SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


歌詞の追加にご意見ください

【1月12日(土)】
今日は発声練習として湯山先生の「星空の旅人」を使うところから始めました。恒川先生や高倉先生も「知ってはいるけれど歌ったことはない」と言う、つまりは全員が初見となる曲です。
楽譜というものは手に持っているだけでは、紙に印刷された単なる記号の集合体に過ぎません。それを人間の声で実際に音にしてみる作業は、封印された宝物を蘇らせるような楽しい作業です。
鍵盤ハーモニカの音を1回聴けばすぐに声に出して歌うことのできる力はサスガです。この「力」を持っていることは本当に「百人力」。ドンドン音取りが進み、20分足らずでメロディーをつかむことができました。楽曲のメロディーをつかむことと発声練習とが並行してできるのですから2倍の効率があがります。
もう少し発声練習と音取りとを続けよう…ということになり、次は「イルカの翼」。この曲はメロディーだけでなく、上下のパートを全部歌ってハーモニーを作るところまで行きました。
メンバーには歌詞のイメージの説明もしましたが、その内容を記すのは後の機会にします。「地球はひまわり」と同じ作詞者の村田さち子さんの詩「イルカの翼」は深い内容を持っていますから、今はメンバーの想像力の発酵を待つこととします。
続いて「Skriski,Lietuvelen」です。先週は全て「ラララ」で歌いましたから、今日はその音を再確認しながら歌詞を付けていきました。
冒頭の8部音符2つに「スクリス」「キ」と入れることは良いとして、23小節目の8部音符1つに「スクリスキ」と入れるのは不可能に近い。だからここはゴマカすと言うか、それらしく聞こえれば良いと言うか、とにかく正確に全部発音jしようと努力することは止めましょう…と確認しました。8部音符3つ分に「スクリスキ」「プリエ」「メルス」と表記されていますが、極端に言えば「スク」「プリ」「メル」だけ発音すれば良い…と指示しました。重要なポイントは外さないようにして、あとはだんだん口と舌が慣れてくるのを待とうという作戦です。
他の部分はマズマズといった感じで、そこそこリトアニア語に聞こえましたから良かったと思います。

休憩の後は「小さな法螺」。これは全員が全部のパートを歌ってハモらせる手法を使いました。20分もかからずに全部のパートを確認することができて、すごく効率良く進みました。
その次は「盲導犬S」と「南海譜」です。嶋田先生の手書きメモにあるように、「ルルル」ではなく実際の歌詞をアルトの子にも歌えるようにしようとする試みです。
本当は全部メモしてから印刷したかったのですが、タイムリミットに負けてしまい、やむなく途中で印刷してしまったのです。
でも、メンバーの印象はどうなんでしょうね。歌う主体はみなさんですから、みなさんの意見が第一優先です。メンバー全員が「私はこの歌い方が好きです」とハッキリ言えるように、つまり自分の意志をハッキリ示すことができるようになるまで、もう少し時間をかけたいと思います。

お年玉プレゼントとして、「うたにつばさがあれば」全曲の大中先生の手書き楽譜のコピーを配布中です。大中ファンの合唱愛好家からすればノドから手が出るほど欲しいお宝です。が、メンバーに家宝にしろとは言いません。ただ、大中先生が「空」だけのために書いてくださった楽譜が存在するということだけは知っておいてください。
それと、「海と祭りと花の歌」のCDを配布しました。城野さんのお力添えをいただきました。大感謝です。入手できた子は、来週までに一度だけで良いから聴いてきてくださいね。

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