SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


大中恩先生追悼コンサートについて

【12月31日】
表題のコンサートについて案が立ち上がっていますので、メンバーにも父母会の皆様にも、現在の状況を全て開示しておこうと思います。新年会で正式にお願いしますが、ご意見をお聞かせください。

意外なことですが愛知県内の合唱団で大中先生のご指導と指揮で歌ったチームは少ない。東海メールクワイアーと合唱団「空」と、あとはおそらくメンネルコーア東海。その他、大学の合唱団がいくつかありますが、それらの大学合唱団は現在活動していません。
大中先生の傘寿(80才)記念コンサート(合唱団「空」第8回定期演奏会)や東海主婦のコーラス連盟演奏会などで集まっていたのは、大中ファンの合唱愛好家が公募で集まったものです。
だから、単独の団体で大中先生が指揮をされ、現在も活動を続けているのは「空」と東海メールクワイアーだけと言っても良いのが現状です。

12月16日(日)、東海メールクワイアーの役員会があり、2019年の定期演奏会(10月27日)の後のスケジュールについて話題となり、「大中先生の追悼コンサートを行うべし」という方向が示されました。
何しろ東海メールにとっては、昭和40年~50年の団崩壊の危機の折に、「東海メールのために」と新曲を書き続けてくださった大中先生は恩人中の大恩人なのです。1993年には大中先生の作品だけで定期演奏会と東京演奏会を開いています。
嶋田先生はその役員会には参加しませんでしたが、その日の午後、副会長の鈴木さんから「メールと「空」で協力して追悼コンサートを開催できないか?」との話をいただきました。
合唱団「空」にとっても、大中先生は「うたにつばさがあれば」オレンジ楽譜の「あとがき」に記したとおりの大恩人です。嶋田先生としては第23回定期演奏会の翌年、つまり第24回定期演奏会を(湯山先生にお許しをいただいて)大中先生特集にしようかな…という思いまで(思いであって誰にも話したことはありません)持っていましたから、「ぜひ実現したい」と考えました。

大中先生のご命日は12月3日です。ですから2019年の12月1日(日)に追悼コンサートを行うのが理想です。
この時、嶋田先生がまっさきに考えたことは受験生の負担です。2019年11月10日(日)に第23回定期演奏会があり、例年ならその後に受験生は冬眠(?)に入ります。でも、以前「ソラノート」に記したとおり、第23回定期演奏会の第1ステージは「うたにつばさがあれば」プラス「いぬのおまわりさん」「サッちゃん」などを予定していますから、追悼コンサートには第1ステージをそっくりそのまま持って行けば良い…と考えました。1ヶ月くらいまとまった練習をしなくても、今の「空」の力なら定期演奏会でのレベルを維持することは可能でしょう。追悼コンサート当日にメンバーが再結集すれば午前中のリハーサルだけで十分です。ここに、卒団生で「うたにつばさがあれば」を歌った子にも呼びかければ、かなりの水準の演奏になることでしょう。
しかし、東海メールの役員会があった時点で、すでに翌年12月の各会場の予約抽選は終了していて、副会長の鈴木さんはウィルあいちやアートピアホールや市民会館中ホール、市内の文化小劇場全てと東海市文化会館、稲沢市民会館、江南市民会館などに電話確認をされましたが全て埋まっていました。

12月27日、東海メールの都築会長と鈴木副会長、牧副会長、嶋田先生と、それにフェールMAMIのオーナーの矢代マミ子さんが会合を持ちました。矢代さんは東海主婦のコーラス連盟の代表を務めておられ、これまでに何度も大中先生をお招きして記念コンサートを開催しています。矢代さんの呼びかけがあれば、大中ファンの特別女声合唱団がすぐに集まります。「空」の第8回定期演奏会に集まってくださった「クール・サンジュ」という特別合唱団(名付け親は大中先生)も、矢代さんの呼びかけで参集した方々でした。
なぜ特別女声合唱団なのかというと、東海メールクワイアーと合唱団「空」だけで演奏会を開くと、それぞれ2ステージずつ+合同ステージとなり、「空」にとっては「うたにつばさがあれば」ステージにもう1ステージとなって負担です。
これは東海メールクワイアーにとっても同じで、2019年10月27日(日)に定期演奏会を多田武彦という作曲家の作品だけで行うメールとしては、2カ月弱で大中先生の曲2ステージを仕上げることは困難…という判断がありました。
そこで大中ファンの特別女声合唱団を公募して編成すれば、「空」と東海メールと特別女声合唱団jで1ステージずつ+合同ステージとなります。
これは嶋田先生の作戦でもありました。「空」と東海メールだけで混声合唱の合同ステージを組むとなると、東海メール全員が来るわけですから、いかに「空」と言えども人数的にも声量的にもバランスが取れません。そこに特別女声合唱団が加われば、混声合唱としては理想的なバランスになります。
矢代さんは大中先生のご葬儀にも参列されていたほど大中先生との関係が深く、特別女声合唱団結成への呼びかけを快諾してくださいました。
ここに都築会長が指導しておられる(東海メール会長と兼務)豊田市民合唱団男声が加わり、参加団体の骨格が決まりました。
 〇 合唱団「空」
 〇 東海メールクワイアー
 〇 豊田市民合唱団男声
 〇 東海主婦のコーラス連盟特別女声合唱団
この4団体が1ステージずつ歌い、混声合唱の合同ステージは
 「わたりどり」
 「草原の別れ」
 「秋の女(おみな)よ」
 「じゃあね」
 「バスの歌」  12月27日現在の案
など、各合唱団の負担にならないように、カンタンで美しい曲を選ぶこととなりました。

問題は会場で、とりあえずウィルあいちとアートピアホール2020年1月19日(日)か26日(日)を年明けの1月4日に取りにいっていただくこととなりました。これは「空」父母会の方々にお力添えをいただくことになり、大感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。

その他、参加ノルマの料金設定や、プログラム・チラシ等印刷担当、合同ステージ指揮者などの問題が残っていますが、参加ノルマは出演人数が相当多くなるので大きな負担にはならないはずですし、印刷関係も名古屋の合唱の大御所が揃っていますから心配は要らないと思います。(この部分の文責は嶋田)

素晴らしい1年をありがとうございました。そして素晴らしい平成時代を。
新しい元号がどうなるのか分かりませんが、新しい時代に向けて、また力をお貸しください。
これからもよろしくお願い申し上げます。

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