SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


スプリングコンサートの骨格決定

【平成31年3月16日(土)】
決行を決めたスプリングコンサートの準備をどのように進めるか、また、新入団員の子の負担をどのように軽減しながら楽しく練習してもらえるか、そんなことを考えながら音楽プラザに向かっていました。
まずは「文部省唱歌集」を歌い込み、「うたにつばさがあれば」を歌い込み、その後でアラカルトステージの曲目を決めなければならないなぁ…、ピアノを弾いてくれる子や「指揮をしてみたい」と言ってくれる子がいるかなぁ…。いろいろなことを考えながら朝ごはんを食べていました。
ところが嶋田先生は忘れていたのです。4月のスプリングコンサートの前にNHKの「BS日本のうたコンサート」が3月にあります。多くの参加者があるとのこと。歌う曲が「幸せなら手をたたこう」1曲であるとのことだったので、練習の最後に5分くらい歌っておけば良いと思っていたのですが、NHKからは2部合唱に編曲された楽譜が送られてきており、しかも「振り付け」の映像が送られてきているとのこと。
ガラガラ声のオバサンが振りをしているその映像は「手をたたこう」も「足ならそう」も「ホッペたたこう」も「お腹たたこう」もカンタンなもので、そこは問題ありません。
問題は楽譜に、合唱団「空」が「歌う部分」と「歌わない部分」が指示されているということです。ですが、あまり気にしなくても良いと思います。うっかり全部歌ってしまっても、マイクロフォンを統括する音響デレクターがいて、そこは天下のNHKですから、本番中の「幸せなら手をたたこう」を歌っている最中にクシャミをしてしまっても、音響担当がチャンとカットしてくれます(本番の会場にクシャミの音声は流れるでしょうが、放送される音声ではカットされるはずです)。
もっと大きな問題は2部合唱のアレンジになっていることです。今の「空」のメンバーなら音を捉えることはカンタンで、実際に1回歌ってOKが出せました。しかし、5番まである楽曲のどこでそのハーモニーを作るか。これは楽譜に明記されていますがハモる部分を覚える必要があります。全部同じようにハーモニーを付けてくれればカンタンなのにね。
歌詞も振り付けもハーモニーもゼンゼン難しくありませんが、1番から5番まで歌うこと(動き方)がビミョーに違います。だから来週以降も最初か最後の5分くらいを使って練習しましょう。

この確認を終えてから予定の練習に突入しました。「文部省唱歌集」はコンサートでの本気モードなら、いろいろな表現の工夫があります。みんなは第22回定期演奏会でその表現を見事に実現してくれました。しかし、老人施設コンサートで同じ曲を歌う場合、あまりにも表現重視では一緒に歌いたいと思っているお年寄りたちをオイテケボリにしてしまいます。慰問コンサートではアッサリ歌った方が良いことはメンバーは経験済みの織り込み済みです。
今回のスプリングコンサートでも、その眼目は来場してくれた子どもたちにステージに上がってもらって「いっしょにうたいましょう」という点にありますから、濃厚スープの表現ではなくアッサリモードの方が良い。第1ステージで「空」だけで歌う時も、「第4ステージではこういう歌い方で一緒に歌いましょう」と提示するわけですから、濃厚スープにはできない。
今回のスプリングコンサートでの理想の成果は、ステージに上がってくれた子が「気持ち良かった」と思ってくれて、翌週の練習会場に「入団したいです」と言って来てくれるのが最高のシュミレーションです。なのでアッサリモード。ですが、メンバーの中からは「こう歌いたい」という思いがビシビシと伝わってきました。
「うたにつばさがあれば」も一通り歌いました。プログラムにも書きますが、大中先生の追悼ステージという意味を込めたいと思います。今日の嶋田先生はソプラノ側に立ってソプラノの音を中心にカバーしていましたが、メゾソプラノからもアルトからも安定した響きが聴こえてきました。
今イチバン心配しているのは「となりのカンタロウ」の九官鳥の声です。誰にやってもらおうかなぁ。誰ができるかなぁ。悩んでいます。オレにできるかなぁ…って考えておいてください。

アラカルトステージは、ここに実名を記すことはできないのが残念ですがピアノを弾いてくれるメンバーがいて、嶋田先生の理想とする形が実現できることとなりました。今日は「鳥が」を中心に時間をかけました。

スプリングコンサートのプログラムは以下のようになります。
〇第1ステージ 「文部省唱歌集」全曲 無伴奏
〇第2ステージ 「うたにつばさがあれば」全曲 浜田先生伴奏
〇第3ステージ アラカルト
「鳥が」      団員伴奏
「あしたうまれる」 団員伴奏
「ヨット」     団員伴奏
「盲導犬S」    無伴奏
「南海譜」     無伴奏
「エーデルワイス」 浜田先生伴奏
「ドレミの歌」   浜田先生伴奏
〇第4ステージ 「文部省唱歌集」を飛び入りメンバーと

けっこう充実した、そして魅力的なプログラムになったと思います。何よりも大きいのは11月の第23回定期演奏会に向けての準備になることです。「文部省唱歌集」と「ドレミの歌」「エーデルワイス」を除けば、あとは定期演奏会で歌う曲ばかりですから、スプリングコンサートに向けた練習が定期演奏会に向かう練習に直結することは大きい。その効果は計り知れません。

急に決まった話で恐縮ですが準備は整いました。1人でも多くの子供たちに聴いてもらえるよう、鋭意、情宣をお願いいたします。力を貸してくださいませ。

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