女声合唱団「青」のみなさんとの合同練習。実は嶋田先生は,去年からこの日に予定を入れておりました。それは,NHKのど自慢小牧大会。翌23日(日)が本番オンエアで,22日はその予選会。予選会には250組が参加し,上手な人やおもしろい人など25組が選ばれて,日曜日のテレビに出るのです。
ここ数年,毎年ねらっていたのですが,「空」の合宿と重なったり,学校の盆踊りと重なったりして申し込みができなかったのですが,今年は盆踊りとも合宿とも重ならない日が愛知県大会で,去年から出場を予定していました。
この日の合同練習は,空の1年間全てのスケジュールを決める時に,あらかじめ「青」の大橋多美子先生にお願いをしてありました。5月30日は学校の運動会,8月22日はNHKのど自慢ということです。
申し込みをした往復ハガキが帰ってきたのは7月31日でした。そこにはこう書いてありました。
「…(前略)…1764通のお申し込みをいただき,選出の結果,あなた様のお申し込みは残念ながら選にもれましたので,ご通知申し上げます。…(後略)…」
というわけで,予定を変更して嶋田先生が合同練習の指揮をすることになりました。でも,嶋田先生が来ないということはずいぶん前から「空」のみんなに伝えてあったからでしょうか,「空」の子の参加が予想より少なくて残念でした。ちょっと合宿でガンバリすぎたかな…。疲れもあったのかも…。
「東北の讃歌」についての表現やイメージについては,以前に書いたとおりですし,指摘したポイントも同様です。参加してくれた「空」の子と「青」のみなさんはよく歌ってくださって,成果は大きなものがありました。
特筆すべきは,3年生のNさんが,ソロを歌ってくれたことです。その部分は3人で歌うことが合宿で決まっていたのですが,他のソリストは残念ながら欠席。自分1人だけだということは朝のスタートから分かっていますから,普通なら緊張して歌えないと思います。「空」の仲間だけでなく,「青」のみなさんもいる中ですしね。その勇気に拍手。そのような積極性,あるいは主体性はとても大切です。何よりも嬉しかったことは,「言われなくても自分の判断でやった」ということです。言われてもできない人が多い世の中ですからね。
小さなことと思われるかもしれませんが,嶋田先生にとっては大きな出来事でした。
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