SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ふれあい合宿(1日目)
たくさんの成果がありました!

【8月26日(金)】

合宿の第1日目。練習を開始するにあたって、練習場のホワイトボードに次のような目標を掲げました。

○交流の目標 ここにいる全員の名前を覚えよう。自分が覚えれば自分も覚えてもらえる。

○音楽の目標 どんなに難しいメロディーでも、聞いて1分以内なら正確に再現しよう。

そして、まず「名旋律集」の練習をスタートさせました。多くの課題が出てきましたが、ひとつひとつ解決していきます。なかでも時間がかかったのは「矢車草」のリズムでした。これは嶋田先生がボケっとして安易に練習していたことが最大の原因です。

詳しいことを文字で説明するのは難しいのですが、冒頭「まわれよ」の「まわ」のリズムは付点四分音符+八分音符が正解。嶋田先生のようにボケっとしていると、ピアノの3連符のリズムに合ってしまい、リズムが鋭くなってしまいます。

それにしても、浜田先生に指摘されるまでの10分間、嶋田先生が叩いた「鋭いリズム」を忠実に再現し、「嶋田先生が間違えたとおりに正確に間違えてくれる」みなさんに、ある意味すごく感心しました。

逆に言えば、指導していて間違えるなどということは、あってはならないことで、「空」のみなさんが先生に厳しい課題を突き付けたことになります。反省しました。

しかし、敢えて本音を言えば、みなさんがそれだけ嶋田先生を信じてくれているということを(勝手にそう信じて)とても嬉しく思いました。ごめんなさいね。

「プレゼント マイ ラブ」も苦労しました。湯山先生の作品には珍しく、旋律の山がたくさんあり、つまり「名旋律」のてんこ盛りという感じがあって、どの部分に頂点をもっていけば良いのか見えにくい意味があります。しかし、やはり最後の「あたらしい思い」に頂点をもっていくのが最善と思いました。

6曲を通して共通していることは、明るく生き生きとした感じが大切だということです。特にスローテンポの「赤い風船とんだ」「夕やけのうた」などは暗い声になってしまうことが多いので、十分に注意して指導をしました。とにもかくにも「明るく」「生き生きと」がキーワードです。

午後いっぱい「名旋律集」の練習に取り組み、夜は「かもめの歌」です。時間を投入したのは「かもめの歌」と「きみは鳥・きみは花」の2曲でした。詩についての説明をする時間は無く、ひたすら音取りと歌い方に没頭した時間でした。

嶋田先生としては、「なぜフォルテなのか」「なぜクレシェンドするのか」といった表現を、歌詞に対する共感とともに練習し組み立てていきたいのですが、ひとまずは表現記号に忠実にすることを優先したわけなのです。それで、まがりなりにも、音を正確にして楽譜に書いてある表現記号のとおりに歌う子どもたちに感謝の念を禁じ得ません。

特に「かもめの歌」の詩の意味は非常に難解だと思うので、いずれ早い時期に、このページに記載したいと思っています。

「葡萄と風と赤とんぼ」「雲」「雨の遊園地」については、ずいぶん以前から取り組んでいましたので大丈夫です。特に「雲」「雨の遊園地」は6月の合唱祭で歌い上げた貯金が生きています。6月の演奏(このHPにアップされています)とは微妙に異なる部分がありますが、それは歌うみなさんの心の中で音楽が発酵しているということで、むしろ望ましいことです。

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