SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


久我山訪問 報告

今、新幹線の車中です。
東京・久我山の湯山先生のお宅に伺い、11月4日の定期演奏会について詳細を詰めてきました。湯山先生に相談した内容は以下の3点です。
①湯山先生のリハーサルについて
②全体のプログラム編成について
③アンコールの曲目について

【①リハーサルについて】
結論は10月27日(土)と28日(日)になりました。
挨拶の後の雑談で「ボクも今度の9月で86才ですよ」とおっしゃったのを捉えて、「失礼ですが先生のお身体が心配です。昨年までは前日リハーサルの他に3回名古屋に来ていただいてご指導いただきましたが、何かあっては取り返しがつきません。嶋田がキッチリ指導しておきますので、前日リハーサルの前は1回で良いと思います」とお伝えしました。
その答えは「ボクの音楽をあなたほど理解してくださる指導者はいません。「空」の子たちなら大丈夫。すぐに私のテンポや表現を受け取ってくれるでしょう」というものでした。
本当は10月20日(土)にしたかったのですが、その日は三木露風記念コンサートが予定に入っていて、27日(土)になりました。そして湯山先生の方から「せっかく行くのだから、土曜日と日曜日にキチンと稽古をしましょうよ」と仰り、27日・28日の2日間の日程となりました。
いったいどこに東京から名古屋まで一人旅をする86才がいるでしょうか。そのパワーは測り知れませんが、さすがに心配です。というわけで、今回の事前リハーサルは1回きりとなりました。スケジュールの調整をお願いします。

【②プログラム編成について】
湯山先生の曲は「向日葵の歌」と「ねむれないおおかみ」で、他は「サウンド・オヴ・ミュージック」と「シューベルト歌曲集」と11月にお伝えをしてありました。今回は2018年が童謡100周年(鈴木三重吉が雑誌「赤い鳥」を発刊し、北原白秋らが賛同して童謡が始まったのが1918年)ということもあり、シューベルトを三木露風「赤とんぼ」や成田為三「赤い鳥小鳥」、山田耕筰「待ちぼうけ」「あわて床屋」などの童謡の出発点となった曲に変更したい…と申し出たわけです。
話し合いの中で1918年の童謡発足以前からあった文部省唱歌に話が及び、唱歌と童謡との関連性や相違点など専門的な内容となりました。そして得られた結論は、
4月21日スプリングコンサートで歌った「文部省唱歌集」を基本的に踏襲することとなりました。湯山先生は教科書の共通教材をそのまま歌うという方法を支持してくださり、11曲の曲名と順番をノートにメモされました。
しかし嶋田先生はスプリングコンサートで歌ったとおりに、そのまま再現するつもりはありません。教科書どおりではハーモニーが決定的に足りないからです。だから、各曲の1番は教科書どおりに歌うとしても、2番以降や繰り返しの部分にハーモニーを付け、あるいは移調・転調の工夫をします。あるいは何曲か、別の曲に入れ替えるかもしれません。たとえば2年生の「夕焼け小焼け」には素晴らしい編曲があります。
いずれにしても、基本的には「文部省唱歌集」となりました。
ステージ順は
「文部省唱歌集」
「サウンド・オヴ・ミュージック」
「ねむれないおおかみ」
「向日葵の歌」
となります。第1ステージの前に湯山先生と嶋田とで文部省唱歌と童謡についてのトーク解説をする…というところまで決まりました。

【③アンコールについて】
「あめふりくまのこ」も「おはなしゆびさん」も「山のワルツ」も「おはながわらった」も、みんな「ねむれないおおかみ」の中に入っています。嶋田先生は「きいろいちょうちょ」や「くも」(小さな目)や「イルカの翼」や「電話」などの候補を持って行きました。しかしこれらの曲は(電話を除いて)童謡なので、童謡のアンコールに童謡を重ねることになります。場合によっては「ドミソの歌」をアンコールにとも考えていて、実際に「ドミソの歌」を提案しました。結論は以下のとおりです。
①「おはよう太陽」湯山先生
②「矢車草」嶋田先生
③「歌の広場」湯山先生
となりました。全て湯山先生の選曲です。みんなが4月21日に「歌の広場」を歌ったこともご存じではありません。「歌の広場」は湯山先生のお気に入りなのかも知れませんね。その曲をスプリングコンサートに選んだ選曲委員会(?)も大したものです。

明日は、みんなに会えますね。楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
あぁ、富士山がキレイだなぁ…。

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