SORA NOTE

嶋田先生から空のみんなへ


ふれあい合宿1日目
一人で歌う力を身につけるために

合宿1日目。この日は名古屋市の給料日で,管理職(校長か教頭)どちらか一人は学校にいなくてはならず,嶋田先生は夕方からの参加になりました。1年前,合宿の日程を決める時に気付かなくてはなりませんでした。ご迷惑をおかけしたこと,お詫び申し上げます。

夜,浜田先生から聞いたのですが,恒川さんがとても良い練習をしてくれたとのこと。恒川さんは今や合唱団「空」に無くてはならぬ存在になりました。嶋田先生の片腕です。

夕食後,「東北の讃歌」から「鮭の大助」と「でこでこ三春」。パートごとに音程を確認しながら,ハーモニーを確認していきます。人数が多いので,心地よいハーモニーができます。
それと,ソロを決めなくてはなりません。全員でソロパートを確認した後,一人一人に実際に歌ってもらいます。思うところあって,先生はみんなに背中を向けて,誰が歌っているのか分からないようにして声を聴きました。7月25日にも書きましたが,一番良いのは,伴奏がなくても楽器の助けがなくても,自分の力で正確な音程と豊かな表現で歌えるようになることです。これはとても難しいことなのですが,大きな目標です。その力を身に付けるためには…と言うと,やはり一人で歌うことです。

ソロを誰がやるのかは絶対に決めなければなりません。短い時間で済まそうと思うなら,あらかじめ先生が候補者を考えておいて,その人の声だけを聴けばよいわけです。それをしないで,あえて数倍の時間をかけて,全員の声を聴く場を設定したのは,一人で歌うという力を少しでも身に付けてほしい…という願いがあったからにほかなりません。歌えない子は少しでも歌えるように。かなり歌える子はレベルアップを目指して…。

「東北の讃歌」という曲は50人くらいの人数を想定して作曲されていますが,「空」の子だけでもかなり充実したハーモニーが響くようになってきたと思います。

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