SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


大中先生に手紙を書いてみようかな

【12月1日(土)】
この日は港区のPTA行事がありましたが普通に金山に向かいました。PTA行事は南区笠寺の日本ガイシであり、金山を10時08分のJRに乗れば10時16分に笠寺に到着します。そこから走れば10時30分の卓球大会の試合開始に間に合う…という計算でした。
だから集まった人数が何人であろうとパートのバランスがどうであろうと9時30分になったら「サウンド・オヴ・ミュージック」と「すべての山に登れ」をやろうと思っていました。10時までの30分に全てを賭けたわけなんです。
「サウンド・オヴ・ミュージック」と「すべての山に登れ」は予想していた以上に上手く歌えており、ピアノ伴奏が無いことが逆に指揮に集中することとなっていて、微妙なテンポのゆらめきにもキチンと着いてきてくれました。メンバーに感謝です。
この2曲を1回ずつ歌っただけでテンポの確認ができたことは大きかった。なぜなら「ひとりぼっちの羊飼い」まで確認する時間が生まれたからです。
来週のクリスマスコンサートは青空天井ですから響きません。そこでハーモニーを響かせようとしても、底が抜けたバケツで水を汲むようなことにしかならない。だから「ひとりぼっちの羊飼い」のP55のGやP58のIのソプラノのオブリガートは効果的となるかどうか疑問です。
で、その部分はメゾソプラノのメロディーを歌うようにソプラノメンバーに指示しました。上手くいきました。メロディーがクッキリと浮かび上がって聴きやすい印象です。ですが試しに楽譜どおりに(つまり演奏会で歌ったとおりに)歌ってみたところ、やはり楽しいです。ホールで歌うなら楽譜どおりが良いに決まっています。その方が楽しい。そうと分かった上で、当日はソプラノに「メゾソプラノのメロディーを歌ってください」と言うかも知れません。当日のマイクロフォンがどの程度の効果があるか、実際に聴いてからの判断になります。
ちょっと驚いたことを報告しておきます。「ひとりぼっちの羊飼い」はP56でピアノ伴奏によってヘ長調から変ト長調に転調します。つまり半音高くなる。ところがピアノ伴奏が無いものだから、楽譜どおりではなくヘ長調のままで(つまり楽譜とは半音低いままで)終結部まで歌い切っていました。嶋田先生も気付かなかったくらい自然に…です。何の指示も指導もなく、終わってみたらヘ長調のままだった。しかも極めて正確な音程でヘ長調での終結です。
これ、文章に書くとカンタンそうですが、理論的には相当にムズカシイことなのですよ。それがサラッとできちゃった。ちょっと…じゃなく、かなり驚きでした。
嶋田先生の練習はここまででした。あとはスタッフに任せて予定どおりの電車に乗り、試合を応援することができました。ありがとう。
その後は「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などに加えて「文部省唱歌集」まで歌ってくれたとのこと。さらに「白いうた青いうた」にまで練習が及んだと聞きました。充実した時間だったことと思います。

父母総会の後、大事なことに気付きました。クリスマスコンサートでピアノを使わず、つまり全てをアカペラで歌うことは記したとおりです。
だから一生懸命にピアノ無しで歌えるように練習したわけです。だが、ちょっと待てよ?
ピアノ伴奏付きの曲をアカペラで歌い、もともとアカペラの曲は歌わない…って、何だかバカみたいじゃない?
「グレゴリオ聖歌」はともかくとして、もともとアカペラの「朝の讃歌」と「ハレルヤ」を歌わないって手があるか?何で気が付かなかったんだろう。嶋田先生はバカですね。
というわけで、8日(土)本番の日の午前中は「朝の讃歌」と「ハレルヤ」も練習してみてください。歌うかどうかは会場で嶋田先生が判断します。チャレンジしてみましょう。スタッフの先生方、ご無理をお願いしますが、よろしくお願いいたします。

それから来年の第23回定期演奏会ですが、「さくら特集」を止めにして「うたにつばさがあれば」全曲を歌うこととします。つまり
☆第1ステージ 「うたにつばさがあれば」
☆第2ステージ 「白いうた青いうた」
☆第3ステージ 「イルカの翼」
☆第4ステージ 「海と祭りと花の歌」
ということになります。「うたにつばさがあれば」は全員が持っているはずのオレンジ色の楽譜です。だから全4ステージの楽譜を全員が持っていることになります。新入団員で「うたにつばさがあれば」の楽譜をもらっていない(これは入団記念品です)子がいたら、嶋田先生に「ちょうだい」と言ってくださいね。

「うたにつばさがあれば」は大中恩先生が「空」のために書いてくださった曲であり、その第5曲目は「空」の団歌として(これも大中先生了解済み)定着しています。
しかし全曲を歌ったことは多くなく、第1回、第4回、第8回、第17回の定期演奏会と、平成9年7月の老人ホーム慰問コンサート、平成18年4月のバングラディシュに水道を贈るチャリティーコンサートで歌ったのみで、「空」としても第17回定期演奏会以来6年ぶりの再演となります。
現在のメンバーで全曲を歌ったことのある子はほとんど残っておらず、このタイミングで全曲に取り組むことは意義深いものと考えます。大中先生へのご恩返しという意味でも…ね。せっかくですから「サッちゃん」と「いぬのおまわりさん」あたりもプラスして歌うこととしましょうか。
大中先生は95才になっておられますがお元気です。「聴きにいらしてください」と手紙を書いてみようかな。

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