曲目は「眠らせ歌」。この曲はかなり眠くさせるパワーが強烈で、お昼ご飯を食べた後だけに大丈夫かな?と心配しましたが、情感豊かに表現できるようしっかり頑張ってました。
今年の定演のある意味目玉となる「ドミソの歌」の練習では、「TSD」や「ドミナンテ」、「トニカ」など歌詞に出てくる暗号のような言葉の意味を嶋田先生が分かりやすく(?)説明してくれたおかげで、かなりいい感じになったようです。合唱団「大空」(父兄チーム)が聴衆役となって合唱に入ると、さらに楽しい雰囲気が出てきました。これからさらに練習を重ねての本番が楽しみです。
夕食後はレクレーション。なんでもバスケットやチーム戦借り物競争などのゲームで遊ぶなかで、お互いを理解することができたのではないでしょうか。子どもたちはず~っと元気にやりきり、素敵な仲間と素敵な歌に囲まれた3日間はあっというまに終わりました。




2017.07.08
 

茶摘みにふるさと、
愛唱歌は世代を超えて心豊かに

なごやかハウス福原 慰問コンサート

 駅から少し距離があり、炎天下の坂道を登ってきた子どもたちでしたが、補水と少しの休憩で元気回復。引率の父兄の回復ぶりとはかなり違いますね(^^) さて、今年2回目の老人福祉施設の慰問コンサート。まずは「空」の愛唱歌、「エーデルワイス」から6曲を歌いました。1曲歌い終わる毎に元気なおじいちゃんから「べりぃなーいす!」と声をかけていただき、はじめはびっくりした子どもたちも毎曲終わるたびにかかる「べりぃなーいす!」の言葉に笑いがこぼれリラックス、会場全体がまさに「なごやか」な空気で包まれました。べりぃないすじいちゃん、Very nice! でした。
「空」愛唱歌に続いて、誰もが知っている日本の愛唱歌を歌いました。「茶摘み」では、独特の手拍子で盛り上がり、「ふるさと」では会場のみんなで歌い、最後には子どもたちがお年寄りに寄り添って歌いました。団員の一人は、「前のときよりもたくさんのお年寄りが歌ってくれて、とても楽しかった」と話してくれました。
福祉施設の慰問活動は「空」の活動の3本柱のひとつ。これからもスケジュールが許す限り活動していきます。


2017.06.10
 

ひとりひとりの声がしっかり届いてきて
成長の跡くっきり

第56回愛知県合唱連盟合唱祭

 今年で56回目となる愛知県合唱連盟合唱祭に参加してきました。「空」は22回連続出場です。朝のうちは涼しかったものの、梅雨の晴れ間はやはり気温が上昇し、最寄りの駅から1キロ以上の道程を歩いて到着したころには汗いっぱいでした。
 大ホール、Cブロック、開始前に全体合唱の練習。今年は「空」の嶋田先生と浜田先生が全体合唱の指揮と伴奏を任されました。あの、体全身を使った大きなアクションの指揮、私たちは見慣れていますが、会場の多くの方がびっくりされたことでしょう(^^)(ちょっと抑え気味でしたが)
 本番は、県合唱コンクールの高校生の部で最優秀賞チームの後の演奏。雑味のない流石と思わせる演奏の後だけに、どうなるのか少し心配でしたが、なんのなんの、親のひいき目はあるにせよ、ひとり一人の声がしっかり届いてきて、練習の成果が表れていたのではないでしょうか。小中学生が多い合唱団としてはしっかり存在感をアピールできていたと思います。最後の全体合唱も壇に残って歌い、素晴らしい体験となったに違いありません。


2017.05.13
 

知っている歌を口ずさむ
にこやかな表情
心温まる時間でした

豊明老人保健施設慰問コンサート

 定期演奏会、合唱祭にならび、「空」の活動の三本柱の一つとしている、老人福祉施設の慰問コンサート。今年も豊明市の老人保健施設に行ってきました。今年から「空がいつでもどこでも歌える曲」として取り組んでいる、「エーデルワイス」、「ビリーブ」、「花は咲く」、「禁じられた遊び」などの「空」の愛唱曲集を中心に、お年寄りの皆さんも知っている「春の小川」、「茶摘み」、「ふるさと」などをミックスした構成でした。
 「ふるさと」のアカペラバージョンでは、多くの方が一緒に歌ってくださり、ピアノの伴奏を付けるとさらに歌声が大きくなりました。また、子どもと親とお年寄りとが一緒になって歌った「おかしの家」ではとても楽しい雰囲気となり、にこやかな表情で歌っておられるお年寄りの姿に心温まる時間となりました。


2017.03.25
 

どんどん表現力が高まる
ソーツ先生の"魔法のタクト"

世界的合唱指揮者
アンツ・ソーツ先生の直接指導!

 長年にわたりエストニア国立男声合唱団の常任指揮者を努め、現在も同団の名誉指揮者として活躍されている世界的合唱指揮者のアンツ・ソーツ先生が「空」の練習を訪ねてくださいました。しかも、エストニアのトゥリ少年合唱団の指揮者、倉橋亮介先生もご一緒に。
 約1時間、とても入念なレッスンをしてくださいました。エストニア語の歌詞の発音、そしてフレーズごとのテンポ、クレッシェンドやデクレッシェンドなどの強弱表現、メロディーを受け持つソプラノの発声、ソプラノとメゾソプラノ上との掛け合い、レガートな歌い方が必要な部分、などなど。それはそれは本格的な、詳細な練習でした。ソーツ先生の魔法のタクトにどんどん表現力を高めていく「空」の子たち。この素晴らしい時間を作っていただいた東海メールクワィアーの皆様、倉橋先生、そしてソーツ先生、貴重な貴重なお時間をありがとうございました。



2017.03.18
 

ビーックビックビック
ビックカメラ♪♪

13年ぶりにリニューアル収録

 聞きなれたビックカメラのCMソング、実は空のコーラスだったんですね~。前回の収録は2004年の10月ですので、今の小6とか中1の団員が生まれた頃です。それから十数年。現在21歳~32歳の空のOBの皆さんの歌声がずっと使われていたのですね。実際の収録について嶋田先生曰く、「ディレクターの判断が下る前に、みなさん自身が「今のダメ」などと判断していたり、微妙に速くなっていることを伝えに行こうとスタジオに入ったら、もう自分たちで「速かった」と話し合っていたり、「空」のレベルの高さを実感しました」とのこと。みなさんの歌声が、これから駅前の店で24時間、約10年間流れるわけです。テレビのCMも楽しみですね。


2017.03.11
 

大高イオンで
キッズステージに出演

たくさんのお客さんが足を留めて

 大高のイオンで「かんぽ生命保険」主催の子育て支援イベント「かんぽキッズスマイルワールド」が開催され、空はステージイベントに出演してきました。曲目は、空の愛唱歌にしたいと今年から取り組んでいる6曲(「エーデルワイス」、「ビリーブ」、「花は咲く」、「禁じられた遊び」、「空がこんなに青いとは」、「未知という名の船に乗り」)。特にこの日は東日本大震災の発生からちょうど6年ということもあり、復興支援ソングでもある「花は咲く」を特別な思いで歌いました。会場のオーディエンスにも加わってもらい、素晴らしい演奏となりました。

2016.12.18
 

セントレアで
クリスマスコンサート

楽しく元気よく歌ってきました!

 30名近いフルメンバーが集まったセントレア空港でのクリスマスコンサート。昨年に続き今年も参加です。歩いている人の雑談や空港の通常アナウンスが響く中ですので、「デリケートな表現が生きる世界ではなく、ゆえに楽しく元気よくガーンと歌えばよく、けっこう上手く表現できたことと思います」(嶋田先生談)。スカイデッキで行われたイルミネーションの点灯式にも空のメンバーから2名が参加しました。スイッチオンと同時に現れた幻想的な光の演出はよい思い出となりました。


2016.11.19
 

「限りない感謝を込めて」
大中恩先生が練習を
訪ねてくださいました

あたたかい空気に包まれた奇跡の時間

 定期演奏会を終えたばかりの空に嬉しいニュースが舞い込みました。空の団歌である「うたにつばさがあれば」の作曲者、大中恩先生が空の練習を訪ねてくださることになったのです。「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」「おなかのへるうた」、そして前述「うたにつばさがあれば」の作曲者で、1997年の第1回定期演奏会、第4回、第8回と3度指揮をしてくださった大中先生。「想像を拡げてください。どんな景色なのか、どんな情景なのか、どんな気持ちなのかという想像を拡げて歌うのです。ボクたち作曲家も情景を想像して作曲するんだよ。歌う人も同じなんだよ。想像力が大切なんだよ」。素晴らしい時間はあっという間に終わってしまいます。最後に、「いぬのおまわりさん」を歌ってお送りしました。来年もぜひご来訪いただきたいですね。実現を願っております。


2016.11.14
 

大きな成長がもたらした
素晴らしい時間の共有

第20回定期演奏会

 第19回定期演奏会の成功の翌週から、この日のために重ねた新たな1年間の練習の成果を発揮するメインステージ、第20回定期演奏会。合唱組曲「鮎の歌」から始まり、同声三部合唱組曲「かもめの歌」、湯山昭名旋律集、四国の子ども歌、そして湯山先生の代表曲のアンコールまで、あっという間に終演を迎えました。全27曲を夢中で歌い切った子どもたちに向けられた鳴りやまない拍手と喝采は、親のひいき目なしにその演奏が本当に素晴らしいものであったことを表していたと思います。合唱万歳! 空万歳!



2016.9.11
 

湯山先生の直接指導
細部を入念に確認

「とても良く歌えています。本番が楽しみですね」

 第20回定期演奏会へ向けた湯山先生の直接指導の日。嶋田先生だけでなく子どもたちもいつも以上のテンションです。唯一無二の作曲家ご本人の貴重な言葉、細部にわたるニュアンスの確認、ひとつひとつを忘れないようにとノートをとりながら取り組んでいました。「とても良く歌えています」「今の段階でこれだけ歌えれば、先が楽しみです」との嬉しい言葉に子どもたちのやる気もさらに高まったようでした。

 

2016.6.11
 

第55回愛知県合唱祭
連続21回目の出場

「雲」「雨の遊園地」を熱演

 今年で第55回目の開催となった愛知県合唱祭。名古屋市だけでなく、岡崎や春日井など県内各地から二日間合わせて約150もの団体が参加する大イベント、空も今年で21回連続の出演です。午後2時過ぎの出演なので、午前中は音プラで最終的な確認の練習をして臨みました。機械のようなただ正確な音ではなく、詩に込められた情景や思いが聴衆の心に描写されるような表現─、何度も何度も繰り返し練習した成果は、ちゃんと出ていたように聞こえました。

 

2016.1.16
 

豊明老人保健施設で
慰問コンサート

ふるさとやふじ山など
心和む唱歌・童謡を一緒に

 定期演奏会、愛知県合唱祭への参加とならび、創設当初からずっと続けている活動のひとつ、老人福祉施設での慰問コンサート。今回伺ったのは豊明市老人保健施設でした。簡単なリハーサルができるよう少し余裕を持って会場入りしましたが、すでに会場には聞く準備万端の入居者の方が大勢いらっしゃいました。
 おじいさん、おばあさんたちが聞いて楽しめるよう、曲目は唱歌・童謡が中心。暮れのクリスマスコンサートで結成されたママさんコーラス隊も参加して、やさしく、元気に、歌声を届けてきました。コンサートの最後には、ステージを下りて、観客のおばあさんたちのそばに寄り添って一緒に歌い、会場はやさしい空気に包まれました。


湯山昭先生が音楽監督に
就任されました!

名曲 「あめふりくまのこ」「おはなしゆびさん」
「おはながわらった」「山のワルツ」などの作曲者です

 合唱団「空」は、★作曲家ご自身の指揮で歌うコンサートを目指す ★日本の童謡を歌い継ぐ ★老人ホーム慰問などのボランティア活動を行う という3つを活動の柱としています。湯山昭先生にはこの活動の趣旨に賛同いただき、音楽総監督に就任していただきました。日本童謡協会会長でもあられる湯山先生から定期的に、直接のご指導をいただくことができます。